エメルソン･ローヤル入団会見「ピッチに出る日はいつも、ベストを出すと約束する」

バルサは自分の夢であり、多くの人たちの夢でもあると語るブラジル人ラテラル
レオ･メッシに憧れ、ダニ･アルベスがアイドルだという

エメルソン･ローヤルがFCバルセロナの新選手として入団紹介されました。びしっと黒いスーツに身を包み（蝶ネクタイ！）、親近感のわく笑顔でバルセロニスタへのコミットメントを誓ったブラジル人ラテラル。地味目な選手だけに、メディアの扱いも同伴したラポルタの言葉が上になっていますが･･･ 面白そうな選手ですしピッチでの躍動が楽しみになってきました。やはりプレゼンは大事ですね^^

責任を持ち全力で仕事に関わっていく

このエメルソン･ローヤル（22）という選手、ちょっと“持ってる”人かもしれません。というのも彼が入団プレゼンテーションされた8月2日は五輪大会でスペイン人メダリストが生まれず、バルサ系スポーツ紙の表紙を取れたからです。それでもSPORTは表紙の6割ほどをメッシで埋めましたが、MDでは堂々メインの扱い。シーズン開幕後も、ダニ･アルベス大先輩のように、主役になれる日が多く訪れますように。

入団会見での言葉も、バルサ選手となれた喜びが端々に表れていて初々しいです。ローヤルが何度も強調し、約束したのは、全力投入すること。同伴したジョアン･ラポルタは選手たちに高いコミットメントを求めていますから、こういうローヤルの姿勢は嬉しかったことでしょう。

「僕にとって、バルセロナにいるというのは光栄なことです。（ベレッティやダニを手本にしてという）会長の言葉にとても感謝しています。バルセロナは自分の夢だと、僕はいつも言ってきました」

「僕はここへたどり着くために、すごくハードワークをしてきました。このチャンスを活かしていきたいです。ファンのためにコミットメントを果たすことが、僕の仕事です。ピッチに入る時はいつも、自分のベストを出していくと約束します。それがバルサに対する僕のコミットメントです。全てのバルサファンに向け、ここでこの言葉を残しておきます」

なかなか良いこと言います。チームのために走り続けていれば、彼のすぐ横ラテラル席のファンたちが大いに喝采と激励の言葉をくれるでしょう。ファイトです。1年後、良い補強だったとホクホクしてるといいな。

憧れのメッシとダニ･アルベス

そう、エメルソン･ローヤルのポジションは右ラテラルです。レオ･メッシとの連携が非常に重要なポジションであり、レオと極上コンビを組んだ大先輩ダニ･アルベスのプレーぶりは非常に参考になるでしょう。レオとダニについて、彼はこう語っています。

「メッシが好調な時、対するのは不可能です。彼は世界最高のプレーヤーですし、一瞬でも気を緩めれば、大きなダメージを与えられます。彼とはコパ･アメリカ決勝で対戦しました。試合に負けたことは悲しいのですが、レオが優勝できたので嬉しいです。彼にはあのタイトルが相応しかったので」

「アルベスは僕のアイドルです。彼はフットボール史上最も多くのタイトルを勝ち取った選手です。彼とは、バルサ生活で考えられることについて話をしています。僕がこれまでしてきた仕事を続けていくように、と言われました」

「ブラジル人にとって、バルサでのプレーは夢です。僕は多くの人々の夢を代表しています。家族、友人たち、そしてここへ辿り着けなかった選手たちの夢を僕は代表しているんです」

ダニ･アルベスは戦闘力、個性、メンタル、メッシとの相性など全てが別格の選手だったので、ローヤルに同じことは期待しません。しかしダニに憧れ、手本として研さんに励むならば、また別のページをバルサ史に刻むことができるかもしれない。デストとのポジション競争が楽しみです。

ちなみに、、彼は自らをローヤルと呼んでほしいみたいなので、今後は主にローヤル表記で。メンフィス･デパイも「（自分たち家族を裏切った父の名字）デパイではなく、メンフィスと呼んでくれ」と言っていますのでメンフィスでいきます。