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伸るか反るかのアスレティック戦:デンベレ騒動の中、コパ1/4 final を賭けた決戦へ

デンベレ騒動が続く中、チャビバルサはコパ生き残りを賭けた一戦に臨む
1/4 final 進出のためには、サン・マメスでの一発勝負に勝たなければならない

FCバルセロナは今日、国王杯でのタフな試験に臨みます。1/8 final で行われるにはもったいない、昨季決勝の再現となるアスレティックとの一発勝負。チャンピオンズを敗退し、スーペルコパも逃したばかりのチャビバルサにとっては続けてもう一つのタイトルを失うことは避けたいですし、勝つことで反転攻勢への弾みとしたいところです。舞台はサン・マメス。デンベレ騒動が鬱陶しいですが、、全力を出し切っていこう。

結果が欲しい“決勝戦”

このアスレティック戦はバルサにとっては、12日のスーペルコパ準決勝(対マドリー)以来、中8日での試合となります。
スーペルコパに参加したことでラ・リーガが延期となり、お相手のアスレティックが決勝まで進んだ(そして敗れた)ことによって木曜開催となったわけですが、、準備時間は十分。この有利さを活かして勝利をものにしたいです。結果は出なかったけれど、マドリー戦の感触も良かったですから。

ぺドリアンス・ファティが戦列に復帰し、バルサのフットボールは良くなってきています。期待のフェラン・トーレスも加入した。競争力の復活を感じさせながらもマドリーに敗れた後、ロッカールームにてジョアン・ラポルタが行なった演説のように、あとは結果、なのです。

その結果が渇望されるのが、今宵(日本時間 21日午前5時30分)のアスレティック戦です。
チャンピオンズを敗退し、ラ・リーガも首位マドリーに大差を付けられて逆転できれば奇跡のレベル。このコパは獲りたいですし、勝ち進むことで若者たちの成長にもつながっていくでしょう。希望は着実に育ってきています。
プレー面でのターニングポイントがスーペルコパのマドリー戦だったなら、結果面ではこのアスレティック戦が流れを大きく変える転換点となってほしい。難敵に勝つことによる士気の向上は強力ですから。
重要な意味を持った“決勝戦”です。

チャビ「契約更新か、移籍か」

そんな非常に重要な試合を前に、カンプノウ界隈はデンベレケースによってざわついています。全バルセロニスタがもうウンザリだと辟易している、フランス人エストレーモの契約更新問題。クラブは選手側の時間稼ぎ戦術にここ数ヶ月間も振り回されており、それによって試合への集中が乱されるのは腹立たしいことです。

昨日の前日会見では、チャビ・エルナンデスがかつてない確固たる口調で最後通告といえるコメントを発しています。

「私に言えるのは、私たちが複雑で難しい状況にあることだよ。もしデンベレが契約を更新しないなら、決断をすることをクラブは決めた。それは簡単ではないけれど、マテウ・アレマニー(フットボールディレクター)はもう5ヶ月前から彼の代理人と交渉をしているわけで、私たちとしてはこれ以上待つわけにはいかない。契約更新か移籍か、どちらにするのか、だよ。優先されるべきはクラブの利益、これはハッキリさせておくべきだ」
「彼はもっとチームのことを考えるべきだ」

彼をスタンドに送る(干す)ことは考えてない。契約更新か、移籍先を探すかだよ。これ以上は待てないので、どちらにするかだ。彼が決定権を握ってはいるけれど、スタンドへと送る選択肢は考えていない」

監督は干すことは考えていないと言いますが、この記事を書いている途中、デンボウズがこのビルバオ遠征の招集リストから外れることが正式に発表されました。出発までに選手側から良い返答がなければ、ヤツはアスレティック戦には呼ばないという。チャビに苦労は絶えません。

この記事の公開直前、デンベレが招集リストから外れる旨が公式発表される。

いくら“最後通告”だと言ったとしても、選手側の同意がなければ移籍も契約解除もできないわけですから、代理人としては無視していれば良いわけです。おそらくは、今後もこれまで同様の戦略を続けてくる。チャビとしては干すことも真剣に考えざるを得なくなるでしょう。

シーズンの重要局面となる試合を前に、こんな問題に振り回されていること、それによってチームに悪影響が及ぶことが最も懸念されます。ロッカールームがどのようになっているのかは知るよしもないですが、乱されることなくアスレティック戦に挑み、待望の結果(勝利)を持ち帰ってくれますように。

コメント

  1. トム より:

    チャビが中途半端な未練を見せずはっきりと、契約更新か出ていくかの二択と言ってくれたのは良かったですね。
    これでアレマニーも躊躇せずに、レンタルなりで移籍先を探せるでしょう。
    後はデンベレ放出の給料分で、チャビが欲しがっているCFかウィングもう一枚の補強をしなくてはなりません。

    まあ今はビルバオ戦ですね。しかしサンマメスの一発勝負は、試練ですね…。
    やる事はいつも通りです。
    ビルバオ4-4-2のハイプレス守備をGKからきっちりポストプレーも利用してかわし、ボールを繋いでウィングから攻め、チャンスを確実に作って決める。
    守備ではイニャキのスピードを抑え、できるだけセットプレーを与えず、与えた時もしっかり戦って守る。
    激戦間違いなしの一戦、雑音に惑わされずしっかり応援します。