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【マッチレポート】国王杯 1/8 final アスレティック 3-2 バルサ

泣きっ面に蜂のコパ敗退。

執念で二度追いつき延長戦とするも、厳しいPKで敗北。
希望だったアンスとぺドリが負傷するなんて非情すぎる。

チャビバルサの国王杯2021/22は 1/16 final で終了となった。土壇場で延長戦へと持ち込み、最後の瞬間まで闘志は示したものの、内容面では明らかにアスレティックが上回り。先週のスーペルコパとは異なり、相応なる敗北といえる。さらにはアンスぺドリが再び負傷してしまったことで痛みは倍増。勝って士気をバーストさせる目論見が崩れただけでなく、大ダメージを受けての帰宅となっている。

試合 覚え書き (雑)

●立ち上がりはアスレティックの圧力に窒息させられた。バルサもハイプレスを仕掛けはしたものの、出来栄えはバスクチームが上。右サイドに位置したニコ・ウィリアムスの速さは脅威で、わずか2分での得点もこのサイドから。ジョルディ・アルバがぶち抜かれた後、ムニアインの技ありロスカが決まりアスレティックがあっさり先制に成功している。



●若さでなら今のバルサも負けてはいないが、こちらはアスレティックの組織立ったプレスを掻い潜るほどには洗練されてないので苦しい。ボールは保持しても得点機まではたどりつけず、パスが連続して成功することも多くない。得点の匂いといえば新戦力フェラン・トーレスのデビュー弾とぺドリの土壇場弾が決まった二つの場面のみだった。

●アスレティックはニコ・ウィリアムスが猛威を振るい(後半は兄のイニャキも)、試合を通じて10回以上も危険を作っている。それを考えると、よく延長戦までいけたものだ。テル・ステーゲンのパラドンが二度三度窮地を救い、ピケの身体を張った守りも熱かった。チャビはあれこれと手を打ってはみるのだが、残念ながら効果は現れてこない。中盤を厚くし、コントロールの度合いを増やす狙いも機能しなかった。

●86分にセットプレーからイニゴ・マルティネスの得点が決まった時には、これで試合は終わったかにも思えた。そこから93分の土壇場同点弾を決められたのはさすがだ。ダニ・アルベスの魂のオーバーヘッドセンタリングを、鋭い左足弾で仕留めたぺドリ!全バルセロニスタが叫んだであろう瞬間。その少し後に、立て続けに悲劇が起こるんですけれどね。。。

●95分にアンス・ファティが涙ながらに負傷交代し、106分にはアルバがハンドの判定を受けてPKの決勝弾。そして108分にはぺドリまでもが怪我をしてピッチを去り、、スコアは拮抗していたとはいえ、内容ではアスレティックの完勝でした。バルサはコパを失ったうえに、ダメージも大きく。芽生え始めてきた希望が、根こそぎ刈り取られたような気分だ。

トピックス




Copa del Rey | 1/8 final
20 de Enero 2022 – jueves 21:30 h
San Mamés
:44,000
Athletic Club FC Barcelona
3 2
Goles
Muniain (2)
Ferran Torres (20)
Iñigo Martínez (86)
Pedri (90+3)
Muniain (106pk)
Titular
Agirrezabala 【5】Ter Stegen
De Marcos 【4】Dani Alves
Vivian 【4】Araujo
Iñigo Martínez 【5】Piqué
Yuri Berchiche 【4】Jordi Alba
Dani García 【4】Busquets
Vesga 【4】Gavi
Nico Williams 【7】Pedri
Muniain 【6】Ferran Torres
Sancet 【5】Abde
Raúl García 【5】Jutglà
Cambio
Iñaki Williams
cambioSancet (52)
【5】Nico
cambioAbde (46)
Berenguer
cambioRaúl García (79)
【4】Frenkie
cambioGavi (61)
Balenziaga
cambioYuri Berchiche (91)
【5】Ansu Fati
cambioJutglà (61)
Lekue
cambioDe Marcos (105)
【4】Dest
cambioAnsu Fati (96)
Zarraga
cambioNico Williams (106)
【5】Braithwaite
cambioPedri (108)
Nolaskoain
cambioVesga (117)
Entrenadores
Marcelino García Toral Xavi Hernández
Arbitro
Munuera Montero (andaluz)
Tarjetas
Dani García (30)
Piqué (76)
Pedri (97)
De Marcos (104) Frenkie (104)
Jordi Alba (105)
Iñaki Williams (119)
Muniain (120)
名前の次の数字はSPORT評価点:平均点【5】
Estadisticas
1a 2a pr Total Total pr 2a 1a
1 1 1 3

Golesredcard

2 0 1 1
19 (7)

Tiros a puertaredcard

7 (3)
5 3 2 10

Ocasiones de Golredcard

2 0 1 1
4 3 1 8

Cornersredcard

3 1 1 1
3 3 1 7

Fueras de juegosredcard

6 4 2 0
372

pasesredcard

772
33.3% Posesion del Balon 66.7%
163 perdidas de balon 174
70 recuperaciones de balon 64
24

Faltasredcard

22
4

Tarjetas Amarillasredcard

4
0

Tarjetas Rojasredcard

0
Formación
メンフィス、セルジ・ロベルト、ウンティティ、エリクが負傷中。ルークが出場停止。デンベレは招集外。
ネト、デスト、リキ・プッチ、ブライスウェイト(祝復帰)、ニコ(祝トップ登録)、ラングレ、フレンキー、ミンゲサ、イニャキ・ペーニャ、バルデ、アルナウ・テナスがベンチスタート。

ぺドリが先発に復帰。存在感を放った。前線は基本的にはフェラン・トーレスが右、アブデが左だったが、状況に応じて入れ替わる場面が見られた。ボール保持時には両ラテラルが前進し、ブスケツが最終ラインに入る。

1人目の交代はハーフタイム明け。アブデに代わってニコ(背番号が14に)が入り、右の偽エストレーモとなっていた。
続いては2人同時となり、ガビとジュグラに代えてのフレンキーとアンス・ファティ。
後半はムニアイン対策でピケとアラウホの位置が入れ替わった。
4人目の交代は延長戦に入った96分で、負傷してしまったアンスに代えてのデスト。
さらにぺドリまで負傷し、復帰したブライスウェイトと交代している(108分)。
最後はアラウホが前線に上がるパワープレイ。

Titular Final
先発時 終了時

2022年1月21日(金)、アスレティック戦翌日のバルセロナスポーツ紙です。

MD「砕けた者たち」

md

  • ■ 砕けた者たち
  • → バルサは二度スコアで追いついたが、物議されるPKの末に延長戦で倒れた
  • → アンス(涙ながらにピッチを後にした)とぺドリが負傷、相応なKO負けにおける最悪の出来事
  • とデンベレ混乱
  • → 戦いが始まる;チャビは彼を家に残し、フランス人は声明を介して“脅し”を訴えた

SPORT「泣く」

  •  泣く
  • → 延長戦におけるPKで決した好ゲームでコパ敗退となったバルサ
  • → 非常に辛いKO、アンスとぺドリが再び負傷し離脱に
  • 完全な戦争!
  • → バルサはデンベレを招集リストから外し、彼に出口を示す。フランス人は冷たい声明文で応じた

コメント

  1. イザナギの目 より:

    ズタズタですね。もうアンスファティを戦力として考えないほうが良いのかなと思います。何せチームとクレの士気が下がります。最近別記事で足の筋肉がボロボロでクラブ内で起用の意見が別れてると見ましたので不安が過りましたが。やはりでしたね。ただ彼にはメッシ後の10番をフロントと全クレの希望で託しただけにちょっと失敗したなぁと感じています。もう今季はなるようにしかならないので来季以降は新9番以外に新10番も探す羽目になるかも知れませんね。

  2. トム より:

    二度のビハインドを追いつき延長戦へ突入する、メンタルタフネス性は良かったと思います。
    ただ、単純に戦力が足りなかった。
    この状況で、ファティとペドリのケガは痛いですね。
    今季はクーマンによる甘すぎるフィジカル練習を立て直す所からやっているだけに、ある程度の怪我は仕方ないのかもしれません。

    前半から予想通りビルバオの激しい4-4-2プレスに直面しました。
    ある程度はかわせていましたが、まだ慣れないアウベスが前半だけで3度の致命的なミス。
    その初めのミスを決められ、正直前半は相当怖かったです。イニャキの弟のニコまでとんでもないスピードでした。恐ろしや。
    ただアウベス、後半はしっかり安定させたのは流石でした。
    前半の攻撃は、CFがジャグラだった事もあってGKからのポストプレーがまるで使えず、パス回しのみでビルバオの鬼プレスをかわさねばなりませんでした。
    苦戦の原因はほぼこれだと思いますが、それでもクーマン時代とは見違えるようなパス回しを見せ、何とか戦えていました。
    そして前線サイドでの素晴らしいパス回しからフェランのゴラッソ。
    これができるクラックをこそバルサは必要としており、未来を感じさせる一撃でした。

    しかしジャグラとアブデは、やはりこのレベルの相手では中々通用しません。
    元々Bの崩し屋であり、そう簡単にトップレベルでやっていける筈もないので、まだ結果を求める訳には行かないのです。
    しかし今のバルサには何よりも結果が必要であり、Bの攻撃的選手の使い方は難しい。
    チャビとしても悩ましい所でしょう。

    後半はアブデに替えてニコの投入。
    これでガビをウィングの位置に上げ、ビルバオ2トップによるプレスを躱すためにブスケがCBの位置に下がって3バックのような形となります。
    さらに疲れの見えるガビに替えてフレンキーが入りますが、ここでウィングがいなくなり、ニコが右サイドに張る事になります。
    ここが今のバルサの戦力不足であり、ニコは良い形でボールが渡っても、崩しができる選手ではないので、停滞してしまいます。
    デンベレがここで使えていればと思いますが、もう彼は居ない物として扱うべきなので仕方ありません。
    デンベレを早く出して新たな補強をすべきですが、中々難しそうで…。

    ウムティティとデンベレの問題は頭が痛いですが、バルトメウの負の遺産はもう仕方ないと受け入れるしかありません。
    デンベレの声明文も業腹ですが、もう彼の協力は得られないと見て良さそうです。
    ウムティティのゴネ得のような契約延長も影響しているでしょう。
    アレマニーの説得も頑なに拒否されそうです。
    しかしもしプレミア方面から、デンベレの代理人も納得できる良い話を引き出せれば、何とかなりそうです。
    結局デンベレもウムティティもお金の問題なので、お金が無いバルサは耐えるしかないですが、他からお金が来ればあっさり解決しそうです。
    それが無ければあと半年我慢する事になるでしょう。そうなれば、クレのブーイングはもう避けられないでしょうね…。

    結局最後はアラウホを上げてパワープレーですが、ここでアラウホを使ったポストプレーが結構スムーズに機能します。
    これがチャビがCFを欲しがってる理由で、ルークが機能する理由でもあります。
    GKからMFまでハイプレスをかけてくる相手には、直接DFラインを攻略できる方法があれば、かなり有効に機能するはずですから。
    ルークが使えなかった事も、この日は痛かった。

    結果は出ずケガ人も出ましたが、ピッチ上で我々が目にした物は決して悲観的な物ではありません。
    今季は戦力が足りないながらも、戦術は整備され、インテンシティも強化され、メンタルタフネスも上がっています。
    堂々と胸を張って、バルサの旗を振って歩いていける状態だと思います。
    まだ今季は半分残っていますし、ELもありますから。

  3. buzzword より:

    スクラップ&ビルド
    2年後の黄金時代が待ち遠しいです

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