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デンベレとの交渉は決裂:冬市場での放出を目指す

バルセロナとフランス人エストレーモの交渉がついに頓挫した模様
冬市場が開いている残り2週間での移籍はあるのか

何ヶ月にも及んだ、FCバルセロナとウスマン・デンベレのメロドラマがようやく終局へと向かっています。バルセロナ方面で報じられる情報によると、これまで煮え切らない態度を示してきたデンボウズがクラブに対して契約更新オファーを受け入れない旨を伝達。何もしなければ6月末での無料移籍となるため、早急に手を打つ必要があるのですが、選択肢も時間も限られているために頭の痛いところです。さあどうする。

契約更新を受け入れない

今回の情報源は、バルサ界隈で有名なるジェラール・ロメロ記者のようです。ロメロ記者が16日に twitch を用いて発信したところでは・・・

デンベレがバルサに対して、彼らが提示する条件での契約更新を行わない考えを通達。デンベレは自分が世界トップの選手であり、相応しい額の給与を支払われるべきだと考えており、その額はバルサには受け入れられないものである。デンベレは1月での退団ではなく夏に無料で去ることを望んでいる。”

デンベレは5年間で税込2億ユーロ近く(手取り年約2,000万ユーロ)と代理人と選手へのコミッション(各2,000万ユーロ)を要求している。バルサにはその額を払える他クラブがあるのかを疑問視している。”

“現状において、バルサは早急なる行動を計画する。まず選手に対しては、契約更新オファーを取り下げる旨を伝えた。契約解除金を今日にも引き下げる。選手にはもうバルサでプレーすることはないだろうと伝える。”

ここまでの実績でよくそんな要求ができますね、ということで、交渉決裂であります。泣く泣くメッシを放出したのに、デンベレの保持に無理をする道理なんて存在しない。

2日間のリミット

このロメロ記者の情報を受け、翌17日にはSPORTやMDがそれぞれに続報を伝えています。
MDによると、選手側からのオファーに対する正式な返答はまだありません。しかしもし48時間以内に返答がないのであれば、それはデンベレに残留の意思がないからだと判断し、冬市場での放出を目指して動いていく。
デンベレを夏に無料で獲ろうと狙っているクラブを割り出し、半年前倒しでの移籍を提案していく考えのようです。どのクラブが背後にいるのか、まだ確証はない様子。

デンベレの代理人ムッサ・シッソコは言うに及ばず、デンボウズ本人にも、最初から契約更新の考えはなかったのだろうとバルサ側は考えています(SPORT)。ひょっとすると、以前伝えられていたように、選手には残留の意思が多少なりともあったかもしれませんが、、フェラン・トーレス加入で状況が変化したとも考えられます。
代理人氏の狙いが、他クラブとの自由交渉が解禁される1月を迎えることだったのは間違いない。時間が過ぎるほどに打てる手は無くなっていくバルサは、早急に行動に出ねばなりません。

打てる手は限られている

今更デンベレ側が慌ててバルサの提案を受け入れるとは考えられませんが、もし翻意したとしても手遅れとなるようにオファーを取り下げるあたり、両者の関係の壊れぶりが見えます。
では、これからマテウ・アレマニーたちはどう行動していくべきか。選択肢は非常に限られています。

  • 安価でも移籍させる
  • 契約解除
  • 干す

多少なりとも移籍金を得られれば万々歳で、一番の目的は高額な給与を2月以降は支払わなくても良い状況とすること。冬市場でさらに補強をするためには、給与削減によってFFPの余裕を作る以外にないからです。

この3つの選択肢で実現可能性が最も高そうなのは、安価もしくは無料での移籍でしょう。ただしデンベレが合意をしなければ、実現はしない。一方的に契約解除をしても、裁判所の裁定が必要になるため即座の給与削減に繋がりませんし、結局のところデンベレ次第となります。他クラブからの無料移籍ボーナス次第、かもしれません。

干す、に関しては、、そんな選手が残りシーズンの間ロッカールームにいる事による悪影響を考えると、現実味があるとは考えにくいんですよね。チャビがそれを望むかどうか。
冬市場での退団を受け入れさせるための脅しの手段、として、1つ2つ招集外にして、、ならあるかもしれません。今ならアンス・ファティフェラン・トーレスがいるので、デンベレの必要性は低くなっている。残り2週間の腕相撲です。

1月18日のSPORTは2014年にモナコ移籍で仮合意していたビクトル・バルデスを例に挙げ、怪我がちのデンベレが残りシーズンのどこかで怪我をするリスクを考慮すると、この代理人の戦略は時間が経つほどに危険度を増すと指摘。

コメント

  1. イザナギの目 より:

    デンベレの潜在能力は別として今までの数少ない功績を見てもと常識人なら年俸アップの契約更新オファーはまずあり得ない。狂人バルトメウでも多分しないだろう。しちゃうかも笑?近い将来的には右ウィンガーはカンテラにはラミンヤマルがいるしバルサBにはファビオブランコの金の卵達がいます。しかし、今現在デンベレが抜けた場合トーレス達には正しい高いレベルの競争をしてスタメンを勝ちとって欲しいので外から連れて来るなら競争から逃げない能力の高い若いウィンガーが欲しいですね。無理か笑。

  2. イバン より:

    トリンカオが戦力として計算できてれば良かったのですが、今季も16試合出場12先発で0ゴール。
    これでは、厳しい…。
    デンペレは年棒枠のことも考えてバルサも無理に残すとは思えなかったし本人も問題はこのままではW杯に出れなくなる可能性が高くなるので上手く落ち着くと思います。W杯イヤーだったことがバルサにとってはウンティティの更新に繋がったわけですから今のところはついていると思いたい…

  3. ジオ より:

    この件に関しては、フロントの動きに不満が残ります。結果的に相手の土俵で相撲を取ってしまった……これはラポルタの要望でこれだけ動きが遅かったのか?
    アレマニーほどの人なら、昨年末に期限を設けてウィンターマーケットでフルに動けるようにするはずですよね。ここまで無意味に時間をくった要因を知りたいところです。
    私としては元々契約延長には反対だったので一刻も早く退団してもらいたいですし、まだ出ないというのであれば練習にも参加させないと、厳しく対応してもらいたいですね。
    カンプノウで起こるであろう指笛の嵐で、上向いて来たチームの雰囲気を壊して欲しくありません。

  4. トム より:

    結局代理人の要望が通ってしまったようですね。
    デンベレも代理人を切る程の決断はできず、あり得ない額の給与はデンベレ側とクラブの価値観の違いからなので、埋まる事は無いでしょう。
    しかしあれだけ怪我で稼働率低いのに、世界トッププレイヤーとはね…。

    まあ後は移籍金をゼロにして、オファーするクラブの負担を少しでも軽くし、デンベレの給与分に当ててもらうしか無さそう。
    しかしあれだけケガが多い選手に高給を払えるクラブも少なそうです。
    となると、契約の切れる半年レンタルで給料50%払い等で妥協し、その分をFFPに当てるという所が現実的な路線でしょうかね。
    ニューカッスルやエバートン辺りがギャンブルに出て、取ってくれれば良いんですが。

    結局、年を取っても結婚しても、デンベレに人間的な成長は見られませんでした。
    もう少しチャビが来るのが早ければとも思いますが、まあ仕方ない。
    ここはきっぱりと決別し、アレマニーにデンベレを説得してもらい、何とかしてチームから出てもらわないとマズいですね。
    チャビはバルサの選手は精神面でチャンピオンであらねばならないと宣言した直後だけに、こういう態度の選手をいつまでも残すのは弊害が多いでしょう。

    デンベレが出ていく前提だと、もう一人CFを取らねばならず、これもまた難しい問題です。
    今季は最後まで荒れそうですね…。

  5. たいき より:

    代理人も選ばなくてはだめですね。家族が代理人の選手も厄介ですがこれ程までに魂胆がみえみえな代理人も失笑レベルです。そこまでの活躍をしていたかと言えばそうとも言えないし同年代の他のチームの選手のほうが活躍しているでしょう。出すほうが懸命です。

  6. ぼこ より:

    ケガと選手の価値は難しいですね。明らかに価値が目減りしている中での売却は困難な判断だったし、ここまで来たら選手も夏を待つだろな。
    干していいと思ってるけど、移籍先でどうかはちょっと気になる。

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