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チアゴ 「ティトはチームに欠けていたものをもたらせる人」

 

今季新加入のセントロカンピスタが、1年を振り返る。

本日は細々としたニュースやウワサ話はあるのですが、大したヤツはない(と勝手に判断した)ので、昨日各方面で掲載されましたインタビュー記事のコメントを紹介します。シーズンはまだ終わっていないけれども、いつものように慌しくもない。そのせいか最近は色んなところで、選手たちのインタビューを見かけるようになっています。今回紹介するのは、2011/12シーズンの新加入セントロカンピスタであるチアゴ・アルカンタラとセスク・ファブレガスによるものです。で、まずはMUNDO DEPORTIVO紙によるチアゴから。

 

全てが去った一週間

チアゴは最初に、「残念ながら全タイトル獲得はならなかったけれども、最初の3つを獲れたし、他の2つも最後まで争えた。コパがどうなるかやけれど、良いシーズンだったと思う」とチームとしての1年を総括。個人レベルについては、こう振り返りました。「僕はまずU-21ユーロへと行って、その後にプレシーズンに入った。最後はそのツケがきたんだ。でも期待していたよりもたくさんプレーできたし、とても好いシーズンだったよ。来年はもっとプレーできるよう期待している」

ではシーズンで一番きつかったのはいつか。それは言うまでもなく、アノ時であります。「全てが僕らの手から去っていった週やね。僕らはこの一年、ビッグタイトルを獲得するために懸命に働いてきた。それが一週間で全部消えてしまったんや。よりきつかったのはリーガよりもチャンピオンズ。リーガのほうはずっと厳しいと分かっていたからね。対するチャンピオンズは好い感じできていたのに、2試合とも運が味方しなかった」

 

試合の教訓、人生の教訓

リーガに関しては、チアゴは「マドリーの方が僕らよりも好いシーズンを送ったし、祝福するだけ」とライバルに賛辞を送っているのですが、114ゴールを決め、勝点91を稼いだのに優勝できないのはしんどいのに違いありません。「そうやね、でも僕らはたくさんゴールをミスってもいた。審判のことを問われもするけれど、僕らは自分らのことを見る必要があると思う。だって僕らは、たくさんゴールをミスったんやからね。シーズンのことを忘れる必要はないけれど、将来のために多くを教訓にしなければならない」

かつてはデコが放っていたようなミドルも、今季は少なかったように思います。2列目からの飛び出しも。「僕らもそれは時々考えたよ。でも僕はそれは単に、以前は入ってたのが入ってないだけのように思うんや。中盤はゴールを狙うひとつのオプションやね。2列目から入っていくことでデランテロに全ゴールの責任を負わせずに済むし、それが僕らの狙っていたことなんや」

トップチームでの初年度については、「初日からグループに入っていけたし、こんなに人として出来たグループはない。僕らはすごく団結している」と満足感を表すチアゴ。反対に不愉快だったのは、「起こってもいないウソの情報を流すメディア。ロッカールーム内に留めておかないこともいくつかあった」と彼はコメントしています。悪辣キャンペーンを仕掛ける人たちはいますからねぇ。また病に倒れたティトとアビダルについては、「彼らは僕らの手本となってくれたんや。僕らは人生の大きな教訓を手にしたよ」というチアゴです。

 

ペップとティトについて

そして話題はペップ・グアルディオラの退団へと移っていきます。あの日ミスターからの話があった時のことを、アルカンタラの長兄はこう説明しました。「彼が話し始めたとき、僕はどっちなんやろうかって思ったけれども、僕らの誰も退団を期待していなかった、あるいは予感が当たってほしくなかったんやと思う。正直、心の準備は出来てなかったね。ミスターはバルサに全てを与え、フットボルを高みへと導き、プレースタイルやカンテラ重視、仕事への取り組み方など、後世への遺産を残してくれたよ」

後任となるティト・ビラノバについては、チアゴはこう述べています。「ティトは今シーズンの僕らに欠けていたものを全部もたらせるし、僕らが持っているものを伸ばしていけるよ。彼もまた、この成功を作った一人やからね。僕らはスーパー落ち着いてるんや。彼の一番の特徴?彼はペップやチャビと同じくらいフットボル狂やね。彼は戦術をすごく簡単にしてくれる。試合前に彼と話すと、すっと落ち着くんだ。選手をどう動かすか彼は知っていて、プレーについて説明してくれる」

「ふたりはまったく違った人間だけれど、ティトのもたらしてくれたものもすごく大きいんだ。僕らは落ち着く必要があると思うし、来シーズン彼がどんなふうにするのかを期待していようよ」

では最後に、ペップ時代最後となるアスレチック・クラブとのコパファイナルについての、チアゴの意気込みをどうぞ。「両チーム共に勝利に飢えているから、激しくて感情の溢れる試合になるやろうね。僕らはリーガとチャンピオンズで刺さったトゲを抜きたいし、彼らはヨーロッパリーグ決勝で敗れている。どちらのチームも、全力で優勝を狙っていくだろう。僕らは最後の瞬間まで、勝利を目指していくよ」。信じてる!バモス!

(※続きまして、セスクのインタビュー記事はこちらです

 

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