引き分けも痛いが、ビッグサム負傷はもっと痛い
ウンスエ率いるセルタをカンプノウに迎えてのリーガ第14節は、バルセロナにとって厳しい結果となりました。勝っているべき試合でチャンスを活かせず、2-2の引き分けに終わったことがまず痛いですが、守備の要サムエル・ウンティティが太ももを痛めて全治2ヶ月は痛すぎて泣ける。バルサはビッグサム抜きで約14試合を戦わねばなりません。
14試合を欠場となる
セルタ戦の70分、イアゴ・アスパスとのダッシュ競争の際にサムエル・ウンティティは右太ももを傷めました。筋肉に走る刺すような痛みにより、セントラルは走行を中断。ウンティティの追跡がなくなったことでアスパスはバルサ陣内に易々と侵入、最後はマキシ・ゴメスの同点弾となっています。
勝点を2つ逃すことになるこの同点弾は痛いですが、より痛いのはビッグサムの負傷が予想以上に重かったこと・・・ 3-4週間は覚悟していましたが、バルサによる「復帰まで8週間」のニュースはクレに衝撃を与えました。
8週間の離脱の場合、ウンティティはバルサで14試合を欠場となります。2月上旬に戻ってくるとして、欠場するのは
- チャンピオンズ 1試合(スポルティングCP)
- リーガ 8試合(敵地ビジャレアル、デポルティーボ、敵地マドリー、レバンテ、敵地レアル・ソシエダ、敵地ベティス、アラベス、敵地エスパニョール)
- 国王杯 5試合(1月3日~。カード未定)
幸いなのは、現在リハビリ中のハビエル・マスチェラーノがあと1週間ほどで復帰できるであろうことですが・・・ そのマスチェも、今週復帰したセルジ・ロベルトとアンドレ・ゴメスも、少し前のイニエスタも、みんな大腿二頭筋のトラブル。これは気になる一致です。
ベルマーレンの12月
大腿二頭筋の負傷が続いている、と聞いて怖くなるのは、特に年内はセントラルの主役になるであろうトーマス・ベルマーレンの太ももが無事でいられるかどうか。今のところは3試合連続フル出場、と無事期待に応えてくれていますが、怪我に泣かされてきたトーマスだけに常にスリリングです。
前節バレンシア戦(1-1)、今節のセルタ戦(2-2)と2節続けて引き分けたことで、来週末のビジャレアル戦(エスタディオ・デラ・セラミカ)はますます勝点を落とせなくなりました。とにかくはまずこの難関をいかに突破するかが重要。カンテラーノの起用も含め、一丸となった解決を期待しましょう。
このニュースのまとめ
- ・セルタ戦でサムエル・ウンティティが太もも裏を痛める
- ・クラブ発表によると、復帰には8週間が必要
- ・バルサでの公式戦14試合を欠場する見込み
- ・頼むぞベルマーレン(の筋肉)
コメント
今季は国内の試合だけ追いかければいいだろうと思っていましたが、
リーグも少し怪しくなってきた印象です。
悔しい試合結果ではありましたが、いずれの失点も今のバルサの弱点を見抜かれていたがゆえの失点でありそれに対応できなかったことが今のバルサの限界を感じさせます。
選手交代も最近は駒不足の影響を感じさせるものが多く、バルベルデ監督も相当に悩んでいるのではないでしょうか。
勝ち点を吐き出さないうちにチームを立て直せるのか、CBの補強で攻撃陣のテコ入れは頓挫してしまうのか、問題が一気に噴出してしばらく落ち着けそうにないです。