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ぷち情報集(3/26)

 

ヨーロッパがサマータイムに入ると、いよいよ春だなという感じがします。欧州はこの月曜日より、夏時間に突入。バルサ観戦時間もこれまでより1時間早くなるので注意が必要です。

カタルーニャはこれから一番ステキな気候へと入っていくわけですが、そんな3月の最終日曜日、バルセロナでは2012年バルセロナマラソンが開催されました。約1万人がエントリーしたというこの市民マラソン。ランブラスやサグラダファミリアなど観光名所がコースとなっていて、我らがカンプノウ前も走るすばらしさなのですが、これにバルサのトレーナーであるファンホ・ブラウも参加しました。前夜にフエラでのマジョルカ戦があり、本人のツイッターによれば睡眠時間は4時間足らずだったそうなのですが・・・走破タイムはなんと3時間32分!さすがはメッシが絶大な信頼をおくファンホだけありますな。

 

◇委員会からの回答届かず

土曜日のマジョルカ戦では、チアゴ・アルカンタラが黄紙2枚で退場となったFCバルセロナ。クレとして納得がいかないのは退場当然という悪質なファールによるものではなく、今回もまたカードを受けた選手が気の毒でしかないファール(であるかも微妙)での退場だったことです。

当然クラブとしては黙って受け入れることはできませんので、競技委員会に対してチアゴへの2枚目のカードは無効だとする申し立てを行う予定です。ビデオ映像で見れば、チアゴがハンドではないのは明らか。さすがに今回は主張が認められることだろうとの見解が主流になっています。

審判問題については火の手が治まる気配はなく、今日も様々なメディアでこの件についての話題が登場しています。ペップがマジョルカ戦後の会見で述べたように、各委員会がきちんとした基準を示さず、ぐずぐずの対応を続けてきたのがそもそもの問題。これでチアゴに関するバルサの申し立てが却下されれば、「ラモスの件はどうだった!スキャンダル!」と炎上確実です。委員会は処分の基準をはっきりさせ、それに違反した選手は青えんじだろうが白だろうが罰する、というように変更する必要があります。

で、以前ジェラール・ピケが審判技術委員会から競技委員会に訴えられた際、バルサのスポークスマンであるトニ・フレイシャがRFEFに対し、「ゲームのルールを教えてほしい」という文書を送ったのを覚えてますでしょうか。「どういった行為に規約が適応されるのかを説明してほしい。自分たちの参加しているゲームのルールが知りたい」とバルサは連盟に説明を求めたのですが、SPORT紙によれば、その回答は未だにないそうです。おそらく、もうずっと回答はないのでしょう。

 

◇正直者アレクシス

マジョルカ対バルサの先制ゴールは、各方面で議論を巻き起こしました。あれはアレクシスが触っているのか、それともメッシの蹴ったボールが直接決まったのか?サンチェスはどうも触ってないように見えるけれども、実はかすかに当たっているのかもしれない・・・

アイサ・ガメス主審はメッシのゴールであるとの判断をしていたのですが、それでもいくらかの迷いはあったそうです。ハーフタイム中も気になってならない。ならば直接、当事者に訊ねてみるのがいいではないか。ガメス主審は後半開始のためにピッチへと出てきたアレクシスの元へと向かい、実はどうだったのかを訊きました。するとサンチェスはこう答えたのです。「審判さん、僕はゴールしてないッスよ」

こうして謎は解決され、無事レオ・メッシの得点として報告書に記載されることとなったわけです。ここで「はい」と言えば、自分の得点となっていたかもしれない状況。魔がさす選手だっているでしょうが、アレクシスは正直だった。ビスカ、サンちゃん。

 

◇アビダル、手術前のハンドボール観戦

この3月26日は、バルセロニスタにとって気になる一日です。それはこの月曜が、エリック・アビダルの肝移植手術の日だからです。外野のファンとしては明日には届いているであろう朗報を期待し、ただ静かに祈るくらいしか出来ないのですが、そんなオペを翌日に控えたアビさんは昨日、カンプノウに隣接するパラウ・ブラウグラナにハンドボールを観戦しに行っています。

フランスのモンペリエをカサに迎えてのチャンピオンズ1/8ファイナルでの一戦で、FCバルセロナ・インテルスポルトが36-20できっちり勝利、無事1/4ファイナルへと進出したという試合なのですが、パルコを訪れたアビダルに対しては観客席全体から、大きな拍手が送られたんだそうです。セクションは違えど、そこはバルセロニスタ。みなアビさんの手術が迫っていることは分かっています。

そしてアビダルは試合を観戦後、手術を行うバルセロナ市内の病院へと入院しています。バモス!!

 

◇ドウデモ情報

スタンド観戦つながりのネタをひとつ。昨日はミニエスタディにてバルサB対アルコヤノの一戦が行われ、カメルーン人の新星ジャン・マリー・ドンゴウのフィリアル初ゴールによってエウセビオチームが勝利した(2-1)のですが、そのバルサ勝利の様子をパルコから見守っていたのがポルトガル人監督のアンドレ・ビラス-ボアス(無職)でした。

オリオル・ロメウをブルーズへと連れて行ったビラス-ボアス、大好きなバルサカンテラを観戦してナニを思ったか。ちなみに彼、有名人だけあってパルコでは多くのファンに写真やサインをねだられていたそうであります。

 

◇ロッカールームの出来事

本日26日のSPORT紙は”トップシークレット”として、「ペップの見解が変わった」という内容の特集記事を組んでいます。アトレチコ・マドリー戦後の会見で「私たちがリーガ優勝することはない」と爆弾を落とし、その刺激的フレーズが効いたか、あのパンプローナの悪夢以降はリーガ7連勝を達成したバルサ。明らかにリーガ戦線を巡っての風向きは変わってきており、ひょっとするんじゃないかというムードがファンやメディアの間には漂い始めています。そういった状況下、マジョルカ戦後にミスターが選手たちに向かい、「このプレーを続けていければ、私たちはすべてを勝ち取れる!」とスピーチしたというのです。

残念ながらトップシークレットの記事だけあり、現時点ではウェブ版には「詳細は印刷紙面で」と切ない文章だけが掲載されているのですが、ついにペップが逆転はあると選手たちを鼓舞したのであれば、こちらもボルテージが上がります。モチベーターとして大きな才能をもつグアルディオラが、時が来たと感じたわけです。

一方、白組さんに関してはこんなニュースが届いています。ビジャレアル戦の終了後、モウリーニョが選手たちに対し、「メディアの前では、審判が2ポイントを盗んだとだけ言え」という奇天烈命令を出した。それに対してある選手が「俺たちがすべきは良いプレーでしょ」と反論したところ、モウは表情を変えてカランカとともに退室。そしてマドリーは監督ならびに選手は一切コメントを行わないと発表した―。

またEl Pais紙(本社マドリー、スペインで最も広く読まれている日刊紙)によれば、マドリー選手たちはこのボスの言葉を受けて木曜、カシージャスとラモスが選手たちだけのミーティングを招集し、こんなやり方はモウたくさんではないかと話し合ったそうです。陰謀説を展開しても、マドリーの利益になんてならないじゃないかと。一方でモウリーニョは自分が外されたことに立腹。マドリーのロッカールームは大いに爆弾含み、という報道です。

バルサにせよマドリーにせよ、ロッカールームでの出来事はチーム最大の秘め事であり、話されているのはあくまで推測にすぎません。外野は巷に溢れる情報の信じたいところを信じ、酒の肴とすれば好いわけですが、クレとして願うのはこの爆弾が実在して大いに炸裂し、白い館が大炎上するところが見てみたいな、ってなところです。もちろん、ペップの言葉でバルサ選手が勝利を確信し、連勝街道大ばく進というのにも期待。

 

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