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ラ・リーガは(少なくとも)2週間の中断:その先にある“4つの可能性”

コロナウイルス感染拡大に伴い、ラ・リーガも2週間の中断を決定
状況が正常化しなければ、次の対策を取らねばならない

コロナウイルス感染拡大による、スポーツイベントの延期・中止が相次いでいます。MDが「ほぼ例外なく」というほどに軒並みの延期で、印象としてはスポーツ終了。ラ・リーガもまず2週間の中断が決まりました。バルサ関連ニュースは少なく、一番目立っているのは復帰目前のセルジ・ロベルト坊主頭になっていることでしょうか。

ふんわりヘアが特徴のセルジだったので、トレーニング動画でも最初は誰だか分かりません^^

ラ・リーガ第28節・第29節の延期で合意

坊主になったセルジ・ロベルトはさておき・・・ 昨日(12日)の関係団体会議によって、ラ・リーガ1部・2部の中断が決定されました。期間は、少なくとも2週間(3月25日まで)。
FCバルセロナは今週末のマジョルカ戦と、来週末のレガネス戦が延期です。

日本ではイタリアでの新型コロナウイルス感染が話題となってきましたが、スペインも感染者が急増中で。12日時点で2,968人が感染し84人が死亡、政府閣僚が感染、バルセロナ近郊の4つの町が封鎖・・・ と大変な状況になっちゃってます。
レアル・マドリーのバスケットボール部からも感染者が出るなど、無観客開催を押していたラリーガも中断は不可避の流れでした。

今後の15日間でコロナウイルスを巡る状況が改善して正常化までこぎつけ、コンペティションが無事再開されるなら、延期された2試合をどこかにねじ込むのは可能でしょう。
問題は事態が2週間で正常化しない場合で、それも大いにあり得る点です。

ラ・リーガの中断は不可避、今季終了も覚悟するべきか・・・
コロナウイルス感染拡大を受け、各種活動を停止する動きがスポーツ界にも広がっています。スペインではRFEFがセグンダBディビシオンの試合を2週間延期すると発表したことに伴い、各州の連盟が育成世代の全試合の延期を決定。プリメーラとセグンダもこの流れに続いていき、今日(12日)の会議で試合延期が決定されるのでしょう。寂しい春の迎えです。

3月25日に再び決断をする

ラ・リーガ、スペイン選手協会との話し合い後、選手権の一時中断を決定したスペインフットボール連盟(RFEF)ルイス・ルビアレス会長は記者会見にて次のように述べています。

「私たち(連盟)は数日前からスペインフットボールを中断すると決めていました。ラ・リーガのプリメーラとセグンダに関しては、コーディネートの要素があり、私たちはラ・リーガを招いて話を聞きたかったのです。彼らが日程を回復させられることを願います。私たちはあらゆる状況に向けて働いていきます。3月25日に再び状況を検討し、決断を下すことになります

ポイントはやはり「あらゆる状況」という部分でしょう。
予想されているようにEURO2020が来年に延期になれば、日程のやり繰りはし易くなるのですが(コパ・アメリカは強行実施する様子)、予断は許さない。UEFAは55ヶ国が加入する連盟なので、スペインの都合だけで進んでいきません。

4つの可能性
そこでルビアレス会長曰く、「全試合をプレーできない状況もあるでしょう。私たちには異なる4つの可能性があります。昇格と降格をどのようにするかについて、私たちは働かねばならないでしょう」。
4つの可能性については具体的に語っていない会長ですが、そのなかには勿論、全試合を消化せずにリーガ閉幕もあります。その場合、どうやって順位を確定するのかが非常に難問・・・。
夏に試合をすることは「現時点ではない」と否定をしているRFEF会長です。

とりあえず連盟とラ・リーガに出来るのは、延期が確定したリーグ戦の2節分をどこにねじ込むのかを25日までに決めること。そしてさらに中断期間が延びた場合の対処について話し合っていくこと。
新型コロナウイルスの拡大収束を期待して待つ2週間です。
果たして私たちは、ピッチを駆ける丸坊主セルジ・ロベルトを目撃できるのか・・・

 

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