5ヶ月間、スビサレッタの後任を務める。
今月始めに解任となったアンドニ・スビサレッタの後任として、FCバルセロナがアリエド・ブライダという人物を迎える、と現地の各メディアが報じています。
その肩書きはちょっとずつ違っていたりもしますが、MD紙なら“国際スポーツディレクター”。
会長選挙のある初夏まで、新たに創設されたスポーツ委員会のメンバーとしてトップチームの強化を担当していくようです。
ACミランほかで活躍
アリエド・ブライダ氏(68)は選手としてはセリエA(ウディネーゼ、ピサ、ブレシア)で79試合に出場し、現役引退後はフロントの道へ。
1986年から2013年まで在籍したACミランではゼネラルマネージャー(~2002)やテクニカルディレクターを務め、80年代最後から90年代頭にかけて世界を席巻したグランデミラン(バンバステン、グーリット、ライカーのオランダトリオ!)の“設計者”と呼ばれています。
シェフチェンコもそう。最近ではチアゴ・シルバの獲得が彼の仕事だそうです。
スポーツ委員会
メディア情報によると、ブライダさんは“スポーツ委員会”なるグループの一員となります。
委員長をジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が務めるという記載があったりなかったりしますが、ジョルディ・メストラ副会長、ハビエル・ボルダス理事、そして会長顧問のカルラス・レシャックがメンバーになる点では各方面一致しています。
いずれにせよ委員会の任期は7月に行われるとみられる会長選挙まで。もしバルトメウチームが次の選挙に勝てば、ブライダさんもクラブに残るみたいですが、5ヶ月の短期となる可能性は高いでしょう。よく引き受けたとも思います。
ちなみにMD紙によると、ブライダさんはビッグクラブの多くが欲しいポール・ポグバの代理人(あの)ミノ・ライオラと非常に仲が良いらしく。
FIFA処分さえなければ非常に心強い情報なのですが、なにぶん2016年1月までコンペティションに出場できないチームに来るとは到底思えないのが悲しいです。
レシャック顧問の評価
さて会長顧問でスポーツ委員会のメンバーでもあるカルラス・レシャックは、RAC1の番組内でブライダさんとの契約について次のように語っています。
「彼はブラジルやアルゼンチンや、国際的にフットボルをコントロールしてる人だ…… スビ解任後、私は会長に後任探しを急ぐ必要はないと助言していた。私たちは次の1月まで選手を獲得できないからね(正確には獲得は可能。出場登録ができない)」
そしてスポーツディレクターが不在の今の状況では、「委員会の創設は理に適っている。来シーズンはまた別の話になるだろう」とのことです。
スカウトには直接選手を見に行く必要がある
自らの役割が「選手探しにおいて強化部にアドバイスをすることや、監督とのコミュニケーションを円滑にすること」だと説明するチャーリーはまた、ここ最近のバルサの選手の探し方に対して苦言を呈しています。
「ある選手に興味を抱いたなら、その選手を直接見に行かなければならない。バルサでは最近、それがあまり実践されていなかったと思うんだ」
決め手は監督の希望と直観だった…?
一方、ストークシティーの監督さんがミニエスタディにアダマ・トラオレやサンドロ・ラミレスを観察に来ていて、バルサB監督のエウセビオが移籍は選手の気持ち次第だと語っている件については、「もしバルサが選手を獲得できず、Bが上手く機能していないのであれば、その手のオペレーションは多くの意味を持たないだろう」とコメント。
エウセビオがいなくなる可能性のほうが高そうな状況なので、事を急ぎませぬように。
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