- ■チャンピオンズF組の最終試合、PSGとの首位決戦に臨むにあたってルイス･エンリケが強調したのは、グループの首位奪取は重要だけれど決定的ではなく、試合にはいつでも勝ちたいから勝ちにいくとの姿勢。「これは非常に重要な試合だけれど、最も重要な試合ではない。より重要な試合は後に訪れると期待してるよ。トーナメントでは第2戦を地元でプレーしたいけれど、その場合は第1戦が怖くなるだろう。決定的な要素だとは思わないよ」
- ■「いつものように、勝ちにいきたい。私たちはいつもそうしてきたし、プランニングに変更はないよ。ただし相手にも私たちと同じ野望があり、彼らはCL優勝候補だ。彼らはクオリティが高く、攻守において多くを求められるだろう。ただ私たちはいつものように、勝点3と勝利を求めていく」
- ■「イブラ？彼らはパリでイブラ抜きで私たちに勝ったんだ。誰か欠場者が出ても、PSGは十分に強力だよ。今回はイブラがいることで攻撃力が増している。イブラヒモビッチはトップレベルの選手だ。いつもの出来なら、止めるのはかなり難しい。チームとして守っていきたい。サポートし合い、ブロックでプレッシャーをかけ、彼らにボールがわたる回数が減れば、脅威も減るだろう。彼は瞬時に仕事ができる能力があるけれどね」
- ■（右ラテラル）「私には幾つかの選択肢があり、それはサプライズ要素となり得るね」
- 前日会見：テル･ステーゲン
- バルサ選手代表としてPSG戦の前日会見に登場したのは、これが入団プレゼン以来の公式会見となるGKマルクアンドレ･テル･ステーゲン。「僕らには良いチームがあるし、グループの首位になりたいからこの試合に勝ちたいね。自分たちと相手のクオリティを僕らは知っている。もしやれることをやれれば、僕らが勝つと僕は確信してるよ」
- ■「誰がリーガやCL、コパをプレーするのかは僕が決めることじゃない。毎試合ベストを尽くすのが僕の使命だし、それをやっていれば、状況を変えるチャンスは訪れるさ」「最近の試合では良いプレーを示せたけれど、より完璧な選手となるためにトレーニングで全力を尽くしたいんだ。学び続けるために、練習ではクラウディオにもマシップにも注目してるよ」
- ■「いつも忍耐が必要だと僕は学んだ。それは僕の場合だけじゃなく、どんなチームと対戦する時も忍耐は必要だし、僕ら全員に求められていることだよ」
- ■（ブラボが年間最優秀GK賞にノミネート）「気分は良くないけれど、最優秀GKはノイアーだと思う。クラウディオは偉大なGKだよ。でもノイアーはW杯で優勝しているし、バイエルンと代表チームで何年間もベストであると証明しているからね」「バロンデオロ？誰が受賞者か決めなくていい僕はツイてる」
- ■「僕ら（GK)はバルデスを忘れさせるためにいるんじゃないよ。彼を忘れることなんて出来ない。彼のことはみんなが称えているし、人としてもすばらしかったと聞いている。僕らは彼を忘れたくはないんだ。ただ自分たちの仕事をするだけだよ」
- トレーニング
- ■PSG戦へと向けたトレーニング。風邪で欠席したラフィーニャ･アルカンタラ、リハビリ中のトーマス･ベルマーレンを除くトップチームの全選手と、バルサBのムニール、サンドロが参加した。
- ■ただラフィーニャはAPOEL戦で退場処分となったため、PSG戦には元々出場できない。
- ■チームはPSG戦当日の水曜日もシウター･エスポルティーバで最終チェックを行い、招集メンバーが発表となる。
- PSGさん いらっしゃい
- ■パリ･サンジェルマン一行が午後バルセロナに到着。一番人気はダビド･ルイスで、ファンからのサインや写真の求めに丁寧に応じていたらしい。夕方にはカンプノウにてトレーニングを行い、芝生の状態を確認。
- ■F組首位のPSGは引き分け以上でOKのため、ローラン･ブラン監督は守っていくと宣言。「こちらは守っていくよ。私たちに自惚れるつもりはない。バルサを相手にボールを持つのは無理な話だからね。バルサには常に60-65%のポゼッションをする遺伝暗号がある。カギは残り40%のポゼッションで非常に効果的であることだ」
- ■ローラン･ブラン 「バルサは7-8人の選手で攻撃をするが、時折2-3人だけで守っている。パリでのように私たちは後ろに退き、ボールを取り戻してからダメージを与えるよう試みていく」
- ■ダビド･ルイス 「僕がバルサと移籍話をしていたことはみんなが知ってる。でも僕は神を信じているし、最終的にバルサは僕の道じゃなかったんだ」「バルサは最近調子を上げている。ボールを持ち、試合をコントロールできれば一番だけど、それが無理なこともあるし、大事なのは勝つことだからね。ハイレベルなバルサを予想している。僕らはチャンスを活かせるようにトライしていくよ」「メッシは最近たくさんゴールを決めているから、僕らとの試合では少し休んでてほしいね」
- ■FCバルセロナとPSGの理事たち、そしてUEFAの代表がジローナの超有名ミシュラン三ツ星レストランで、2013年の世界ベストレストランとされる el Celler de Can Roca にて食事会。レストランを経営するRoca三兄弟はたしかクレだったような（確認できず）。
- ■PSGを応援すべく、パリからバルセロナへとやってきたファンは約1,600人と。2013年の1/4ファイナルでの対戦時は2,000人ほどがカンプノウを訪れたらしい。 [SPORT]
- ■パリ市長アンヌ･イダルゴ氏もまたカンプノウを訪れ、バルセロナ市長チャビエル･トリアス氏と試合を観戦する予定。
- その他バルサ関連
- ■バルサBのムニール･エルハッダディがFCバルセロナとの契約解除金を3,500万ユーロに修正する新契約書にサイン。これまでは1,200万ユーロで、他クラブからの引抜きが懸念されていた。ムニールは1月にBチーム選手として、バルサとの契約を2017年6月末まで延長している。
- ■FCバルセロナが獲得を狙うとされるマルコ･ロイス（ドルトムント）が、3ヶ月前からスペイン語を勉強していると独BILD紙。ただしマドリーはもちろん、シティもバイエルンも監督はカスティジャーノを話すので、なんであれ役立つであろう準備。
- ■スタジアムでの暴力的行為、侮辱行為の撲滅を目指すLFPが、エスパニョール戦のカンプノウにて良くない野次があったとしてバルサもまた反暴力委員会に訴える模様。その他、レアル･マドリー、ラージョ、グラナダ、デポルティーボも対象となる。
2014年12月09日(火) パリ戦を前に高まるムード
