スビサレッタ「補強はプジョル」

 

夏のマーケット活動について総括したスポーツディレクターと副会長。

FCバルセロナのスポーツディレクター(SD)であるアンドニ・スビサレッタと副会長のジョゼップ・マリア・バルトメウが9月3日午後、この夏のフロント活動を総括するための記者会見を開きました。スビSDはそこで、プレシーズン開始直後にティト・ビラノバが病で退任するなど「困難で例外的な夏だった」と認めながらも、概ねやれることはやったとの見解を示しています。「私たちの望むチームになっている。プジョルの回復具合は非常に良好だ。市場状況によってセントラル獲得は出来なかったが、プジョルが私たちにとっての補強だよ」

 

セントラルの補強について

今夏のバルサフロントによるマーケット活動で、まず知りたいのはセントラル補強についてです。メディアには複数の候補が登場しましたが、スビサレッタが唯一具体的に語ったのは、バルサが昨年の夏すでにチアゴ・シルバ獲得を目指していたということでした。「勝つ試合もあれば、そうでないものもあるさ。チアゴ・シルバの入団を実現するため、私たちはあらゆる手を尽くしたよ。けれども彼はPSGを選択した。とはいえそれは彼の問題であって、私たちのものではない。バルサ伝説を少し損ねることを言うけれど、誰もがバルサでプレーすることがすばらしいと考えるわけではないんだ」

ヒザの不調によって長らく戦列を離れていたプジョルが復帰することが、「私たちの補強」だとスビは言います。そして復帰時期については明言を避けながらも、「代表戦によるパロン(リーガ中断)明けには戻れるかもしれない」としたSDでした。

バルサの独特なプレースタイルが、セントラル獲得を他チームよりもややこしいものにしている件については、スビもまた認めるところです。「私たちはラインを非常に高くしてプレーをするし、セントラルには多くのことが求められる。他に類のないことをバルサはしているんだ。私たちのセントラルにはスピードが要るし、足元のテクニックも必要。背後は空っぽとなり、1対1に強い選手でなければならない。それにプレーをよく理解することも求められるね。バルサでは常にセントラルの加入は難しいテーマだ

なかなかに出番の回ってこないバルトラですが、スビサレッタは「バルサの選手は賭けでいるわけじゃない。私たちは彼を信頼している」と強調。資金不足によってセントラルを獲らなかったのではないとしたうえで、このようにも語るディレクターです。「昨シーズンも私たちは今と同じセントラルたちで、怪我の災難に見舞われながらもクラブ史上最高の前半戦としたんだ。その選手たちのクオリティが忘れられているよ

そしてスビは同時に、モナコで活躍中のエリック・アビダルと契約延長をしなかったことは後悔していないとも述べています。「その瞬間に決断を下し、引き受けなければならないからね。彼とは先週モンテカルロで再会し、挨拶を交し合ったよ。彼がプレーしている姿を見れるのは嬉しいことだ」

 

ビジャ移籍に際し、若手2人の優先交渉権を確保

この夏の移籍オペレーションでは、ダビド・ビジャのアトレチコ・マドリー行きも驚きでした。なによりもビックリだったのはその移籍金の少なさです。この件について、バルトメウ副会長は次のように説明しています。「2013年の冬であれば、もっと良いオファーも幾つかあった。けれども私たちはシーズン終了まで彼に残留することを求め、もし終了後に移籍を望むのであれば、その時は協力すると彼に約束したんだ

そして夏に届いたオファーの中では、アトレチコからのものが「一番本気」だったそうです。バルトメウ曰く、「私としては、ビジャはもっと高額で売りたかった。けれども選択肢にはそれぞれ一長一短があるもの。私たちも彼も、今回の取引には満足しているよ」

ちなみにダビド・ビジャの移籍に対してアトレチコ・マドリーは今季210万ユーロを支払い、もし来季も彼が在籍していた場合は200万ユーロが追加されます。2015/16シーズンまで延長となればさらに100万ユーロが加わり、最大で510万ユーロになる契約内容です。そしてもしビジャが他クラブへと移籍した場合は移籍金の50%が頂戴できるとともに、アトレチコの若手2選手の優先交渉権をバルサが有していることも副会長は明かしています。それが誰なのかは明らかにされていませんが、メディアが推測するのはハビ・マンキージョとサウール・ニゲス。ウワサのオリベル・トーレスではないようです。

 

サントスへの790万ユーロ

また、ネイマール獲得に要した総コストは5,700万ユーロだったとするバルトメウ副会長ですが、それとは別にサントスには包括的合意によって若手3選手との優先交渉権確保のために790万ユーロを支払ったと説明。「その名前を明かすことはできないが、彼らは非常に有望な選手たちだ。もしいつかフロントが獲得することを良しと考えれば、私たちはアドバンテージを持つことになるだろう。ただしこれは包括的合意のため、優先権を行使しない場合はその790万ユーロは失われる」とのことですが、印象としてはほぼネイマールの移籍金みたいなもんですなぁ。アトレチコの若手2選手共々、上手く活用できればいいんですけど。

いずれにせよバルトメウ副会長は、「バルサは2年連続して補強予算を使い切らなかった」と強調。またクラブがモントーヤとバルトラとの契約延長に着手しており、ピケとイニエスタについても順次交渉を行っていくと認めています。

 

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