期待のホープたちでバルサBを補強。
バルサBがちょこちょこと補強を進めています。ティト・ビラノバのプレシーズン初日会見で同伴したアンドニ・スビサレッタは、以前(5月22日)こちらでも紹介したスポルティング・リスボンの期待株エドガル・イエとアゴスティーニョ・カーの獲得に関して、「交渉はかなり進んでいる」と珍しくもウワサを認める発言。さらにはスビは明確に語ってはいませんが、メディア各紙によりますと、ボカ・ジュニオールズからも新星セルヒオ・アラウホ(20)が入団間近なのだそうです。
1年ほど前にもバルサが興味を示しているという報道があり、その時は立ち消えとなっていたアラウホの入団が、どうやら今回は現実となりそうな雰囲気。実際にボカの副会長ファン・カルロス・クレスピ氏が昨日、バルセロナのラジオ局RAC1の取材に答えていまして、「明日にも話はまとまるだろう」といっていますので、まず間違いなさそうです。
アラウホはトップチームへの昇格買取オプション付きのレンタルという形でのバルサB入団となる模様です。もし彼がエウセビオのチームで大活躍し、トップチームに上げることになった場合の買取額は800万ユーロあたりになるだろうとのこと。オプション発動には厳しそうな額ですが、夢を実現させるかどうかはアラウホ次第となります。
さてバルサへの扉が開くのを目前に、セルヒオ・アラウホはこんなふうに希望を語っています。ネタ元は同じくRAC1です。「交渉がまとまることを心から願うよ。僕はバルサでプレーしたいんだ」
しかし南米からダイレクトに入団した選手がバルセロナで成功するのは容易ではありません。「リケルメと話をして、早くバルサに適応するためのアドバイスを幾つかもらったよ。得意なのは左サイドから中央へいくプレーだけれど、9番をしろと言われても問題はないさ。たくさんゴールを決めて、チームメイトたちを助けたい。そうすることでトップチーム昇格にもつながるだろう。トップチームでプレーするんだという気持ちで行かなければならない」
ちなみに期待の若手がゴロゴロいるのに、他所から若手を連れてくるのはナゼか。スビサレッタはその理由をこう説明しています。「バルサBはフベニール上がりの選手がかなり多くなったし、何人もの選手が退団したことから、レベルを維持するためにはチームを仕上げていく必要があるんだ」
イエとカー
スビが「かなり進んでいる」と語ったポルトガルの2選手、エドガル・イエとアゴスティーニョ・カーについても補足しておきましょう。こちらもRAC1が伝えたところによりますと、FCバルセロナはスポルティング・リスボンと両選手の移籍で合意に達し、水曜にバルサの代表がリスボンで最後の詰めを行う。そして選手たちは木曜にもバルセロナを訪問、メディカルチェックを受け、契約書にサインをするという流れです。
カーはポルトガルのユース代表セントロカンピスタで、先のU-19ユーロにも出場。一方でカーはセントラルの選手です。
コメント