物議呼ぶセカンドユニ

 

来季の第2ユニは”セニェーラ”になるという。

クラブフットボルを中断させているFIFAウィークの、そのなかでも特に話題の少ない真ん中の月曜日、カタルーニャのスポーツ紙SPORTにやや驚きのニュースが流れました。2012/13シーズンが始まったばかりだというのに、2013/14シーズンのセカンドユニフォームのデザインがリークされたのです。さらに衝撃だったのは、そのカラーが”セニェーラ”(カタルーニャ旗)と同じ、赤と黄色のストライプだったこと。ついにそこまできたか、という感じです。

la Senyera をウェブ検索しますと、それは旧アラゴン連合王国(12世紀)のシンボルカラーだったそうです。黄色地に赤のストライプが4本入っているクレにはお馴染みのデザインで、カタルーニャ自治州ほか、アラゴン州やバレンシア州でも多少のアレンジ(エスクードやら青の縁取り)を加えて使用されています。アラゴン州はカタルーニャ州とバレンシア州を内陸に入ったところにあり、必然的に旗の基本デザインを同じくするほど歴史的に深い関係にあります。バレンシアCFのエスクードを見ると、コウモリマークの下がセニェーラ模様になっているのが分かりますね。

セニェーラのプジョルそんな彼らはこの2012/13シーズン、バルサに先駆けて(というわけでもないけれど)、欧州戦向けのサードユニフォームにこのセニェーラを採用しています。バレンシアは過去にも何度かセカンドユニに使ったことがあるらしく、そういえば何度か、彼らが赤黄色のストライプを着ていたのを見たような記憶もあります。どこかよそのチームのユニフォームであれば、まったく不思議な感じはしません。

しかし!それをバルサが着るとなると話は別となりまして・・・・ SPORTやMUNDO DEPORTIVO(MD)ではさっそく、プジョルやメッシの過去のユニフォーム写真をフォトショップの魔法にかけてセニェーラ変換。こんな感じですよ、と紹介しているのですが、彼らが着るとなんとなくどこかの親善試合のような印象です。水色やオレンジやグリーンや、過去のどのセカンドよりも、不思議と別のチームの感じがする。いずれまた普通になるんでしょうけれど。。。

FCバルセロナがユニフォームにセニェーラを導入したのは、ジョアン・ラポルタ会長時代のことです。とはいってもワンポイントで、襟元後ろにちょこっとあしらう程度。これは今シーズンのユニフォームでも続いています。リーガのクラブが自治州のカラーをセカンドユニに採用するのは特に珍しくはないのですが、”カタルーニャの象徴”たるバルサがそれを着るとなると、見た目の違和感にも加えて、様々な議論が活発となってきます。

(※このセニェーラ案はロセイ理事会とNIKE社が年始頃からテーブルに乗せていたもので、半年前に試作の認可が下りたのだそうです。そして今はどうやら、シーズン最後の販売開始に向け、生産モードに入っているらしい)

113年の歴史を誇るFCバルセロナが、ユニフォームにセニェーラを全面的に採用するのは初めてのことです。なので”過激派のロセイ理事会がやりやがった!”みたいな意見もあるみたいですが、バスクの魂アスレチック・クラブでも”イクリーニャ”カラーのセカンドユニを普通に使ってるんだから、なんの問題が?ともいえる。これまでに他クラブが地元の旗をユニに採用した場合は、なんの議論も発生していないとのことです。なんであれ、我々極東の”部外者”にはワカラン問題であります。ひとつ言えるのは、やっぱり見た目に違和感だらけだ、ちゅうことですなぁ。

そしてSPORT紙とMD紙がそれぞれに行っているウェブアンケートでは、どちらも僅差(55対45あたり)で、この新ユニフォームは「好きではない」と回答が上回っています。いつもより抜きん出て早めにリークされた理由も、その辺にあるのかもしれません。あるいはこの9月11日が、”La Diada(カタルーニャの祝日)”だから?

ちなみに、ファーストユニフォームのほうは”伝統的な青エンジのストライプ”だそうですヨ。あとはこれが”セニェーラ”であって、”セニョーラ”ではないので要注意です!^^

 

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