ベストコンディションでバルサ時代をスタートするため。
バルセロナが今もフィーバーを楽しんでいる一方で、母国でのコンフェデレーションズ杯の準備にいそしんでいるネイマール・ダ・シルバ。6月中旬から開幕するこのコンペティションが終われば、出場国の代表選手たちもついにオフシーズン!バケーション!となるわけですが、何も考えることなく遊びまくりとは行かないのが、バルサ新時代の幕開けがすぐ後に控えている彼です。なんでもコンフェデが終われば、ネイの元にはバルサからの素敵なプレゼントが届くそうで。それはオフの間にやるためのトレーニング指南書、つまりは宿題であります。
筋肉をつけて、体重を1キロ以上増やす
7日付のSPORT紙によりますと、それは2枚の紙です。欧州初挑戦となるネイマールが、バケーション中にやっておくべきことが説明してある紙。少しでも早く新たな環境へと適応することを可能とするため、プレシーズン合流までにこれだけはやっとけとクラブが考える、若きクラックへのスペシャルメニューです。
その第一となるのが、身体の線をもう少し太くすることです。バルサの医療部とトレーナーたちはネイマールにはもう少し筋肉が必要で、あと2、3キロほど体重を増やすべきだと考えています。すぐには理想体重にはいかないけれど、プレシーズンまでにその素地を作っておくのが大事。なので彼はこの夏、自宅あるいはどこかのトレーニングルームで筋トレを重点的にこなすことになるでしょう。
ただ、夏休みに入るやフィジカルワークをスタートせよ、というわけではなく、最初の2週間はのんびり身体を休めつつ、ビーチバレーやテニス、水泳、ゴルフなどで適度に運動をしておけば良いそう。本格的にクラブの課す宿題に着手するのは3週目からで、そこから筋力、持久力などを高めていくことになります。そして筋肉がついてきたら、1回30分でいいので、朝昼夕と3回ハードにトレーニングをすると。最終週はこれが、朝夕になるようです。
と、ここまでが、1枚目の指示内容。もう1枚の紙には食事についてのお奨めなどが記されている模様です。しかしクラブの医療チームはまだネイマール用の食事プログラムを作成していないので、炭水化物をしっかり摂取するようにとか、健全な食生活をするように、程度の指示となります。
ということで、バルサの医療サービス部とフィジカルトレーナーがネイマールに課した宿題は、”筋肉をつけることで体重をちょっとばかり増やしてくること”です。プレシーズン開始時は、ちょっとがっちりした彼が見られる?
セレソンのドクターも同意見
ネイマールが体重を増やすべき、との考えには、ブラジル代表ドクターのジョゼ・ルイス・ルンコさんも同じです。彼は6日、ネイマールが元々細身であることは認めつつも、体重をつけることは今後のクラックにプラスになるだろうとの見解を示しています。「ネイマールは体格の細い選手ですが、あと少し体重をつけるのは良いことです。バルセロナのようなチームでは、2、3キロ増やす必要があるでしょう。しっかりトレーニングをして、バルセロナでの生活に適応し、バランスの取れた食事を取っていれば、自然と馴染んでいきますよ。ブラジルを出てヨーロッパへ行く他の選手たちのようにね。ネイマールにとって特に難しいことはないですよ」
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