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“復活”したガンペル杯

 

新チーム披露の場としての役割を取り戻した夏の祭り。

今を遡ること47年、1966年にジョアン・ガンペル杯は始まりました。当時は4チーム参加によるミニトーナメントとなっていまして、第1回大会にはアンデルレヒト、ケルン、ナントが参加。現行の1試合方式に変更されたのは1997年のことだそうです。以前はそこそこに格式のある夏のカップ戦と評価されていたというガンペル杯ですが、ツアーだスーペルコパだと夏のスケジュールが忙しくなるにつれて、新チームのプレゼンテーションの場との意義も減少。昨年などはリーガ開幕翌日の月曜に組み込まれたりと、かわいそうな扱いとなっていました。しかし今年は正真正銘の地元でのチーム初披露。おまけにネイマールとマルティーノ監督の初カンプノウということで、久々に大きな注目を集める試合となっています。本来のガンペル杯が甦った感じです。

 

8年前、メッシがブレイク

近年のガンペル杯で強烈な印象を残しているのは、なんといっても2005年のユベントス戦(2-2)です。これは超新星との呼び声高かったメッシがいよいよ今季からトップチームに上がってくるぞ!との期待感が渦巻いていた試合で、若きクラックはカンナバーロたちを相手に大暴れ。敵将ファビオ・カペッロをして「こんな18歳は見たことがない」と言わしめました。たしかレオにはゴールはなかったのですが、それでも“衝撃的だった”と心に刻まれていることが、その衝撃のすごさを表していると言いますか。それによってレオは一躍カンプノウのアイドルとなり、大選手への階段を駆け上がっていったわけです。

そして今夜、そんなふうなクレが長らく語り継ぐ試合にしてくれれば、との期待を背負っているのがネイマール・ダ・シルバです。今年は開催日を8月2日に持ってきたことで、ファンへのチームプレゼンテーションとの旧来の意味を取り戻したガンペル杯。そこでメッシとネイマールの初デュエットが見れるとなれば、期待が高まるのは自然なことです。その他にも、タタ・マルティーノ監督の初采配(戦術修正はあるのか?)、スペイン代表選手たちの夏の初登場と初物尽くしであるうえに、対戦相手がネイの古巣サントスであったりと、見所はたくさん。いつになく楽しみなガンペル杯となってます。

SPORT紙の予想先発:ピント、モントーヤ、バルトラ、マスチェラーノ、アドリアーノ、ソング、セルジ・ロベルト、ジョナタン・ドスサントス、アレクシス、ネイマール、メッシ

予想ベンチ:バルデス、オイエル、アルベス、ピケ、アルバ、ブスケツ、チャビ、イニエスタ、セスク、ペドロ、バグナック、ドンゴウ

 

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