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胸スポンサー、やっぱり継続

カタール航空と契約延長、あるいは新スポンサーを探す。

数日前、カタルーニャ・ラジオが気になるニュースを報じました。カタール航空との契約が満了する2016年をもって、フットボルチームのユニフォームから胸スポンサーロゴを外すことをクラブが検討している、というものです。もちろん巨額のスポンサー料が動く件ですから、経済的な影響を分析し、年内を目処に決断する予定だと言われていたのですが、3日付のMUNDO DEPORTIVO紙によりますと早々にこの案は却下されたらしく。やはり金の卵はそう簡単に手放すことは出来ませんか。

もっと好条件の契約を求む

現在、FCバルセロナとカタール航空は3シーズンで9,550万ユーロなるスポンサー契約を結んでいます。この欧州第2位というビッグな契約料は3度に分けて支払われ(2013/14シーズンに3,000万ユーロ、2014/15シーズンに3,200万ユーロ、そして最終年の来季に3,350万ユーロ)、この3年間にチャンピオンズ優勝を果たせば、さらに500万ユーロのボーナスが追加される内容だそうです。

カタルーニャ・ラジオが伝えたような、胸スポンサーを外そうじゃないかとの議論は、実際にクラブ内にあったといいます。しかしそれは理事会内の一部理事のみに止まり、多数派となることはなかったと。MD紙がクラブ筋からの情報として伝えるところでは、これからの数ヶ月でカタール航空との契約延長交渉、あるいは別のパートナー探しを始めていく模様です。

オイルマネーやナゾのマネーによって支えられた欧州の列強たちが毎年生き馬の目を抜くような競争をしている現在では、1億ユーロに迫ろうかという収入源を手放すのはやはり困難ということ。胸スポンサーは当面無くさず、さらに好条件の契約を求めるのが現実です。

ただ、胸スポンサーを外す可能性がないかといえばそうでもなく、アサンブレア(ソシオ総会)でソシオたちの承認が下りなければ、クラブは胸スポンサーを継続できません。バルトメウ理事会は2015年のアサンブレアにて、2016年以降の胸スポンサー予定企業や契約に関する情報を説明し、ソシオたちに決断を委ねます。とはいえ、数年前にUNICEFのロゴを入れることから始まり(外堀埋め)、今のカタール航空との契約を承認してきたアサンブレアですから、その流れに変化はないんじゃないでしょうか。

 

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