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ハリロビッチ、スポルティングでの武者修行始まる

本日、ヒホンへのレンタルが決まる模様。

クロアチアの期待の星、アレン・ハリロビッチのスポルティング・ヒホンへのレンタル移籍が正式に決定しそうです。チャンピオンズ、もしくはヨーロッパリーグに出場する英国かドイツのクラブでのプレーを望んでいることで、ルイス・エンリケが勧めるヒホン行きには難色を示していたというハリロビッチ家ですが、テクニコたちの説得によってこのオペレーションを了承。数日前には彼の代理人が、選手がヒホン行きを受け入れたことを明かしていました。契約書へのサインはこの21日金曜日に為され、アレンのプリメーラ生活がいよいよ始まる予定です。

LFPからヒホンへの加入承認が下りる

スポルティング・ヒホンへの移籍成立を前に、20日にはLFPによるレンタルの承認が完了したそうです。負債の比率が高いらしいヒホンが獲得できるのは年俸が比較的安い選手のみとなっていて、年俸が100万ユーロを超えるハリロビッチをチームに加えるためには、LFPの許可が必要だったのだとか。実際はスポルティングがその全額を負担するわけでなく、ほとんどをバルサが受け持つようで、アストゥリアスのクラブが残留した場合のみ、より多くを払えることになるだろう云々、、です。

そしてハリロビッチ加入許可を得るためにLFPに必要な書類を提出していたスポルティングの元へ、昨日ついにその許可が下りたと(SPORT紙)。これによって手続き上もハリロビッチのヒホン移籍の準備が整いました。

アレンと彼の代理人は本日ヒホンへと向い、契約書へのサインと入団プレゼンテーションを済ませた後、チームトレーニングにも参加する予定だそうです。レアル・マドリーとのリーガ開幕戦の招集メンバーには、さて入りますでしょうか。本人の頑張り次第でもありますが、アベラルド監督はハリロビッチを高く評価してくれてるようなので、プリメーラのクラブで貴重な経験を積み、来季は即戦力としてバルサに戻ってきてほしいです。

ルイス・エンリケの強い期待

アレン・ハリロビッチは2014年夏、未来のきらきら星候補としてディナモ・ザグレブからバルセロナへとやってきました。初年度はバルサBでプレーし、今季からはトップチームへと昇格する契約条件。しかしそれはあくまでも契約上のことであり、ルイス・エンリケが戦力に数えるかどうかはまた別問題です。今はまだトップチームに残るのは早い、それがミスターの考えでした。

そこでエンリケはこのプレシーズン、今はまだバルサのトップチーム選手となる時ではないけれど、その瞬間は必ず訪れる、とハリロビッチが感じるように配慮してきたそうです(MD紙)。例えばそれはUSAツアーに帯同させたり、ローマとのガンペル杯でカンプノウでのプレー時間を提供したり、欧州スーペルコパにも連れて行ったり、というようなこと。それらの扱いにハリロビッチはとても喜んだ、とMD紙は記しています。そのあたりが効き、最終的にはルーチョの勧めるヒホン行きを受け入れたようです。

SPORT紙によると、テクニコはハリロビッチ2年後にはバルサのトップチームに入れる逸材だと考えて彼を獲得したらしく、来季彼が大きくなって戻ってくることを非常に期待しています。ドイツではなく、親友アベラルドの率いるヒホンを強く勧めたのもアレンの状況を逐一教えてもらうためですし、他の武者修行組とは違うものを確かに感じます。ラフィーニャがそうだったような、往復切符の感じですね。ハリロビッチのヒホン修行が、実り多いものとなりますように。

 

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