デンベレ「プレッシャーはない」

高額移籍金も、ネイマールの後任も、重圧ではないと新11番

平日の昼間に、新たなアイドルへと挨拶をするためカンプノウを訪れたファンの数、約18,000人。選ばれし人々であるエリート選手のなかでも、たかだか数分のお披露目のためにこれだけの人数を集められる選手は限られていますし、その点においてウスマン・デンベレは間違いなくクラックのひとりです。

数の比較でいえば、ネイマールロナウジーニョイブラヒモビッチと並ぶレベル。将来クラブの宝になると信じるからそれだけの人々が足を運ぶわけで、この20歳の若者はそれだけのカリスマ性を備えていることがこれで示されました。資質は誰もが認めるところゆえ、あとは本人の精神力と周囲のサポート次第。「プレッシャーは感じない」と言い切る若者に期待したいです。

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落ち着いた若者

この入団プレゼンテーションを通してのウスマン・デンベレのメディア評価は、“20歳の若さにもかかわらず、自分への自信を感じさせる”といったものをよく見かけます。たしかにクラブの公式動画に見るデンベレは、どちらかというと無表情に近い時が多く、あこがれのビッグクラブ入団に浮ついた感じはしない。報道陣の質問に応対したバルサ選手として初めての記者会見も、落ち着き、かつ迷いのない様子が“パーソナリティがある”と好印象を与えています。

ちなみに記者会見で受けた質問の数は、主役であるデンベレよりもロベルト・フェルナンデスの方が多かったらしく、そのあたりからも“彼はバルサというクラブがどういったところなのかを知った”、とSPORT紙は記しています。

目標は学び、可能なかぎりのタイトルを獲ること

ボルシア・ドルトムントとの契約を決済する際に問題があったとかで、予定よりも1時間半遅れて始まった Auditori 1899 での記者会見。ウスマン・デンベレは白いシャツにグレーのジャケット、ノーネクタイの出で立ちで登場しました。そこで彼が強調したのは、少年時代からの夢だったバルサで全力を尽くし、周りのクラックたちから学び、多くのタイトルを勝ち取りたいとの思いでした。

「夢が現実となりました。僕の目標は、チームとひとつになり、一つでも多くのタイトルを勝ち取ることです。最高の選手たちとプレーすることに僕は喜んでいます。メッシスアレスといったベストたちから学び、最大数のタイトルを勝ち取ることが僕の目標です」

僕は8歳の頃から、バルサの試合を観てきました。いつもバルサの試合を観て、バルサがどのようにプレーをするのか、どうやってタイトルを勝ち取るのかに注目していたんです」

「まだここにいることの実感が湧きませんが、トレーニングをして、プレーをすれば、これが現実だと感じることでしょう。スタジアムと選手たちは信じられないほどです」

8歳の頃といえば12年前で2005年。ロナウジーニョの魔法が世界を魅了していた頃。さらにレオ・メッシがトップ昇格し、フットボルファンに衝撃を与え始めた頃でもあります。それを見て育ったデンベレが、今やクレの希望となってカンプノウに立った。時代は少しずつ移り変わり、次世代へと引き継がれていきます。

プレッシャーは感じない

デンベレといえば、これから先ずっとついて回るであろうのは、“クラブ史上初となる1億超え選手”のラベルです。最悪の場合、これは重圧となって若者にのし掛かる。しかしウスは特に気負いはないといった様子で、次のように報道陣に語っています。

「ノー、金額はプレッシャーにはなってません。プレッシャーは感じてないです。今の移籍マーケットは少しおかしくなっています。でも僕がここにきたのはプレーグラウンドで良い仕事をするためですから、僕はその手のことは気にしていません。ここにいるのは光栄なことです」

ネイマールの後任

デンベレに付けられているもうひとつのラベルは、ネイマールの後釜というものです。しかしここでデランテロが強調したのは、自らがまだ若く勉強中であるという点。学ぶ、は間違いなくこの会見のキーワードです。それは謙虚で良い。ただし周囲はすぐに結果を求めますから、その辺は折り合いが必要でしょう。勉強なら先に済ませてこい、との声もありそうですし。

「(ネイマールの後任というラベルも)余分なプレッシャーとはなっていません。彼が素晴らしい選手なのは明らかですが、僕は若い。昨シーズンがプロとして2年目だったわけで、成長しようと努めているところです。僕はネイマールの代わりとしてここにいるわけではない。バルサはこのポジションの選手を必要としていて、僕に電話がかかってきたんです。僕らが似てるか?僕らは大きく違います。ネイマールは世界最高選手の一人です。僕は若く、毎日成長するよう頑張ってます。僕は学ぶためにここへ来ました

このチームでメッシとプレーできるのは光栄なことです。僕は彼が何をするのかを見て、彼から学びたい。彼は世界最高の選手であり、史上最高の選手です。学ぶために僕はここへ来た。だからメッシがピッチ内外でどのように振る舞うのかを見たいです」

ドルトムントでの反旗

記者会見では当然、彼がドルトムントを出るために強行した行動(トレーニング無断欠席)についても問われました。それに対する答えは、「全ては僕が望んだからこそ起こった、そういうことです。僕はすばらしい1年を送りましたが、(BVBを)出るにはああすべきだった。移籍すると僕は信じていましたし、それは時間の問題だと知っていました。ここに居られることを僕はとても嬉しかった。そして今は両クラブも満足しています。困難な期間ではなかった。プレーをしていなかったことで、少しデリケートだっただけです」というもの。3年後あたりに同じことを繰り返しなさんなよ・・・

利き足に関しては、「右であれ、左であれ、僕には全く問題じゃないです。どちらのポジションも好きです」「両足を使うようにしています。トレーニングでは両足を使うようかなり頑張ってきましたし、その成果が出ていることで、いまも向上させているところです。どちらかといえば左でボールを動かし、右で打つのが好きです」とのことです。

 

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