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移籍マーケット閉じ、デンベレは残る

クーマンの求めた“9番”デパイの獲得は、カギだったデンボウズの移籍が実現せず不可能に
監督の信頼を得られないエストレーモだが、ユナイテッドへのレンタルよりもバルサ残留を選んだ

2020年10月5日、ラ・リーガの新規選手登録期間が終了となりました。エリック・ガルシアは結局シティと合意に達せず冬市場での加入待ち。クーマンが求めたメンフィス・デパイの獲得も、必要条件だったウスマン・デンベレの放出が本人の移籍固辞によって実現せず、お流れになっています。そしてオペレーションを失敗させたとして、悪者扱いされるのがデンボウズです。

注目選手たちの加入はなし

いわゆる移籍マーケットの最終日となった昨日5日、バルサ関連で注目されていたのは3つの移籍の成否でした。
セントラルのエリック・ガルシア(マンチェスター・シティ)と、デランテロのメンフィス・デパイ(リヨン)を、土壇場で獲得できるのか。そしてデパイ加入のカギとなるウスマン・デンベレのマンチェスター・ユナイテッド移籍はあるのか。
結局そのどれもが実現しなかったわけですが・・・

エリック・ガルシアの場合は、セントラルの層が薄いとはいえ、1月まで我慢すれば再チャレンジの機会があるということで無理はしなかったのでしょう。でなければ、シティとの差額だった200万ユーロは出せたはず。ここ2試合招集リストに加えている、バルサBのミンゴを評価しているんだろうと前向きに妄想しておきます。

一方でデパイの方は、ウスマン・デンベレを出してスカッドのサラリー総額を軽くすることが条件でした。
ルイス・スアレスアルトゥーロ・ビダル、それにイバン・ラキティッチのベテラン高給選手たちを放出してもなお、新たに選手を加えるほどに余裕はないバルサの給与事情。

なのでデパイを獲るのであれば誰かを出さねばならず、いまのスカッド状況だとそれはデンベレになるのだけれど、彼に関心を示すマンチェスター・ユナイテッドさんもさすがに試合に出ていない怪我がち高額選手を買うリスクは冒せない。

そこで昨年のフィリペ・コウチーニョバイエルン・ミュンヘンへと貸し出した時と同じように、ユナイテッドにデンベレを貸し出し、今季の給与を負担してもらうことをバルサは狙っていたわけですが・・・(デンベレの給与を節約できれば、デパイ資金の捻出もできる)・・・デンベレはその扉を閉ざしたと。

契約の1年延長を求めたバルサ

先週末、デンベレがバルサを出ることも思案しだした、との情報がメディアに流れました。
SPORTやMDによると、バルサはデンベレに対し、レンタル移籍の場合はそれに付随しての契約の1年延長を求めていたそうです。理由は彼との契約が2022年6月で終了すること。
今のままだと、来夏にレンタルを終えて帰ってきた場合のデンベレは残り契約が1シーズンとなっていて、そこで移籍を拒めば、次の夏には無料で退団できる。(いまのデパイを巡るリヨンのように)なにかと不都合になるので、契約の1年延長を求めたわけです。
このあたりが、デンベレの気持ちが「やっぱり残留」に傾いた要因かもしれません。
もっとシンプルに最初から移籍は考えてなかったとか、バルサで成功したい気持ちが勝ったとかかもしれないですが、移籍に良しとしなかった。
デンベレは体調不良を理由に昨日のトレーニングを行わず、バルサの選択肢も途絶えました。

バルサとしては、デンベレがカンプノウで成功しないのであれば、高額で売りたい。でもそのためには、試合で活躍をしなければならない。
そしてそのためには、クーマンがデンベレをどれだけ信頼するかが重要となってきます。

セルタ戦の後に「彼を頼りにしている」と語っているオランダ人監督ですが、ビジャレアルとの初戦で20分間プレーしたデンベレの、その守備の不安定さを見たクーマンが本当に信頼して起用する時は訪れるのか。今はトレーニングでの改善を待っているところでしょうかね。

いろいろあるんですが、ちょっと書くことがまとまらないので今回はこのへんで(汗)。

 

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