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エイバル戦雑感:当たるバルベルデ采配

ローテーションの影響を感じさせず

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ビギナーズラックか、真の実力か。今のところはまだその答えは分かりませんが、エルネスト・バルベルデの采配がずばりずばりと的中しています。土曜日のヘタフェ戦では、途中出場したデニス・スアレスパウリーニョがスコアをひっくり返し、このエイバル戦でもローテーションが大成功。バルサはきっちりとリーガ開幕5連勝を決め、1ヶ月前の不安はきれいに秋の空へと消えました。

チーム層の強化

バルサのフットボルがまだ発展途上であり、勝利の多くをレオ・メッシの異次元さに頼っているのは間違いないのですが、とりあえず今は勝ち続けていくことが重要です。采配も効いていて、パウリーニョセメドら新戦力に加え、去年はもう一つだったデニスが結果を残しているところが嬉しく。結果を出せば信頼して使うタイプの監督のようですから、レギュラー格とされる選手たちも刺激を受けることでしょう。健全なポジション争いにより、チームの競争力は増していきます。

今はまだ音沙汰のないアンドレ・ゴメスが競争に加わるようになれば、さらに痛快。チングリさんにはどうにか彼の“再生”もお願いしたいです。もちろんパコ・アルカセルも。

ジェラール・デウロフェウはちょっと気合いが空回りの様子でした。デンベレの離脱で回ってきたチャンスを活かすんだとの気持ちはとても感じるけれど、プレーは全然上手くいかず。もう少し気を楽に持ち、勇敢に挑み続けてほしいです(外野なので言うは簡単)。6点目をアシストしたアレイシ・ビダルが競争相手となればなお良し。

チームブロックでメッシを活かす

ウスマンの負傷はバルセロニズモにとってショックな出来事でしたが、ベンチにいた選手たちが結果を出し(ヘタフェ戦から先発を5人入れ替え)、こうしてチームブロックが着実に強化されている様子を見ると、今後が楽しみになります。皆がサボらず走り、メッシへと良い状態でパスを渡す体制ができている。D10Sが不調な時はどうなるか、それは少々不安とはいえ、その時はバルベルデスアレスを活かす術を見つけてくれるんじゃないかと楽観的に期待しましょう。

あとは序盤過ぎて忘れてしまいますが、3分にセルジ・エンリクの1対1を止めたテル・ステーゲンはグッジョブ。前半はエイバルのプレスに苦しんでいただけに、あのパラドンはチームを救いました。難しい展開の中で、先制点につながるペナルティを呼んだネルソン・セメドも、安心して右ラテラルを任せられる出来映え。フル出場してボール奪取7回、ファール数ゼロ、すばらしいです。

 

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