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2018/19シーズンのチーム計画、決めるべき課題

1ヶ月以内に最初の会議があり、補強や放出などについて話し合われる

歴史的に価値あるリーガとコパのドブレーテ(二冠)を達成し、市内パレードでその功績を称え合ったバルセロナ。長かったシーズンも残すところリーガの4試合のみとなり、そろそろ来季のスカッド編成計画が本格的に始まっていきます。おそらくは5月半ばにも最初の重役会議が行われる予定です。

二冠達成、でもあまり盛り上がらない

119年にも及ぶクラブの歴史の中で、今回で8回目のリーガとコパのドブレーテ。新緑輝く春、本来はすごく幸せで心弾む瞬間のはずなんですが、個人的にはあまり盛り上がってもいません。

レアル・マドリーが3年連続となるチャンピオンズ決勝進出を果たしたり(リバポーさん頼みます!)、アンドレス・イニエスタのバルサ退団が発表されたりしたことが影を落としているのですが、『この10年で7度目のリーガ優勝!覇権!』と無邪気に喜ぶ気にもなれず。

中核となっているカンテラーノが次々に欠けていく、なのに次世代が育っていない現状に心は暗くなります。

近々、スカッド編成会議

来季のみならず、近い未来にも少なからぬ影響を及ぼすであろうスカッド編成会議が、5月中旬、非常に遅くとも6月初旬に行われるだろう、と5月2日のMD紙が報じています。

クラブの担当重役や強化技術部の責任者らが集まって、2018/19シーズンはどういうスカッドにするべきかごにょごにょと話し合うこの会議。

MDが『バルサが取るべき決断』と挙げるのは、以下の10個です。

  • 1)グリースマン獲得
  • 2)アルトゥール購入オプションの行使
  • 3)フィジカルに優れた中盤選手の補強
  • 4)ウンティティの契約更新
  • 5)ロベルト・フェルナンデス強化技術部長の続投
  • 6)ベルマーレン残留、ミナの期限付き移籍
  • 7)アンドレ・ゴメス、アレイシ、アルカセルの放出
  • 8)期限付き移籍中の選手たちを売る
  • 9)アラニャ昇格とミランダ
  • 10)プレシーズン日程

いっぱいあります。
いずれもバルサが取り組まなければならない課題ばかりで、どれもが独立した記事になる。

ここでは個人的に特に気になるテーマをいくつか取り上げます。

やはり獲るのか、グリースマン

2018年初夏のバルサ周辺はアントワン・グリースマンの話題で賑やかになるでしょう。
複数のビッグクラブが獲得に名乗りを上げているフランス人デランテロの第一志望はバルセロナといわれ、すでに個人的合意も成されているというこの件。

ルイス・スアレスが1-2年で退団するかもしれないと考えると、契約解除金1億ユーロで完成品クラックが獲れるのは確かに魅力的ですが・・・ バルトメウ理事会のこういったガラクティコ路線には反発も覚える。

それだけのユーロが用意できるのなら、ラ・マシアの方へもっと資金を投じてほしくもなりますから。

ロベルト・フェルナンデスは退職か

ロベルト・フェルナンデスの去就もスカッド編成における影響が大きいです。

ルイス・エンリケ監督の2年目にアンドニ・スビサレッタからセクレタリオ・テクニコ(強化技術部長)の職を引き継ぎ、3年間チームの競争力強化に汗を流してきたロベルト。彼とクラブの契約は6月末をもって満了し、そのまま退職との見方が有力になっています。

スビのようなナゾ補強はないけれど、大当たりも今のところないロベルト・フェルナンデスの強化策(ウンティティくらい。コウチーニョデンベレは来季からが勝負)。少し前には、ジョルディ・クライフの名前がメディアに出ていました。

待ちわびたアラニャーの昇格

アンドレス・イニエスタが退団することで開く穴、少なくともクレとしての感情面での穴は、カンテラーノの昇格でしか埋められません。グリースマンじゃあ埋められないです。

2018/19シーズンは、カルラス・アラニャーのトップチーム入りが確定している模様です。
バルサBの器はもうすでにアラニャーには小さく、彼自ら出場時間を求めての武者修行を申し出ない限りは、トップチームの一員となる。
期限付き移籍のない昇格は、2015年夏のムニールサンドロ以来ですから・・・ カンテラーノありきのバルサのようなクラブが、何をやっているのかと。

直接の競争相手はコウチーニョになると予想しますが、最近のバルサの試合を見ているとコンビネーションでの欲求不満が大きいので、デニスとの連携で夢が見たいです。

MD紙がアラニャーに続くと見ているのが、左ラテラルのファン・ミランダです。

フベニールが優勝したUEFAユースリーグでも良い活躍を見せ、エルネスト・バルベルデの好むタイプっぽいミランダ。攻撃的なククレジャは守備に難があるため、ミランダのほうが昇格に近いのでしょう。

ミランダはプレシーズンのUSAツアーに参加するらしいので、ここでのアピール次第ではルカス・ディニェに移籍の扉が開く・・・?今後は控え選手のラ・マシア成分を増やしてほしいので、ミランダに期待します。

セルヒオ・ブスケツの代役としてのオリオルも、昇格候補に名乗りを上げてほしいので、早く怪我が治りますよう!

このニュースのまとめ

  • ・バルサの編成担当者が近々(5月中旬=6月初旬)会議を行う
  • ・補強、放出など決めるべきテーマは多数
  • ・カンテラーノの昇格を熱望する

 

コメント

  1. ロニーありがとう より:

    1)グリースマン獲得 賛成=最前線の選手は特殊なポジション。なかなか自前で育てられないので助っ人で仕方ない。
    この選手はサイドでもトップ下でもプレーできるので多様性が広がる。

    2)アルトゥール購入オプションの行使 反対=左はコウチで十分。ましてやセルジの中盤移動とアラニャの昇格で不要な選手。
    チャビっぽい選手を求めるならセルジの中盤移動でお願いします。

    3)フィジカルに優れた中盤選手の補強 反対=セルジを中盤へ、代わりに右サイドバックの補強か昇格が必要と思う。
    ラキティッチっぽい選手はそろそろ探したほうがいいけど。

    4)ウンティティの契約更新 必要=雑音が消えた最近の数試合はかなり集中している。内気で孤立しやすいタイプなのでマメなケアは必要。

    5)ロベルト・フェルナンデス強化技術部長の続投 分からない=監督の要求とはいえアルダとアレイシュは何だったんだ???あとゴメスも・・・。
    バレンシア時代のゴメスを見てバルサに合うとは思えなかったのだが・・・。
    彼のプレーはマドリー向きでしょ。

    6)ベルマーレン残留、ミナの期限付き移籍 賛成=ミナは経験を積めば大丈夫。

    7)アンドレ・ゴメス、アレイシ、アルカセルの放出 アルカセルの放出は反対=サイドでもプレーできるようになり多様性が広がった。もしかしたらサイドハーフでもいけるかも?

    8)期限付き移籍中の選手たちを売る 賛成=ムニルは残念。似たタイプのグリェズマンの加入で可能性は無くなった。あのレベルの選手でも残れないトップチームの非情さ。

    9)アラニャ昇格とミランダ 賛成=アラニャは体がほぼ出来ているので使っていくしかない。

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