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マルティーノ「アレクシスが報われて嬉しい」

 

メッシは万全となってから復帰するだろう、と監督。

選手たちは非常に良い状態でバケーションから戻ってきた、とのマルティーノ監督の前日会見での言葉どおり、エルチェに4-0で完勝したFCバルセロナ。リズムがネイマールよりも上だった、との判断で先発起用したアレクシスが見事ハットトリックでその期待に応え、ファンへのレジェス・マゴスのプレゼント(日本のクレにはお年玉)としています。そんなチームのパフォーマンスに試合後のミスターも満足した様子。とりわけペドロやアレクシスの献身的なプレーを高く評価しています。

 

チームのベストはこれから

危なげのなかった試合内容について、「前半の1つを除けば、私たちは相手にチャンスを与えなかった。今回は守備も良く、後半のコントロールは完璧だった」とまとめた監督。彼はそして、チームの状態はこれからもっと向上していくだろうとの見解を示しています。「(年末の)ヘタフェ戦でも良いプレーをしていたと思ったし、今日もまた良い内容だった。このレベルを継続できることを願ってるよ。フィーリングはとても良い。けれども改善していくポイントはまだ多く存在している

確約はできないけれど、昨年よりも良い状態でシーズンの終盤を迎えられるだろうと思う。昨シーズンのチームは多くの災難や怪我人に苦しめられていた。今年はそういった事態が再発しないことを期待しているよ。私たちのベストの瞬間は、これから訪れると思っている

 

監督は選手を選ばなければならない

選手個々に関する評価は、次のようになっています。まずはアレクシスがフリーキックを決めた後、やたらとニコニコしていた理由についてです。「トレーニングで見ているから、アレクシスのフリーキックが非常に良いことを私たちは知っているんだ。どれだったかは覚えていないけれど、少し前にもアレクシスはフリーキックを蹴っていて、その時は壁に跳ね返された。その時私は“これがアレクシスにとって最後の機会だったろう”と考えていたよ。チームにはメッシやチャビ、ネイマールといったキッカーがいるから、彼に蹴る機会が回ることはまずないからね。今日彼が蹴りに行くのを見た時、私はベンチに向かって“これがアレクシスの最後の機会だ”と言っていたんだ。そして彼はゴールを決めた。才能があって努力家の選手たちが報われ、私も幸せな気持ちになるよ

努力家といえば、ペドロもスーパーな選手です。「ある選手のパフォーマンスに対して、監督に重要性を与えるのには反対なんだ。ペドロはどんな監督の信頼も勝ち得る選手だよ。彼はいつでもチームのために仕事をしてくれる。それが先発でなかろうともね。彼にはアシストもシュートもあり、両足が使え、チームメイトに対して物惜しみしない。彼をメンバーから外すのは非常に難しいことだ。けれどもバルセロナには重要な選手が他にもいて、毎回そのうちの誰かを外さなければならないんだ

今回ネイマールをベンチに置いた理由については、「毎日のトレーニングで誰が良い状態にあるかを見、今回はアレクシスの方がネイマールよりもリズムがあったと思った。どちらかを選ぶ必要があった」と説明したマルティーノ監督。次週末のアトレチコ・マドリー戦ではメッシとネイマールが戻るでしょうから、先発議論はより盛んになるでしょう。ミスターは言います。

「こちらも非常に重要な試合である、水曜日のコパ(対ヘタフェ)もまだイレブンを決めていない。私は自分のやり方を変えるつもりはないし、ヘタフェ戦が先にある段階でアトレチコ戦のことを考えるつもりはないよ。誰がプレーするかを決める時、支持もされるであろうし、批判も受けるであろう事を私は分かっている。最良の決断となるようトライしていくよ」

タタさんはまたセスク・ファブレガスに関して、彼の賢さを称えています。「私たちのチームにはインテリジェントなフットボル選手が数多くいる。セスクは偽9番でのプレーを最も良く理解している一人だよ。そのうえ彼はアシスト能力がすばらしく、いつもラストパスに最適なスペースを見つけている。彼のような選手がいるバルサは幸運だ」

 

メッシが加わることで、チームは更に良くなる

レオ・メッシの状態について質問を受けたマルティーノは、こう説明しています。「彼の状態は非常に良いよ。トレーニングもとても良い具合に行っており、心身ともに好調だね。次からの試合に出場できるかどうかは、今後の進展次第だ。メンタルの状態を見ることもまた重要となる。怪我の恐怖が頭に残ることもあるからね。ここを乗り越えれば、彼はプレーを再開するだろう。身体的に、彼は非常に良い状態にある。けれども彼が万全だと感じなければ、私たちはメッシをプレーさせないよ。彼はここまで、多大な努力を行ってきた。今私たちがすべき唯一のことは、少しの忍耐を持つことなんだ。世界最高選手が加わることで、私たちは更に良くなっていくだろう。悪くなることは決してないよ

そして「メッシはアトレチコ戦には間に合うと思う。ただしアトレチコが相手だという理由で、完全に回復していない選手を起用することはない。それは彼自身とチームを傷つけることになるだろう」と述べた監督でした。

アトレチコ戦を担当するマテウ・ラオス主審については、「プレーを切らない審判は好きだよ。それは私たちに有利になるからね」とコメントしたミスター。彼には再び来季の去就に関する質問が飛んでいるのですが、それについては以前の主張を繰り返しています。

「私がここを去り、後任がすでに決まっているとも言われているけれど、前にも言ったように、自分が生み出したわけではないニュースに対して私は説明する必要はないんだ。このチームを率い続けるために、私はここにいる。(フットボルでは)居場所の約束された人は誰もいないし、自分の手の内にないものを、私は約束することは出来ない。監督の将来を握っているのは結果と選手たちのプレー内容だからね」

FCバルセロナ 4-0 エルチェのマッチレポートはこちら

 

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