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2021/22の背番号 雑感:コリャドケースとリキ・プッチについても

D10Sメッシの背番号を引き継いだのはカンテラーノ
一方でコリャドは出場登録されず、愛されリキは今季も夢に向かって挑む

2021年夏マーケットは、最終日に複数の移籍が成立する”ドラマティック”な展開となりました。アントワン・グリーズマンを始めとして3選手が移籍。それによって背番号は例年以上に動きがあり、話題も豊富になっています。そして結局、背番号なし状態のコリャドと、構想外っぽいのに残っているリキ・プッチと。バルサはバルサゆえに、いろいろとありますなぁ。

アンスが10番後継者に

クレの皆さま。9月1日に公式発表されたプリメール・エキポ(ファーストチーム)の背番号はいかが感じられたでしょうか。

  • アンス・ファティが10番
  • ウスマン・デンベレがドルトムント時代の7番に
  • ●新星デミルがいきなり11番
  • リキ・プッチが6番
  • コウチーニョは無事?14番で変わらず
  • ミンゲサは正式昇格で22番おめでとう

アンスの10番は・・・ 出来ればあと1シーズンは他の番号でプレーし、活躍の後、「いよいよ来季は10番やな」的な手順で継承してほしかったのが正直なところです。まだちょっと早く、危険な賭けのように見える。
そんな心配など、どこ吹く風とばかりに暴れてくれるかもしれないのですけれど。

ユスフ・デミルは本当にプリメール・エキポ所属になっちゃいました。オーストリアから期限付き移籍でフィリアルに来た17歳が、いきなり11番を背負う。クーマンからの気に入られぶりが分かります。バルサの11番はなにかと曰く付きなので、そんなジンクスは打ち破れますように。

オスカル・ミンゲサはちゃんとプリメーラ登録されてよかった。週末まではプリメーラ契約なのに29番とか使わされていて、可哀想なことにならないものかと冷や冷やでした。

その後、ミラレム・ピアニッチのベジクタシュ(トルコ)への期限付き移籍が決まったので、彼の8番と25番のみが空き番号に。クーマンとしてはもう一人ほど減らしたかったでしょうけど、1週間前の状況からすれば上々ですかね。

※ピアニッチはバルセロナでの給与を60%減額の後、ベジクタシュ移籍を了承したという。手取り800万ユーロと言われているので、320万ユーロほどになったことになる。うち、トルコクラブが250〜300万ユーロを負担し、残り分はバルサが支払うらしい。貸出期間は1シーズン。 なお、減給は今季だけでなく、2024年6月まで適応されるとのこと。

どうなるコリャド

で、ですよ。 プリメール・エキポに続いて昨日2日にはフィリアル(Bチーム)の背番号もまた発表になったわけですが・・・ ここにもまた名前がなかったのがアレックス・コリャドです。これにて今季のバルサに彼の居場所がないことが、ほぼほぼ確定したわけです。

将来を期待されたカンテラーノの悲しき結末(涙)。

ロナルド・クーマンに一貫して戦力視されないコリャドは、クラブから新天地探しを言われていました。
しかし濃厚と見られたブルッハス(ベルギー)移籍は合意に達せず、シェフィールド(イングランド)へのレンタルも土壇場でまとまらなかった。選手側と英国クラブの間で合意に達しなかったとのことですけれど、、これでコリャドケースは複雑化しました。彼もその点は分かっていたでしょうにね。。

残された道は、3つです。
ピアニッチのようにまだ選手の新規登録が認められているリーグ(トルコとかロシアとか)でチームを探すか、登録されないままにクーマンのところでトレーニングを続けていくか、それとも「戻らない」と宣言したBチームに入っていくか・・・
ちなみにBチームも登録人数がいっぱいのため、コリャドを入れるには、すでに背番号をもらっている誰かを外さねばなりません(負傷中の安部くんもまだ登録されていない)。

3年ほど前、ラ・マシアきっての有望株と言われたのがリキ・プッチコリャド、そしてモンチュでした。“不作”の続いたカンテラから、久々に昇格組が出るんじゃないか。
でも現実はアンスぺドリの登場であったり、さらに下の世代(ニコガビデミル)の追い抜きがあったりで、予想してなかった方向から若返りが進んでいる。分からないものです。リキはどこまで粘れるでしょうか。彼の夢は叶うのでしょうか。

愛されリキ・プッチ

リキ・プッチの名前が出たので、最後に取り上げておきます。

先日、バルサ系メディアにて、バルサがロナルド・クーマンとの契約更新交渉を始めたとのニュースが幅広く報じられたのですが、契約を延長するための条件としてクラブから提示されているのが、
● ラ・リーガもしくはチャンピオンズ優勝
● 4−3−3でプレーすること
リキウンティティを戦力にすること
だったらしく。 いろんな意味ですごいですよね。

特定のシステムで特定の選手も漏れなく使いつつ結果を出すことが契約更新の条件という、もし事実ならクーマンがひどく軽視されている話。クマさんも耳を疑ったでしょう。
嘘臭くもあるし、本当っぽくもあるし、こういう漏れて誰も喜ばない話が明らかにクラブ内部からのリークによって主要メディアに流されているのも、いかにもカン・バルサ(バルサ家)らしいんですよね・・・。

リキにしても、いくらドイツ合宿中にラポルタたちとゴルフをしにいくメンタルを備えた若者とはいえ、会長のお気に入りだから試合に出ている、お気に入りだからチャビの後継者と期待され6番をもらっている、なんて思われるのは不本意でしょう。

興味を引かれるのは、これからのクーマンの選手起用です。
信念やキャラクターを備えているウェンブリーの英雄は、会長から圧力を受けようとも、自分がこれだと思うフットボールで難問に挑んでいくんじゃないか。ボスの言う事を聞いて勝てればいいですけど、結果は全然約束されませんしね。

最後は話がちょっと背番号から離れてしまいましたが、、、バルサというクラブは色々あるなぁと6番とか23番を見ながら楽しんでいきましょう〜、ということで^^

コメント

  1. silver より:

     監督にシステムを強要するのはどうなのかと思いますね。 もちろんベースが4-3-3の可変等はありなんでしょうが、1つの型に固執して勝てる時代ではないでしょうから、真偽の程はわかりませんが真実だとしたら鼻で笑われても仕方ないことです。

     Riquiはともかくとして、Umtitiを戦力とする意図はわかりませんね。数合わせにはなるでしょうが、クラブに居座る彼をクラブが戦略とするのでしょうかね? 個人的には戦力というより、試合でプレーさせて他クラブへ冬移籍へ向けてのアピールしたいのかなぁと思います。

  2. ぼこ より:

    プッチ、キャラクターとしては強いものをもっていますね!
    プレイヤーとしてはどんな評価なんでしょう?彼がトップチームで出場した試合は大体見てると思うけど、走り回りこそすれ、無難にさばくシーンばかりで、スイッチいれたりアイディアみせたりってシーンはほとんど記憶にないんだよな…。ディフェンスラインから引き取るのが上手なの?そのポジションだと致命的にフィジカルがないような…。
    実はもっとロングパスが得意とか?カウンターの先頭を走りたい?どちらも見たことはないが…。
    使ったクーマンとしても安心して出せるのはモリバの方だったわけで。メッシいなくなってまた変わるんでしょうかね。

  3. サイ より:

    アンスファティの10番は正直嬉しいです。どんな事情があろうと歴史に選ばれた選手です。応援してます。デンベレはネイマールの11番剥奪で良かったです。ちなみに7番は放出路線なんですかね。コロナの打撃が回復して若い世界的な新9番が獲得出来ればいいんですけど。ジョアンフェリックスは又、冬にオファーだすんですかね。何か情報が有れば宜しくお願い致します。

  4. トム より:

    これで今季のスカッド完全に決定しましたね。

    ピアニッチは減給+レンタルなんですね。650万ユーロの年俸を半額ずつという記事もあり、情報錯綜してるようです。60%減給って可能だったのかな?
    まあギリギリで名門ベジクタシュ移籍は朗報です。トルコなら活躍できるでしょうし、バルサで我慢した分爆発してほしいですね。

    中盤は、ペドリデヨンクブスケセルジが基本で、プッチとガビとニコが控える感じになるようで、ちょっと層が薄い気もします。
    セルジは両SBの控えでもあるでしょうし、ガビニコはまだ未知数。結果が求められるトップチームに適応するには、無難にこなすだけでは足りません。
    彼らはB所属の若手枠とはいえ、今季は出場機会も多そうなので、頑張ってほしい。
    もう若手枠とは言えないプッチは、今年である程度以上の結果を見せないと、来季の獲得ラッシュで弾き出されるでしょう。6番、頑張れ。

    デミル11番は驚きました。
    ちょっとクーマンの期待重すぎのような気もします。
    バルサの11番は、崩しの重債を担う大事な場所ですが、レンタル移籍の17歳にそんな番号背負わせて良いのか、非常に疑問です。やりすぎのような。
    それでもデンベレ復帰までは、デミルの力が必要となる場面は多そう。デパイは左としても、右中央がブライスとルークだと、右の崩しが明らかに足りなくなります。
    コリャドが残るなら、コリャドも入れておくべきだと思いましたね。8番空いてるし。

    第二GKを置かない方針はとりあえずテアの負傷で覆され、ネトが13ですが、これで第二GKもいなくなると、13も25も空欄になるのですかね。
    イニャキが若手枠で26ですが、その辺どうなるのやら。
    減給拒否のウムティティは、今後もマーケットに出す為には飼い殺しする訳にはいかないため、とりあえず余ってるスカッドなら登録は仕方ないでしょうが、もやもやしますね。

    まあ完成とはとても言い難いスカッドですが、デンベレが戻れば形は作れそうで、クンという楽しみもまだ残ります。
    あまりにも新加入のデパイに頼りすぎてる現状は気になりますが、もう今季は仕方ないです。
    出来る所までやって、足りない所は冬に補って、後はクーマンの不思議な運の良さ発揮を願いつつ、張り切って行きましょう。

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