小さな頃からバルサを見てきた、プレー方法は知っているとブラジレーニョ
FCバルセロナの2018年夏 最初の補強選手、アルトゥール・メロの入団プレゼンテーションがカンプノウにて行われました。小さな頃からずっとテレビで見てきたバルサ選手に、自らがなれる喜び。「いつかバルサでプレーすることを夢見ていた」と笑顔で語るブラジレーニョです。
入団プレゼンテーション
アルトゥールの報道陣向け入団プレゼンテーションではまず、スポーツ部門担当副会長ジョルディ・メストラが簡単な紹介をしています。
すでに公式発表があったとおりに、移籍金は固定額が3,100万ユーロで変動額が900万ユーロ。
契約期間は6シーズン(~2014年6月末)、契約解除金は4億ユーロの設定です。
そしてこのメストラ副会長がアルトゥールを呼ぶ際、スペイン語風に「アルスール」と読みかけて「アルトゥール」と訂正、その後の紹介動画でも「アルトゥール」に直っていたので、これがクラブ公式発音と解釈して当サイトでも「アルトゥール」でいきます^^
本人から訂正希望が入ったかな。
アビダル「バルサスタイルに合う、若く将来のある選手」
続きまして、セクレタリオ・テクニコ(強化技術部長)であるエリック・アビダルのスピーチ番。
アビさんはアルトゥールをこの夏に獲得するに至った理由などを、次のように説明しました。
「彼はずっと前からクラブがチェックを続けていた選手です。彼の移籍で合意した際、私とラモン・プラネス(補佐)はここにいませんでしたが、彼のタレント面だけでなく、スポーツ的な理由からも入団を早めることを決断しました。1月まで待たず、すぐにチームメイトたちとプレシーズンを始めるのがベストだと私たちは考えています」
アルトゥールにもっとも期待されるのは、ペロテロ(ボールプレーヤー)としての活躍です。アビダルは言います。
「アルトゥールはバルサスタイルに完璧にフィットする選手です。技術的に優れ、プレー視野が広く、ボールタッチ、コントロール、ボールキープ力のある選手です。私たちは彼を感銘を与える選手だと考えていますし、若く将来のある選手でもある。バルサで成長し続けていくと私たちは信じています」
チャビとイニエスタは手本
この日の真打ちであるアルトゥール・メロは、手短に挨拶を済ますと(「子どもの頃からの夢が叶い、とても幸せです。これを可能としてくれた皆さんに感謝します」)、やや緊張気味ながらも穏やかな表情で報道陣の質問に答えています。
記者さんたちの関心が高かったのは、アルトゥールがチャビやイニエスタのような選手とされていること。二人のレジェンドとの比較については、若きブラジレーニョはこう述べました。
「チャビやイニエスタとの比較には影響されないよ。僕はアルトゥールだし、自分がなぜここにいるのかを人々に証明しなければならないんだ。僕は二人をお手本にしている。彼らのようにバルサで歴史を作りたいね」
「チャビやイニエスタのような選手たちと比較されるのは、まったくプレッシャーにならない。逆に名誉なことだよ。僕はすごく小さな頃から彼らの試合をたくさん見てきたし、このクラブのプレー方法を知っている。だから、たくさんのブラジル人が成功してきたバルサのユニフォームを着られて、すごく幸せなんだ」
「二人はいつも僕のお手本だったし、いまも目標にしている。彼らに近づけるよう、全力を尽くしていくよ。それは自分がフットボール選手として成長する手助けになるだろう。だからバルサは僕にとって最高の挑戦なんだ」
バルサのDNA
アルトゥールは、チャビ退団後のバルサがベラッティ、セリとさ迷った結果にたどり着いたパサドール、バルサのDNAを備えたとされるセントロカンピスタです。
会見で自らのことを喩えて「ボールが足に引っ付いている」というアルトゥールは、バルサ哲学を理解吸収した選手との評に対してこう言いました。
「自分にバルサのDNAがあると言われることを、とても嬉しく思ってる。僕にはいくつかの特徴があるし、偉大な選手たちの側で楽しんでいくよ。苦労はするだろう。でもそういった難しい瞬間から学ぶように頑張っていくさ」
ラ・マシア育ちであろうと、ブラジル人であろうと、チャビやイニエスタのような選手たちの後継者と期待されるのは大変です。自分としましてはチャビのようなオーガナイザーになってほしいと願っているのですが、さて実際の特徴はどんなものなのか。
幸いこれから新チームメイトたちとのプレシーズンをフルに過ごせますので、全ての瞬間を勉強として適応を進めていってほしいです。磨け、瞬間の判断力!
コメント
攻撃面の向上はもちろんですけど、アルトゥールは守備センスもある選手なので
ビッグマッチを見据えると将来的には守備面でもワールドクラスの選手に育って欲しいです。
カンテ獲得の噂もありますが、実現は怪しいので。