上がる市場価値。バルサのオファー額は、アヤックスの要求額にほど遠い
FCバルセロナが2019年夏に最優先で獲得に取り組むであろう選手、それがフレンキー・デ・ヨング(21)です。先日ロナルド・クーマンの下でオランダ代表デビューを飾った新星を、バルサは是が非でも欲しがっている。同時にフレンキーもまたバルサ入りを望んでいるとされ、あとはアヤックス次第の印象です。
しかし他のグランデたちも隙あらばとフレンキーの状況に目を光らせており、過信をすると危険な気配も。フレンキーはバルサから連絡がないことに、ナーバスになっていると伝えられています。
赤丸急上昇中のキラキラ星
フレンキー・デ・ヨングという才能に関しては、FCバルセロナのあらゆる強化担当たちが獲得するべしと声を揃えているそうです。ペップ・セグラ、エリック・アビダル、エルネスト・バルベルデ、エトセトラ。
これだけ満場一致で獲得に賛成される選手は珍しいほどだ、と9月13日のSPORTは述べています。
しかしそれだけ明らかな才能であれば、引き付けられるのはバルサだけではない。
この夏はPSG、トッテナム、マンチェスター・シティ、バイエルン・ミュンヘン、さらには嫌がらせでレアル・マドリーあたりがフレンキーに状況を問い合わせたり、バルサ以上のオファーで彼を誘ったりしているとしているとウワサになりました。
オランダ代表でも、初招集だとは思えない好パフォーマンスで目立っていた彼。
これからチャンピオンズの舞台に登場しますし、どんどんと注目を集めるようになっていくでしょう。
デ・ヨングがフル代表デビューしたペルー戦後、オレンジチーム監督ロナルド・クーマンは「まるでベテランのようなにプレーするデビュタンテだよ。すばらしいタレントだ」と若者を称えました。
獲得の最有力候補バルサ
9月13日のSPORTが見出しに付けたとおり、バルサは「デ・ヨング獲得のポールポジション」なのでしょう。選手自身、「今季はアヤックスに残る」としつつも「いつかはバルサのシャツを着ると思う」とカンプノウ行きの意思を示しています。
けれども、だからといって安心はできなくなってきている。
獲得のライバルとなるクラブが“増殖”しているからです。
フレンキー獲得を巡っては、この夏もいくつかの動きがありました。
バルサに関しては、当初は「2019年の入団はほぼ内定。この夏はその確約を取る」だったのが、ビッグクラブ勢の動きを知って「可能であれば2018年の夏に獲得する」へと変化。
最終的には「デ・ヨングは売りに出してない」とするアヤックスにオファーを断られ、今に至っています。
フレンキーの不安
9月13日のMD紙によると、自らの将来について、フレンキー・デ・ヨングはナーバスになっています。
理由はバルサがアヤックスとばかり連絡を取り、自分のほうには何も言ってこないから。
それも、もうかれこれ6週間になるというのですから、不安が生じるのはごく自然なことです。
フレンキーはそのことを何人かのチームメイトにこぼしていると同紙はいいます。
この「釣った魚にはエサをやらない」的行動パターンはバルサのお家芸のようなもの・・・
なんて言っている場合でもなく。
大事に思っているなら、不安にさせたらあかんのです(人ごとだから言える)。
MD曰く、バルサは選手側と連絡を取ってないことを認めていて、それはアヤックスのスポーツディレクター、マルク・オーベルマルスに「この夏は売らない」と断言されたからだとか。
もう動かないオペレーションに固執しないのは結構。
でもそれならそうとだけ、一言でも伝えておこうぜ。
市場価格の上昇
そしてフレンキーにとっては、自分の名前が売れて、やって来るオファーが増えていることも不安要因となる悩ましい状況です。
市場価格が上昇すると、アヤックスの要求額が大きく膨らむ。オランダクラブは7,000万~7,500万ユーロを要求していて、それ以下は頑として譲らないのではないかと選手周辺は疑っているそうです。
バルサの第一オファーは3,000万ユーロらしいですから、7,000万を要求されるときつい・・・
マルク・オーベルマルスは最近「バルサはデ・ヨングを十分に評価しなかった」と語っています。
ということで9月のFIFAウィークも終わり、バルサの連戦月間が始まるので、次にこの続きが出てくるのは10月のFIFAウイークですかね。
このニュースのまとめ
- ・2019年夏にバルサが最優先で狙うであろうフレンキー・デ・ヨング
- ・代表デビューで注目度アップ、市場価格も上昇
- ・バルサから連絡なく、選手は不安
コメント