Champions League | jornada 6
カルラス・ペレスとアンス・ファティの得点で1-2勝利。
実験的な3バックを使いながらも、苦手のアウェイで勝ちました。
ミラノでの消化試合にFCバルセロナが1-2で勝利。前半のカルラス・ペレス、後半のアンス・ファティの得点がチームに勝点3(と勝利ボーナス)をもたらした。決定機の数ではインテルが上回っていたものの、デビュー戦のネトが止めに止めてイタリアチームの勝ち越しを許さず。インテルはここでチャンピオンズ敗退となり、F組はバルサとドルトムントが 1/8 final へと進んだ。
試合のポイント
●インテルの圧力:出番の少ない選手たちを中心に起用するバルベルデが試みたのが、中盤を厚くする3-5-2だった。自力で1/8 final へ行くには勝利が必要なインテルは立ち上がりから積極的なプレッシングを仕掛け、バルサ陣内でのボール奪取を狙った。バルサはパスミスを誘発され、序盤はインテルの時間帯。デビュー戦となるネトの好セーブが光った。中央は混み合い、ラテラルを使ってボールを推進。
●流れはバルサに:相手陣内に入ると、バルサにもチャンスはあった。先制点はやや唐突なタイミングで生まれる。23分、カルラス・ペレスがスイッチを入れる動きに合わせたグリーズマンのビダルを狙った縦パスから、最後はペレスが決めて0-1。嵐を耐えた後にワンチャンスを活かして先制、以後はバルセロナのペースで試合は進んでいった。33分にはCKからの超決定機をラングレが外し、トドメの2点目を決められず。
●ロングボールから同点に:ゲームは引き続きインテル陣内で進んでいたが、インテルの前線(ルカクとラウタロ)に直接ロングボールを送り込む作戦も上手くいった。44分、右ラテラルからのボールを受けたラウタロがポストとなって粘り、ルカクがミドルシュートを蹴り込んで1-1の同点に。試合の行方はこれで分からなくなった。
●勝利が必須となったインテル:ドルトムントの試合展開も気にしながらゲームを進めていたインテル。彼らはドイツチームが勝ち越したことで勝利が不可欠となり、コンテ監督は勝負に出た。そこで彼らに立ちはだかったのがネトの壁と、再三のオフサイドだ。インテルがオフサイドで認められなかった得点は後半だけで2つある。実際オフサイドなのだが、やや気の毒。
●そしてアンスの決勝弾:インテルが前に出ていたことで、バルサがボールを持てば得点に近づいた。そして86分、その1分前にピッチに立ったアンス・ファティが、ルイス・スアレスとの壁パスから右足を振り抜き1-2。チャンピオンズ最年少得点者となり、インテルに引導を渡している。
トピックス
●アンスがCL最年少ゴール記録:歴史を作り続けるカンテラーノが、CLでも新記録を樹立した。インテル戦の86分に決めた決勝弾は、チャンピオンズリーグでの歴代最年少ゴール。17歳と40日での達成となった。85分にピッチに立つと、その数十秒後に得点。ルイス・スアレスとの壁パスでインテル守備陣を破った。
アンスが破るまでの記録保持者は、 1997年に17歳6ヶ月7日で達成した Peter Ofri-Quaye(オリンピアコス)。
●ネトが公式戦デビュー:夏加入のネトがバルサ選手として公式戦に初出場。ルカクやラウタロの決定的シュートを阻止するなど、非常に安定感あるプレーでチームの勝利を後ろで支えた。
●カルラス・ペレスがCLデビュー:2トップの一角として先発起用されたカンテラーノ。持ち前のゴールへと向かう姿勢をこの試合でも示し、23分には貴重な先制点を決めている(ゴディンが弾いたボールを逃さず蹴り込んだ)。もう1点決めるチャンスもあったが、そこはGKハンダノビッチが上回った。
●トディボもCLデビュー:ジャンクレール・トディボもまた、このインテル戦がCL初出場。3バックの一人として先発フル出場した。序盤は危なっかしい場面もあったが、ルカクやラウタロのような厄介なFWたちを相手に上々の出来だった。
Inter de Milan | FC Barcelona |
1 | 2 |
10 de Diciembre 2019 – Martes 21:00 h San Siro :71,818 |
|
Goles | |
Carles Pérez (23) | |
Lukaku (44) | |
Ansu Fati (86) | |
Titular | |
Handanovic | 【8】Neto |
Godín | 【6】Todibo |
De Vrij | 【6】Umtiti |
Skriniar | 【6】Lenglet |
D’Ambrosio | 【6】Wague |
Vecino | 【7】Rakitic (c) |
Brozovic | 【5】Junior |
Borja Valero | 【6】Arturo Vidal |
Biraghi | 【7】Aleñá |
Lautaro | 【7】Carles Pérez |
Lukaku | 【6】Griezmann |
Cambios | |
Biraghi→ Lazaro (69) |
Griezmann→ 【6】Suárez (63) |
D’Ambrosio→ Politano (75) |
Rakitic→ 【7】De Jong (63) |
Borja Valero→ Esposito (77) |
Carles Pérez→ 【7】Ansu Fati (85) |
Entrenadores | |
Antonio Conte | 【6】Ernesto Valverde |
Arbitro | |
Björn Kuipers (holandes) | |
Tarjetas | |
Borja Valero (45+2) | Lenglet (35) |
de Vrij (88) | Junior (49) |
Godín (90+4) | |
名前の次の数字は評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
1 | 0 | 1 |
Goles |
2 | 1 | 1 |
10 | 6 | 16 (7) |
Tiros a puerta |
18 (5) | 10 | 8 |
6 | 2 | 8 |
Ocasiones de Gol |
5 | 2 | 3 |
3 | 1 | 4 |
Corners |
3 | 2 | 1 |
1 | 4 | 5 |
Fueras de juegos |
1 | 0 | 1 |
220 | 213 | 433 |
pases |
712 | 343 | 369 |
40% | 42% | Posesion del Balon | 58% | 60% | ||
5 | 8 | 13 |
Faltas |
11 | 6 | 5 |
1 | 2 | 3 |
Tarjetas Amarillas |
2 | 1 | 1 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
0 | 0 | 0 |
Formación | |
セメド、アルトゥール、デンベレ、アルバが負傷欠場。ピケ、メッシ、セルジ・ロベルトが監督判断で招集外。イニャキ・ペーニャ、リキ・プッチがベンチ外。 予想外の3バック。トディボ、ウンティティ、ラングレのフランス人たちがセントラルを務めた。ワゲとジュニオルは前に位置し、懸命に前後移動。アラニャーがゲームを作り、ラキティッチが後列から攻撃に参加した。序盤は戸惑いもあったが、徐々にこなれた。 交代はまずは2人同時で、グリーズマンとラキティッチが任務終了となってスアレスとデ・ヨングが登場。最後はカルラス・ペレスに替わってアンス・ファティの出番となった。 |
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Titular | Final |
2019年12月11日(水)、インテル戦翌日のバルセロナスポーツ紙。
MD「負かすことができない」
- ■負かすことができない(※本来は unsperable だが、アンスにかけて ansuperable)
- → 実験的なバルサがサンシーロで勝ち、ラ・マシア選手たち(カルラス・ペレスとファティ)のゴールでインテルをKO
- → アンスはチャンピオンズリーグの史上最年少ゴールスコアラーとなる
- ■アヤックス 0-1 バレンシア
ヒロイックなバレンシアが首位通過
アムステルダムでのロドリゴのゴールがアヤックスを敗退へ
SPORT「ブラボー、少年たち!」
- ■ブラボー、少年たち!
- → ラ・マシア育ちの選手たちに導かれたチームで、バルサがミラノにて名声ある勝利を手にする
- → カルラス・ペレスとチャンピオンズ最年少得点選手となったアンス・ファティが勝利をもたらす
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