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メッシに笑顔が戻って、謹賀新年2021

D10Sが心地よくプレーするとバルサは生まれ変わる
サン・マメスでのレオは明らかにフットボールを楽しみ、その姿はファンに希望をもたらす

上ったり下りたり、気持ち良く勝てたと思ったら次の試合では勝点を取りこぼしたりを繰り返してきたクーマンバルサには、サン・マメスでのような試合が必要でした。第一には、逆転で勝てたこと。それにより、タオルを投げかけていたラ・リーガに若干の光明が差してきました。そしてレオ・メッシが実に楽しそうにフットボールしている姿を見られたこと。カピタンとペドリのコンビは、今のクレの希望です。

収穫多きアスレティック戦

先日のアスレティック・デ・ビルバオ戦は、レオ・メッシにとって今季最高の試合となりました。呆気なくウィリアムスに先制ゴールを決められ、出足を挫かれかけたところでチームを引っ張り、ゴール周りで決定的な仕事を幾つもやってのけたカピタン(2ゴール、2ポスト)。
今季2度目のドブレーテでラ・リーガの得点数は9に。親友ルイス・スアレスらと並び、ピチーチ競争の首位に立っています。

印象的だったのは彼の笑顔が何度も見られたことで、とりわけ1-2弾を決めた後にヒールパスでアシストしたペドリを迎える表情と仕草などは、自分のフットボールを理解する若者と出会えた喜びが溢れていてこちらも「うほっ」と嬉しくなりました。

1-3弾をアシストしたグリーズマンとの抱擁もGOOOOD。こんなのを待っていたのです。シーズン序盤はゴールが決まって祝う際でも心から楽しんでいない風が続いていたし、選手同士がよそよそしいとも報じられていた。

チームの一体感とともに、オフサイドやポスト直撃弾でも楽しそうなメッシが戻ってきた、これがアスレティック戦の最大の収穫でありましょう。レオが笑顔か否かで、バルサは別物になります。苦労しつつも2連勝。良い一年の始まり方だ。

ペドリという“ソシオ”(仲間)

レオ・メッシに笑顔が戻る大きな要因となったのが、ペドリ・ロドリゲス(訂正:ゴンサレス)の存在であるのは間違いないです。バルサ入団当初からペドリメッシとの相性の良さを見せていましたが、年末からの2人のコネクションはさらに冴えわたってきている。春に向けてのチーム浮上のカギでもありますよね。

そしてフレンキー・デ・ヨングです。
週末のSDウエスカ戦ではメッシのアシストを受けたデ・ヨング弾が決勝ゴールとなり、このアスレティック戦でもまたメッシのパスにデ・ヨングが飛び出したことがペドリの同点弾につながった。メッシペドリデ・ヨング。できれば来季もこのトリオを見たいな・・・ アンスも加えたカルテットに沸く満員のカンプノウを見たいです。

1月8日版SPORTによると、メッシはずっとこのラ・カテドラルでのような試合を待ち望んでいたそうです。メッシが望んでいるのは自分が得点するだけでなく、チームを動かし、機能させることと。なので自分が手助けしてチームが勝てることがカピタンにとって重要となります。
ペドリフレンキーら若い資質たちはサポートしがいがありますし、同じ絵を描いて成果も出してくれる。メッシが楽しんでいる時はバルサが良いフットボールをできている時ですから、クレに希望を呼び起こさないわけがありませぬ。

この流れを継続させること

アスレティック戦の勝利によってクーマンバルサが軌道に乗ったと言うのはまだ早計ですが、チームが非常に良い感覚を残したのは確かです。ロナルド・クーマンの探している最適解が、少しずつ見えてきた感じ。ペドリデンベレデ・ヨング・・・ アラウホも出てきましたし、あとはアンスセルジ・ロベルトピケが戻ってくればもっと夢が見れるんじゃないでしょうか。

課題だったアウェイゲームは、これにて3連勝(バジャドリー戦0-3、ウエスカ戦0-1、アスレティック戦2-3)。ずっとチャンピオンズ圏外が続いてきたラ・リーガの順位も、ようやく3位まで上がってきました。
消化試合数が2つ少ない首位アトレティコとは7ポイント差で遠いですが、同じ消化数のマドリーは5差なので抜くチャンスは十分ある。週末のグラナダで流れをより確実にしなければなりません。

バイエルン戦の屈辱や、夏から秋にかけての大混乱から、やっとこさ希望を見出せるところまでチームは立ち直ってきました。安心するにはまだ早いのは分かっている。エラーも散見し、横綱相撲にはまだ遠い。11月には3連勝(11-0)の後に2連敗を食らっています。

しかしその時にはなかったレオ・メッシの笑顔が、いまのバルサにはある。一歩ずつチームが前進している感触は確かにあるので、ロナルド・クーマンや彼のテクニコたち、そして選手たちの頑張りを応援することにしましょう。今度こそ、「三歩進んで二歩下がる・・・」とか言わずにすんでいるはず。

そしてクレの皆様、遅れましたが謹賀新年、今年もよろしくお願いいたします。

 

コメント

  1. たけちゃんまん より:

    毎日楽しく拝見させて頂いています。
    今回のアスレティック戦は本当に見ていてとても楽しい試合でした!
    メッシの楽しそうなプレーやグリーズマンのアシスト!デンベレも良かったな〜、守備も!
    今後も更新楽しみにしてます!

  2. buno より:

    気付けばバルサを観出して20年目。。。(年取った。。。)
    本当にいつもありがとうございます。
    今年も宜しくお願いします!

  3. LUKA より:

    明けましておめでとうございます

    そしていつも最高の記事、本当にありがとうございます!

    今年もお身体に気を付けてお過ごし下さい。記事の更新楽しみにしております!

  4. ちょっとした間違い より:

    管理人さんペドリ・ロドリゲスじゃなくて、ペドリ・ゴンザレスですよ
    ロドリゲスはペドロの方

  5. トム より:

    明けましておめでとうございます。
    いつも勝手な意見のコメント書かせて頂き、恐縮ながら感謝しております。
    今年も宜しくお願い致します。

    ペドリとメッシの連携は、本当にイニエスタを彷彿とさせます。ここにアルバが加わるのが強みですが、デストがちょっと悩み気味。ミンゲサを右で使う事で補助してますが、頑張ってほしい。
    デヨンクは完全にボックストゥボックスのボランチとして走り回ってますね。あれを継続できるのは本当に凄い。ゴール前に厚みをもたらす為に、デヨンクの働きは肝となりそうです。
    デンベレはバルサでの役割をこなす中で、連携面でも良い兆しが見えつつあります。このまま出続けてほしいです。
    グリーズマンは相変わらずですが、あれで点を取れるようになれば、給料分の仕事をしたと言えそうなので、頑張って欲しい所です。

    今は結果が大事ですが、若手を数多く使ってるシーズンだけに、忍耐も必要です。
    会長リコールで始まった今季、優勝は厳しくとも、会長選挙と共に上昇気流に乗り、苦しい中でも来季に繋げるシーズンであれ。

  6. かえる より:

    あけましておめでとうございます。
    いつも記事を楽しみにしています。

    今シーズンはバルサでのメッシが見納めになるかもしれないとの思いから
    例年より試合を見ています。
    どっぷりと泥沼に沈んでいくのを覚悟していたので
    度たび明るいニュースが届くようになり嬉しい限りです。
    チームにとってもメッシにとっても幸せな未来が待っているといいですね。

    若い選手達の活躍はもちろん、クーマンも期待以上(元々あまり期待していなかったので…)です。

    これからも楽しみにしています。
    バルサも本サイトも応援させていただきます。

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