立場は違えど、タイトルを熱望する気持ちは同じ。いざ、バルサ史上30回目となるコパ制覇へ
バルベルデのバルサが、念願のタイトル獲得まであと一歩に迫っています。明日4月21日(土)にワンダ・メトロポリターノで行われる、セビージャとのコパ・デル・レイ(国王杯)決勝。バルサが勝てば、クラブ史上30回目となるコパ獲得です。
メッシ:17回目の(1試合制)ファイナル
リオネル・メッシがバルサで一発勝負の決勝戦に挑むのは、これが17回目になります。そのうちでトロフィーを掲げられたのは14回。2試合制のファイナル(スーペルコパ)も含めると27度目の決勝戦です。
トップデビューして12年、それらのファイナルで27ゴール(10アシスト)を決めているメッシの歴史は、そのままバルサ栄光の歴史となります。
ギガクラックがバルサで手にしたタイトルは、実に30個。
(内訳はチャンピオンズ4、リーガ8、コパ5、クラブワールドカップ3、UEFAスーパーカップ3、そしてスーペルコパ・デ・エスパーニャが7)
獲得タイトル30はアンドレス・イニエスタと同数ですが、二人が一緒にプレーする決勝戦は今回が最後なのか・・・ と考えると切なくなってキーボードを叩く指も止まりそうです。セビジスタには申し訳ないけれど、トロフィーは是非ドンとレオに掲げてもらいましょう。
コウチーニョ:念願のタイトル獲得へ
一方で、エルネスト・バルベルデ、コウチーニョ、パウリーニョ、デンベレ、セメド、ジェリー・ミナにとってはこれがバルサで初のタイトル挑戦です。
特にタイトルに情熱を燃やしているのが、5年間のリバポー生活ではひとつのタイトルも得られなかったフィリペ・コウチーニョ。「タイトルを獲るためにここへ来た」というコウチーニョですから、今はさぞかし落ち着かない時を過ごしていることでしょう(下にバルサTVでのコメントを一部)。
クロップのリバポーではタイトルのチャンスがなかったわけでなく、2015/16シーズンはリーグカップ(対マンチェスター・シティ)とヨーロッパリーグ(対セビージャ)の決勝戦をプレーしてます。
しかしいずれも栄冠には届かず。
明日は因縁のセビージャ相手にリベンジできる機会ですから、逃すわけにはいきますまい。
(※インテルでは2010年に3つタイトルを得ているが、決勝は出場せず)
セビージャもまた決勝戦のスペシャリストですし、3月末のラ・リーガでは敗北寸前まで追い込まれましたが、今回はチーム全体のコンディションが改善されていると期待しましょう。そして繰り返しますが、イニエスタとメッシによるトロフィー揚げを見たい。攻めていこうぜ、チングリさん。
「決勝戦がプレーしたくて堪らない」
以下、フィリペ・コウチーニョのバルサTVでのコメント一部です。
「こういう試合をプレーして、タイトルを獲得するために僕はここに来たんだ」
「試合の前はプレーがしたくて堪らなくなる。きらめく瞬間だよ。僕にとっては、バルサで決勝戦をプレーする最初の機会だ。チームが最高の試合をできるように、僕にやれることは全部やるよ」
「決勝戦では何が起こるか、決して分からない。すばらしい試合になるだろうから、僕らはバルサとしてプレーしないとね」
「スタジアムへと向かう途中は、音楽を聴くのが好きだね。それで集中するんだ。どんなジャンルも好きだけど、よく聴くのはブラジルのサンバ。試合が近づくほどに陽気な歌になるよ。それから試合の前日は、眠る前に少し試合のことを考えるようにしてる」
このニュースのまとめ
- ・決勝はお手のもの、メッシ
- ・リバポーでは無冠、タイトルを熱望するコウチーニョ
- ・「決勝をプレーしたくて堪らない」
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