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メッシ「ネイマールとは上手くいく」

 

ネイは好いヤツっぽいから問題は起きないだろうと大エース。

2013/14シーズン最初の選手会見で、トップバッターとして報道陣の質問に答えたのはエースのレオ・メッシでした。午前中のトレーニング終了後、シウター・エスポルティーバの会見室に登場したメッシはリラックスした様子。ペップとティトの関係についてや税務問題などデリケートな質問もありましたが、危ないトラップには落ちることなく、ユーモアを交えながらにこやかな表情で記者団の問いに答えています。今年でデビュー10年目のクラックは言います。「毎年と同じように、やる気満々なんだ。チームが目標を全て達成できることを楽しみにしてるよ」

 

上手くいかないなんて話が、どこから出てくるのか分からない

現在、バルサ関係者がもれなく訊ねられるのが、メッシとネイマールのタンデムが成功するかどうかの予想です。この日もレオ本人に対し、ネイに関する質問が複数飛んでいます。「ピッチで機能すればいいよね。彼はスゴイ選手だし、名手だらけのチームに加入するわけだから、適応に問題は起こらないと思う。僕とネイマールが上手くいってないなんて話が、どこから出てるのか分からないよ。ピッチ外では問題はないだろう。だって彼は好いヤツっぽいし、ここのロッカールームはみんな好い人だからね。ピッチの中でも外でも、トラブルは発生しないさ

ブラジルの若きエースがバルサに何をもたらしてくれるか。メッシの考えはこうです。「彼は多くを与えてくれるだろう。彼は1対1で相手を崩すのがすごく上手いし、僕らの試合ではそういう状況がたくさんあるからね。そこできっと違いを見せてくれるよ」、「主役がどうとかいうのは、僕は知らない。チームや彼のために、ネイマールがたくさんゴールを決めてくれることを願ってるよ。チームの利益がなにより大事なんだ」

 

これまでのやり方を変える予定はない

その他、メッシの各テーマについての回答は以下のようになっています。

怪我について
「何も変更はないよ。これからも同じやり方でトレーニングをするし、全試合に出場したい気持ちも変わらないんだ。ピッチに出るたびに何か起こる可能性はあるし、何年も怪我はなかったからね。前回の怪我は小さいものだったけれど、治りきっていない時に出場すると決めたことで事がややこしくなった。でも後悔はしてないし、もう過ぎたことだよ」

チアゴの退団
「それは個人的な決断だよ。ここよりたくさんプレーできると考えたから、彼は去ったんだ。理解はできる。でも決めるのは彼自身さ」

ペップとティトのいざこざ
「2人の間のことだからね。。彼らは言うべきだったことを言った。起こったことを知ってるのは彼らだけだし、そこにかまうことはないんだ。僕が首を突っ込む理由のない件だね」

税金問題
「僕はすごく落ち着いているし、距離を置いてるよ。僕らにはそれを扱う弁護士やコンサルタントがいるから、彼らを信頼して任せてある。彼らが解決してくれるさ。そっち方面のことは、僕にはなんのことかさっぱり分からない。だからコンサルタントがいるわけだし」

2014年ムンディアル
「もっと日にちが迫るまでは横に置いてる。まだずっと先のことだからね。僕らが考えているのは、クラブの試合のことさ

マドリー市が2020年五輪の開催候補地である件
「実は、今知ったところだよ」

 

かつてないほどの仕上がり

 

夏休み中も身体を鍛え続けてきたクラック。

さてそのメッシに関してですが、火曜日の記者会見にてティト・ビラノバが、こんなふうに述べていました。「メッシはすばらしい状態で戻ってきたよ。彼はこの数ヶ月コンペティション出場を休んで、休養が取れている。今のように良いフォームの彼を私は見たことがない」。これにはSPORT紙も、“ほら、言ったとおりでしょ!”と大喜び。彼らはその1週間前となる11日の紙面で、ギガクラックがフォーム万全で戻ってくる、と報じていたからです。

トレーニングの様子を見たわけでもないSPORT紙が、どうしてメッシの状態の良さを判ったか。それはセスクやピントたちとイビサ島でバケーションを楽しんでいるところを写したパパラッチ写真の彼が、非常に引き締まってガッチリした身体をしているからです。この夏休みも怠けることなく鍛錬を続けてきたことが一目で判る、そんな筋肉をしています。

 

毎日2時間のトレーニング

休暇に入るにあたり、選手たちにはクラブのトレーナーから“プレシーズン2週間前になったらやることリスト”が渡されています。しかしメッシはそれをこなすだけでなく、独自の鍛錬も行ってきたそうです。同紙によれば、レオは夏休み中も毎日事務へと通い、2時間に渡る筋トレ&ジョギングで汗を流しています。それによってティトも称賛するフォームでのプレシーズン入りが実現されたわけです。

もちろん、夏休みに入って頑張ったら良い身体が出来上がるほど簡単なことはなく、シーズンを通してたゆまぬ努力をしてきた結果として、この優れたフィジカルがあります。25歳という身体的絶頂期にある上、おそらくは子供が生まれたことでより意識が高まったのだろうというのがSPORT紙の考え。昨シーズン末に怪我をしたことで、見えないところでのケアにより一層力が入っているかもしれません。

いずれにせよ、リーガ連覇とチャンピオンズ奪還、さらには来夏のムンディアルに向け、大エースが気合十分なのは間違いない。昨年のメッシは異常なほどにキレまくっていましたが、2013/14シーズンもまたクレやファンの度肝を抜いてくれることでしょう。ネイマールと奏でる変態的ハーモニーも楽しみです。

 

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