泣ける。
再びの完敗でチャンピオンズでの悪夢は続く。
時間と共に弱っていったチーム、CL2試合連続で枠内シュート0。
FCバルセロナのチャンピオンズ1/8 final 進出が危うい。あの悪夢の2-8を食らったスタジアム estadio Da Luz にて、今回はベンフィカに3-0の完敗。バルサは2試合続けて得点も勝ち点を取れず、グループリーグ敗退の影がちらつき始めた。キエフとの連戦で2勝することが生き残りの絶対条件。その頃までクーマンは残っているのだろうか。
試合 覚え書き(雑)
●ポルトガルリーグで好調だというベンフィカを意識してか、、クーマンはこの必勝の試合に再び3-5-2を選択している。昨シーズン最も結果を出した、と監督が信頼するシステムだ。中央には復帰したぺドリとフレンキー。前線はメンフィスとルークで迫力不足は否めない。対するベンフィカのジョルジュ・ジェズス監督は通常どおりらしい3-4-3を採用。クライフを思い出させるのは後者となる。
●慎重がダメで、勇敢が正義ではないが、この試合は勇敢な戦術を選んだベンフィカにまずご褒美が訪れた。開始早々の3分、ぺドリのボールロストをきっかけにセルジ・ロベルトが背後を取られ、抜け出したダルウィン・ヌニェスがエリクを容易く料理。テル・ステーゲンのニアへとシュートを突き刺している。繰り返される緩い守備。今のバルサにいきなりの失点は重荷でしかない。
●バルサにも良い時間帯はあった(10分〜30分)。惜しむらくはここで同点にできなかったこと。フレンキーの前線への飛び出しが効果を発揮し、二度ほど決定機を作り出せたのだ。しかし、、フレンキーは自らシュートを打てる場面でいずれもパスを選び(10分、30分)、ルークがどちらも外すことに。この人はキラーではないな。。フレンキーが自ら放ったいくつかのシュートも枠をとらえなかった。
●バイエルン戦の記憶をスタジアムが蘇らせるのか、この夜のピケは冴えがなかった。失点の場面もそう。12分にカードをもらってしまい、その後も2枚目のカードかとヒヤリとするファールもあった。それを危ういと感じたクーマンは33分、ピケに代えてガビを入れると決断。残念だったのはフレンキーを最終ラインに下げたことで、この采配によってバルサは有効だった攻め手を失うこととなった。
●後半はさっぱり。オフサイドを破ったダルウィンを止めようとテル・ステーゲンがエリアから大きく飛び出し、無人のゴールへとシュートを放たれた場面はどうしてしまったのかと。攻撃ではシュートにも辿り着けなくなり、試合を通じての枠内シュートは0(2試合連続)。3人同時交代をした直後に追加点を奪われ、全てが後手に回る試合となった。追い討ちとして、デストのハンドによるPKで3失点目。試合終了前にはエリクが2枚目のカードで退場。
トピックス
●試合終了後、選手たちはクーマンを庇う。
セルヒオ「簡単なのはクーマンを追い出すことだね、でも責任は全員にある。僕らが危険な状況なのは事実だ」
フレンキー「僕はクーマンについて話せない。でも監督を変えることで何かが解決するとは思わないよ」
●エリク・ガルシアが早くも今季二度目の退場。この夜は2失点に絡むなど、エリクにとって辛い夜となった。一回目の退場はラ・リーガのアスレティック戦。
Champions League | Jornada 2 | |
29 de Septiembre 2021 – miercoles 21:00 h Estadio Da Luz : |
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Benfica | FCBarcelona |
3 | 0 |
Goles | |
Darwin (3) | |
Rafa (69) | |
Darwin (79pk) | |
Titular | |
Odysseas | 【4】Ter Stegen |
Yeríssimo | 【3】Eric |
Otamendi | 【4】Piqué |
Vertoghen | 【5】Araujo |
Valentino | 【4】Sergi Roberto |
Weigl | 【4】Busquets |
J. Mário | 【3】Dest |
Grimaldo | 【6】Frenkie |
Rafa Silva | 【6】Pedri |
Darwin Nuñez | 【2】Luuk |
Yaremchuk | 【4】Memphis |
Cambios | |
Gilberto Valentino (46) |
【5】Gavi Piqué (33) |
Almeida Grimaldo (75) |
【5】Nico Busquets (68) |
Taarabt Yaremchuk (75) |
【5】Ansu Luuk (68) |
Pizzi Rafa Silva (86) |
【4】Coutinho Pedri (68) |
Gonçalo Ramos Darwin Nuñez (86) |
【sc】Mingueza Sergi Roberto (89) |
Entrenadores | |
Jorge Jesus | 【3】Ronald Koeman |
Arbitro | |
Daniele Orsato (italiano) | |
Tarjetas | |
Piqué (12) | |
Otamendi (33) | |
Eric (54) | |
Rafa Silva (56) | |
Grimaldo (62) | |
Weigl (72) | |
Dest (78) | |
Nico (86) | |
Eric (87DA) | |
名前の次の数字はSPORT評価点:平均点【5】 |
Estadisticas | ||||||
1a | 2a | Total | Total | 2a | 1a | |
1 | 2 | 3 |
Goles |
0 | 0 | 0 |
3 | 9 | 12 (6) |
Tiros a puerta |
8 (0) | 1 | 7 |
2 | 3 | 5 |
Ocasiones de Gol |
4 | 2 | 2 |
3 | 1 | 4 |
Corners |
5 | 1 | 4 |
0 | 1 | 1 |
Fueras de juegos |
5 | 3 | 2 |
190 | 190 | 380 |
pases |
541 | 225 | 316 |
40% | 43% | 41% | Posesion del Balon | 59% | 57% | 60% |
perdidas de balon | ||||||
42 | recuperaciones de balon | 34 | ||||
2 | 10 | 12 |
Faltas |
14 | 9 | 5 |
1 | 3 | 4 |
Tarjetas Amarillas |
3 | 2 | 1 |
0 | 0 | 0 |
Tarjetas Rojas |
1 | 1 | 0 |
Formación | |
デンベレ、ブライスウェイト、アルバ、アグエロ、バルデが負傷中。 3セントラルを採用(序盤は右にエリク、左にアラウホ。すぐに入れ替えられた)。フレンキーの後列からの飛び出しが目立つ。 続いての交代は同点を目指す68分、3人同時だった。ブスケツ、ルーク、ぺドリに代えてニコ、アンス、コウチーニョが登場。その後は4-3-3に変更されている。ガビは偽エストレーモのような。アンスは自由に動いた。 |
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Titular | Final |
2021年9月30日(木)、ベンフィカ戦翌日のバルセロナスポーツ紙です。
MD「追い込まれる」
- ■「追い込まれる」
- → もう一つの手痛い敗北がクーマンに大ダメージを与え、チームを敗退に近づける
- → クーマン「選手たちから支えられていると感じる。クラブからは?知らない」
- ■ラ・リーガの給与制限9,700万ユーロはあるものの、バルサは1月に補強をできる見込み
SPORT「これは悪夢」
- ■これは悪夢
- 欧州戦でのもう一つの痛ましい敗北
→ バルサがリスボンにて明らかに敗れ、チャンピオンズ1/8 final 進出は危うくなる - クーマン絶体絶命
→ クラブは興奮した状態での決断を望まず、熟考するための時間を取る
コメント
CLで勝ちたいですね。別記事で今のバルサの半分のメンバーがCLで戦えるレベルじゃないと。特に名指しされた選手はカンテラと理由でバルサが必死に出戻りさせたガルシアです。たしかに全体的にクレから酷評です。でもバルサはカンテラ愛が非常に強い一部の日本のクレは久保君をバルサの10番にしたかったと意見もあります。その久保君は日本のマドリスタはトップチームにはいらないと意見が多い。その久保君をバルサの10番にしたい日本のクレ。哲学、クレ愛確かに分かりますが時代に合わなくなってきたのか。チェルシー、マンC、パリ、レアルなど大金を投じて優れた世界屈指の戦術監督や適材適所に大物選手を連れてきてファンが喜ぶ強いチームにCLで戦えるチームにしてます。哲学愛を取るのか、強いチームを取るのか分かれめですね。バルサはそれ以前の問題でバルトメウ元会長の大爆破経営で何も出来ませんがね。
またも機能しない3バックで挑んだクーマン。
もう勘弁してと言いたくなるような試合でした。
エリックはどうしても体格に劣る所があるので、相当に鍛え上げねばならないと思います。
1失点目は確かにやられましたが、それは他のDFでも十分ありえる事ですので、ここは問題にしません。
それよりもロングボールのポストプレー対処で、体格の良いFW相手に完全にターゲットにされていた事が気になりました。
抑え込まれると、文字通り手も足も出ない。
最後には出そうとしてイエロー2枚目と、本人にとっては悔しすぎる退場でしょう。
でもエリックはまだ若いので、この痛みの先にある理想を目指して欲しいですね。
ピケの早すぎる交代を、クーマンはイエロー貰ったからと説明してましたが、これは明らかに言い訳でしょう。
早々に負ったビハインドを追うのに守備的3バックでは無理と感じたのでしょうが、ラポルタに散々守備的布陣を止めろと言われながら反発して使った3バックですからね。
ファティ効果で士気が上がっても、クーマン効果でダダ下がりしてしまうのが、今のバルサです。
左のデストは相変わらずですが、右のセルジではやはり突破力に難がある。
デパイがいる左が連携で崩す形になっている以上、右は単独突破できるデストを置くべきと思いますが、どうにも。
まあもうすぐアルバが帰って来ますかね。
11番を与えたデミルは、もう使わないんですかね。
ベンフィカはホームですし、そこまでのリトリートサッカーはしないと思うので、デミルも有効だと思いましたが、ピケを入れた時点でクーマンはガビを入れてしまった。
コウチシステムの4-3-1-2をペドリトップ下でやらせる形でしたが、攻めるなら4-3-3にしてデミルを入れるべきだったのでは。
最後は、68分の3人交代です。
ここでブスケを代えてニコにしてしまったのは、最悪でした。
中盤で主導権を握る為に、今のブスケは欠かせません。
ニコは走り回ってはくれますが、まだゲームは作れませんし、ガビも片鱗は見せてくれますがまだまだ。
ペドリもフレンキーもブスケのようには中盤は作れないでしょうし、さらにフレンキーは半分CBになってしまっている。
この交代を見て、これは負けだと思いました。
クーマンは完全に迷走しています。
本人ももう続投を諦めていそうです。
バイエルン戦後にCLは現実的に無理だと宣言したので、この際自分のやりたいようにして良い舞台にしている感じです。
選手も既に現実を受け止めてそうですが、クーマンはレジェンドであり、恐らく彼らにとっても良い人なのでしょう。
クーマンの為に士気を上げるとはいかなくとも、せめて彼の最後のあがきに乗ってあげようくらいには思ってそうです。
厳しい時期を乗り越え、国王杯を取った喜びもありますので。
とはいえ、代わりの監督の事情もあるので、次の代表ウィークまではクーマンが続投するでしょう。
そして次のアトレティコ戦はアウェー、ワンダ・メトロポリターノ。
相手はグリーズマンと、クーマンの因縁の相手、ルイス・スアレスです。
昨季の優勝がクライマックスだとしたら、この対戦はエピソード的な物になるのでしょうか。
バルサ側としては、涙無しには見られませんね…。
それでもまさかの返り討ちを期待します。
もう3バックなど止めて、背水の陣を。
嫌な予感がしたのでまだ見てもいない 笑
残念ではありますが、こうゆう時こそチームを鼓舞する人がいれば良いんですがね
応援してます
訂正です。
軽く見返してみたら、4-3-1-2じゃなくて3バック継続でしたね。
半分寝てました、すみません。
フレンキーの動く範囲広すぎるから…。