タイトルを狙うチームとしての反発力が試される、カンプノウでの3連戦
アグエロのデビューを始め戦力の復帰で状況を逆転できるか
2021年10月も早いもので半分が過ぎ、代表戦によって停止していたクラブコンペティションが再開します。バルサが迎えるのは、多くのものが懸かったカンプノウ3連戦。ラポルタによって続投発表されたクーマンですが依然として足元は不安定で、ここで良い感覚と結果を示さなければ再び周辺は騒がしくなる。運命の分かれ道です。
体勢を立て直す機会
今回のFIFAウィークは、クーマンとバルセロニズモにとってちょっとした息抜きとなりました。
バルサ監督としての最終試合になると信じられていたアトレティコ・デ・マドリー戦の前日にジョアン・ラポルタによる突然のロナルド・クーマンを信じる宣言があり、続投となったオランダ人監督。
二度にわたるサシ話によってクーマンのバルセロニスタぶりを確認し、負傷者が戻って来ればチームは競争力を手にするとの監督の言葉を信じたと会長は説明をしています。
信頼は素晴らしい。しかしながら、これまでの経緯を見れば、ラポルタのクーマンに対する信頼は無限ではなく、むしろ結構限定的でしょう。
今週末から始まるカンプノウ3連戦(まずバレンシア戦、続いてチャンピオンズのディナモ・デ・キエフ戦があり、来週日曜のレアル・マドリー戦)の結果によって監督の将来も変わってくる。ラ・リーガで首位との勝ち点差が開き、チャンピオンズはグループステージ敗退が濃厚・・・なんてことになれば、周囲はまた騒がしくなります。
傷ついたチームが復調するためには、勝利を一つずつ積み上げていくしかない。次の3連戦はチームの何くそ魂を見る良い機会です。
クーマンの逆襲計画
アトレティコ戦の翌週、代表招集されなかった選手たちに5日間もの休暇を大盤振る舞いしたクーマンが、この2週間にどのような逆襲計画を用意したのかが楽しみです。
追い風は、クン・アグエロが怪我から復帰したこと。アルゼンチン人クラックは今週水曜日のトレーニングで行われたUEコルネリャとの練習試合にて90分間フル出場しており(得点も決めた)、週末のバレンシア戦でも出番があると予想されます。
ひと足早く復帰したアンス・ファティもまた順調にフォームを上げているようなので、この2人の存在はパンチ力不足だったチームにプラスをもたらすことでしょう。
アグエロはデビューの時を待つ
アグエロは出場すれば、それがバルサでのデビューとなります。
一緒にプレーできると楽しみにしていたレオ・メッシがクラブの財政難によって去り、さらにプレシーズンに筋肉を負傷して2ヶ月のリハビリが必要になるなど簡単ではないバルサでの最初の日々でしたが、クンには是非、ラルソンさんの再来となってほしい。ちょうどベンチにはそのラルソンがいますし、彼もまた大怪我を乗り越えてパリ決勝の英雄のひとりとなった伝説なので、良い助言者となるでしょう。
ジョルディ・アルバとアレハンドロ・バルデの左ラテラルたちも回復しています。
それによってセルジーニョ・デストが本来の右サイドへと戻ることが可能となり、サイドに深みを持たせられるようになる。選手配置における縛りが徐々になくなり、クーマンが望むフットボールを実践する環境は整ってきました。
あとは、、観客動員数での制限がなくなったカンプノウも後押しをくれます。内容が悪いと指笛もくれるわけですが、ほらクレは優しいから()
というわけでバルサとクーマンにとって大きな意味を持つカンプノウ3連戦が始まります。
ラ・リーガは9位とはいえ、連勝すれば試合消化が1つ多いマドリーに2ポイント差以内に迫れますし、チャンピオンズも1/8 final 進出の希望が残る。クラブとしては日曜にはソシオ総会もあり、気合の入る週末です。バモス!
コメント
この3連戦負けたらシャビになるって噂だから負けるのは悔しいけど致し方ないと思ってしまうのは駄目でしょうか
こんな形でシャビ監督を迎えたくないので、CLクラシコは買って欲しい、高望みですけど笑
デンベレ更新問題ですが、バルサはビッククラブです。前のウムティティのマンチェスターユナイテッドの時の様なパフォーマンス契約にならないようにチャンスは与えない方がいいです。来年はトルコのスピードのあるデミルも来ますのでもうデンベレはドナドナをしたほうが良いです。