上手くいけば、14日のセビージャ戦で招集か。
夏の移籍マーケットが終了し、FCバルセロナの補強は驚愕のどんでん返しもなくネイマール1人となりました。心配なのはやはり、シーズン開幕から5試合連続フル稼働となったピケとマスチェラーノのセントラル。数年来の懸案事項だったポジションに人員を補強しなかったことはかなりの冒険に思えますが、現場のミスターが緊急性なしと判断するのですから信頼するしかありません。マルティーノ監督の補強不要論の根拠となっているのが、復帰間近とみられるカルラス・プジョルの状態です。もし事が順調に経過すれば、グランカピタンは近日中にグループ練習を再開します。ひょっとすると14日のセビージャ戦にも招集される可能性もあるようです。
トンネルの出口まであと少し
この数ヶ月、プジョルのヒザはトラブル続きでした。3月15日に右ヒザの関節鏡手術を行い、全治1-2ヶ月と診断されていたところが思うように回復せず。6月18日に彼は再び手術台へと上り、同じ右ヒザのベイカーのう腫(ヒザの裏側にできる脂肪の塊)を切除しています。こちらは1ヶ月ほどで治るとされていましたが、リスクを回避し、本当にしっかり回復させる道を彼や医療部は選択したようです。ちなみに6月の手術時、チームドクターのプルーナ医師は「このオペによってプジョルの問題に終止符が打たれたと私たちは考えている」と語っています。
プジーは現在、フィジカルトレーナーのファンホ・ブラウとともにリハビリの最終段階へと入っています。土曜日にはグラウンドを疾走する写真をSNSにアップし、「日々良くなってる!良い週末だ」とコメント。ティト・ビラノバが最優先事項としていたセントラルの補強をマルティーノが中止させたことからも、カピタンの状態に手応えを感じているのが分かります。
復帰へラストスパートのFIFAウィーク
昨日から突入したFIFAウィークは、プレー復帰へのラストスパートをかけるプジョルにとって非常に重要となります。日々ハードに調整を続けているプジーですが、このリーガ休止期間中に彼はBチームとの紅白戦に出場する予定だとか。そこで問題なくプレーをすることができれば次はいよいよグループ練習へと参加し、医療部からの出場許可が下りるのを待つという段取りです。最速の場合は14日にカンプノウで行われるセビージャ戦で招集リストに入れるだろうと見られており、是非何事もなく復帰プランが進むことを祈るばかりです。
いずれにせよ、プジョルの復帰は段階的なものとなりましょう。いきなりの完全復活は不可能です。しかし偉大なるカピタンがチームに戻ってくることが与えるインパクトは大きく、その安心感は計り知れない。出ずっぱりだったピケとマスチェラーノにもついにローテーションが可能となり、セントラル全体のコンディションも向上していくでしょう。10月末に待つミラン、マドリーとの連戦あたりにはきっと本調子。強力デランテロたちを止めまくるカピタンの雄姿が目に浮かびますな!フレフレ、プジ!そして怪我さん、どうかあと2年ほどはプジに構わないでポルファボール!
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