セルティック戦当日にヒジを負傷と。
カンプノウがゴール祭りに沸いた火曜日のFCバルセロナ対セルティックのピッチサイド。バルサ監督ルイス・エンリケ・マルチネスは黒の半袖ポロシャツを身にまとい、選手たちに指示を送っていました。その彼の姿を見て、鋭い人は彼の右ヒジに大きめの絆創膏があることに気が付いたかもしれません。目測では8cmほどはありそうですから、それなりに大きな傷が出来たことが察せられる。メディアが伝えるところによりますと、それはどうやら自転車に乗っていて落車した際にできた怪我なんだそうです。
15kmコースと40kmコース
ルイス・エンリケの自転車好きは有名で、チームトレーニング休日にはよく彼自身のSNSにファン・カルロス・ウンスエらと遠征している写真が投稿されていますし、お忍びでレースに参加していたとの報告もあります。それだけでなく、ガバにある自宅からサンジョアン・デスピのシウター・エスポルティーバまで自転車通勤することも珍しくはないらしく。6月あたりにバルサTVで放送されたルーチョ特集番組で、ミスターは「自転車に乗る時間はフットボルについてあれこれ考えるのに役に立つ」と説明をしていたそうです。
SPORTによりますと、ルイス・エンリケの通勤コースは2種類あります。約15kmの“短距離”コースと、約40km(38.7km)の長距離コースです。乗るバイクは使い分け、一般幹線道を走っていく15kmコースはマウンテンバイクを使用。山間部にぐいぐい入っていく40kmコースはロードバイクを駆ります。仕事前に山間部を40km走るってどれだけ健脚ですかね。
フットボルのことを考えすぎて…?
で、アラベス戦に敗れてからセルティック戦までは特に、ルイス・エンリケの頭の中は考えるべきフットボルのことでたっぷり満たされてたわけです。セルティックを迎え撃ち、ただ勝つだけでなく週末に残した悪いイメージをきれいさっぱり吹き飛ばすためにはどこをどう修正していけばよいか。あの負けず魂の固まりポルテーロを先発で起用するべきか。イニエスタを温存するならインテリオールは誰を起用する…etc。そしてバルサ監督はうっかり落車することになり、幸い派手な事故にはならなかったものの、絆創膏を貼らねばならないほどには右ヒジを傷めたそうです。
ルーチョが落車した日に関しては、SPORTとMDでは見解が分かれています。SPORTはアラベス戦の翌日、ロッカールームで選手たちとの話し合いが行われたとするその日に、これから話す内容を考えていて転倒したと説明。一方でMDはセルティック戦当日のアクシデントだったとしているのですが、公式画像を見るかぎり12日(月)のトレーニングではエンリケのヒジに何も貼られてないので、MDの正解っぽいです。
いずれにせよ言えるのは、それだけ彼が思考を集中させていたということですが、なにぶん大事な身ゆえにくれぐれも事故にはお気をつけて…。
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