- ■アトレティコ・マドリーをカンプノウに迎えての国王杯1/4ファイナル第一戦は、試合終盤のレオ・メッシ弾によってFCバルセロナが1-0で先勝。準決勝進出へ向け一歩リードした。
- ■得点は1つだったものの、地元でのイダ（第1レグ）をものにし、相手チームにアウェイゴールを与えなかったのは大きい。もしビセンテ・カルデロンで得点に成功すれば、バルサの大きなアドバンテージとなる。
- ■84分のメッシのゴールはPK崩れ。一度はGKオブラクによって止められたものの、こぼれ球へとすかさず詰め寄り二度目のシュートを押し込んでいる。
- ■今回の1点によって、アトレティコ・マドリーがレオ・メッシのナンバーワン犠牲者となる。バルサの10番は赤白マドリー戦で計22ゴールをマーク。レアル・マドリー戦の21ゴールを上回った。クルトワがいなくなったことで、再びお得意様になった様子。犠牲者第3位は被ゴール数20のセビージャ。
- ■レオ・メッシが久しぶりにピッチ上で嘔吐した、とSPORT紙。前半の出来事と。
- ■試合の陰の主役といえる出来栄えだったのは、カップ戦のGKとなっているマルクアンドレ・テル・ステーゲン。アトレティコが主に守ってきたためにシュートをセーブする機会は多くなかったが（枠内シュート1）、彼はその足技でクレを魅了。まるでセントラルの1人であるかのようにプレーに参加し、正確なボールを仲間へと送り届けている。ジョルディ・アルバへのロングフィードは特にすばらしかった。
- ■チーム全体としてプレー内容は良かったものの、この夜はルイス・スアレスがもうひとつ。運動量は豊富で、たくさんのプレーに関与はしていたが、エリア内での決定的な仕事は出来なかった。
- ■平日の22時開催なる、この好カードには相応しくない試合時間だったが、62,225人の勇者たちが寒空の下でルーチョチームに熱い声援を送った。
- ■コパ・デル・レイでは今季3枚目のカードを受けたアトレティコのゴディンが、ブエルタ（第2レグ）を出場停止となる。
- 選手たちのコメント
- ■アンドレス・イニエスタ 「良い結果だと思うよ。でもまだブエルタが残っているし、とても激しい90分が僕らを待っている。今日の僕らはすごく難しいチームを相手に再びすばらしい仕事をしたね」「無失点に抑えたのは大きな一歩だけれど、なにかを保証するわけじゃない。次も良い仕事をしないといけないんだ」
- ■アンドレス・イニエスタ 「物事が上手く行った時は、喜ばないとね。僕は最高のものがこれからやって来ると考えるのが好きなんだ。そのためのシーズンはまだたくさん残されている」
- ■テル・ステーゲン 「ファンのサポートやチームメイトたちの仕事ぶりには満足してるよ。でも個人的にはまだまだなんだ。現時点ではミスターは僕をコパとチャンピオンズに起用してるけど、僕はリーガでもプレーしたい。ブラボがすごく良いプレーをしてるけれどね」「足元のプレーは小さな頃から練習してた。だからバルサのシステムは僕には未知じゃないんだ。もう慣れてるよ」
- ■イバン・ラキティッチ 「完封できたのはとても重要」「試合に勝って、第二戦にアドバンテージを持って臨むのは重要だよ。次の90分も全員で戦う必要があるし、最高の感覚を手にして僕らはマドリーへと乗り込む」「まだ全てがオープンな状況だよ。準決勝への道は長いんだ。地元でのアトレティコはさらに強く、難しい相手になるだろう」「スアレスはとても重要な選手だよ。ゴールはやって来るさ。彼はチームにとって欠かせない選手だと思う」
- その他バルサ関連
- ■セルヒオ・ブスケツがFCバルセロナとの契約更改交渉を始めた、とカタルーニャ・ラジオが報じる。両者は2013年7月に契約を延長しており（～2018年）、今回は給与面での待遇が上がるらしい。
- ■ディノラ・サンタ・アナ（ダニ・アルベスの元妻で代理人） 「アルベスは契約を更新できるでしょうが、もし別の場所へと去る必要があるなら、そうするでしょう。時代は時に終わるものです」「彼に関心を持っているクラブはあります」「ここに居る間、彼は全てを捧げるでしょう。けれどもそれ以上は言えません。私たちの希望は残留ですが、どうなるかは見てみましょう」 [goal.com]
- ■ダニ・アルベスの将来はルイス・エンリケが決める、とSPORT紙。1月1日から移籍交渉が自由となっている彼に、バルサからのオファーはまだない。SPORT電子版のアンケートでは、77%（3,260票時点）がアルベスとの契約延長を支持。
2015年1月21日(水) 1-0：まずは一歩リード
