どうしたアレクシス

 

元気のないアレクシスの問題点と解決策。

アレクシス・サンチェスへの風当たりが強くなっています。ペドロが元気を取り戻し、骨折からビジャが復活しようとしている今、アレクシスが好調であれば破壊力と頼もしさ抜群のバルサ攻撃陣なのですが、そうは上手くいかないのが世の常でしょうか。サンちゃんはピッチ上でもどうも自信に溢れているようには見えず、1対1にも挑まず、まずレオ・メッシを探しちゃっているように感じられます。彼なりに精一杯やろうとしているのは伝わるんですが、自信の不足したデランテロってのはどうも上手くいかないものです。

ティト・ビラノバはアレクシスについて訊ねられるごとに、「それは時間の問題」と言って変わらぬ信頼をアピールしています。打てなくなった野球のバッターが、どんなゴロでもとにかくヒットが続いていけば自信を取り戻すといわれるように、小心になったデランテロもまたどんなゴールでも決まれば復調する可能性がある。しかし自信がなければゴールは決まりにくく、外せばさらにしょんぼりし、の自信喪失スパイラルもあり得るわけで、そこから抜け出すのは思いのほか難しそうな気がします。もっと別のアプローチもまた、必要かもしれません。

そこでSPORT紙が気を利かせ、著名なるコーチングのプロや心理学者さんたちへと取材を実施。アレクシスの現在の振舞い方を分析してもらい、復活するための解決策を伝授してもらっています。

 

問題点

まずはバルサのハンドボール部で監督を務めたこともあるという、シェスコ・エスパルさん。彼は自信を失ったサンちゃんへと、「いつもと違ったことをしてみるのもひとつの手」だとアドバイスし、「自信はテーブルのようなものであり、しっかりとした脚に支えられることで安定する」から、ポジティブな記憶が大事としています。

心理学者でコーチだというカルラス・マルコスさんが指摘するのは、バルサへの適応が上手くいっていない点です。「バルサでプレーするのはとても難しいんです。アレクシスはウディネーゼとチリ代表では典型的なスターだったのに対し、バルサでは新たな役割に従わなければなりません。そしてそれは簡単ではなく、プレッシャーと不安につながっています」。そして彼は、サンちゃんの性格がまた影響していると見ます。「見たところ、アレクシスは内気なように思えます。インタビューは受けたがらず、カステルデフェルス(自宅のあるエリア)から出ず、全般的に内向的な人物です。それらは逆境に打ち克つポイントとはなりません」

続いてスポーツ心理学が専門のオリベル・マルティネスさん。彼はアレクシスのプレーから気楽さ、自然さが失われていると言います。「彼は任務に求められる以上に興奮してプレーする選手ですね。その結果ボールを失ったり、プレーがどう終わるかを知ることなく動いてしまう。レアル・マドリーに入団した当時のベンゼマによく似ています」

 

解決策

性格的な問題となれば、解決には時間がかかりそうですが、マドリーのフランス人が良い仕事をするようになったように、バルサのチリ人も成功することは十分可能だそうです。前述のエスパルさんは言います。「120%の努力が出来る選手であるなら、自信は甦るでしょう。理由はシンプルです。自信を失うと恐怖が現れ、アクションがより遅くなってしまう。そこを激しくいくことで動きが加速され、かつての感覚を取り戻す可能性があります。アレクシスに必要なのは元気ではなく、事が上手くいくと知ることです」

一方でマルコスさんの提示する解決案は、ティトが彼をサポートしたり、なんでもいいのでゴールが決まったりしながらも、「アレクシスがチームでの新しい役割を信じ、引き受けること」。バルサでの立ち位置をしっかりと理解するのが重要のようです。

そしてオリベル・マルティネスさんは、こういう策を提示しました。「自信を取り戻すためには感情や肉体の状態が良好であり、過去の成功体験を覚えておく必要があります。人は自分がもっと上手くやれるとも考えるものです」

各先生方の意見から判断するに、つまるところ重要なのはメンタルということになりましょう。ここで萎んでしまわないよう、周りが上手くサポートしていくことも大事でしょう。ちょっとたれ目気味で、優しそうな雰囲気を漂わせるアレクシス。ここは気負いすぎずに気楽に行こう!バモス!

 

・・・今日のアラベスとのコパでは、きっとサンチェスにも出番があるでしょう。メッシが完全休養となったので、おそらくはセスクが偽9番に入り、アレクシスとビジャ、テージョらがデランテロの残り枠を分け合っていくことになると推測できます。懐かしのメンディソローサが、9番復活のきっかけとなればすばらしいこと。彼とバルサにとって、好い試合となりますように。

 

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