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チャビ「この世代にとって唯一の機会」

リーガを早く諦めすぎたけれど、今は燃えていると第2カピタン。

アトレティコ・マドリーとのリーガ優勝決定戦を前に、カピタンたちのメッセージ発信が続いています。前日のアンドレス・イニエスタに続いて、水曜日にシウター・エスポルティーバの会見室に現れたのはチャビ・エルナンデス。木曜日の退団イベントでは、カルラス・プジョルもまたクレたちを鼓舞してくれることでしょう。チャビにとっては、アトレティコとの決戦前のメディア登場はチャンピオンズ準決勝に続いて二度目。今回彼が強調したのは、この頂上決戦が「唯一無二の機会」である点でした。

バルサが一つとなり、ハッピーエンドを迎えることを願う

5月3日にカンプノウでヘタフェと引き分けた時(2-2)、選手も監督も、リーガ優勝はこれで事実上不可能になったとのコメントを出していました。第2カピタンは言います。「おそらく僕らは、あまりにも早くタオルを投げてしまったね。全てが真っ黒になって、リーガを失ったと思ってしまったんだ。でも今僕らは、フットボルが与えてくれたこのチャンスを手にしている。地元での試合だし、勝つために有利な条件は全て僕らの元にある。僕らが望むのはみんなが一つとなって、良い形でシーズンを終えることだよ。そのためにはカンプノウに“圧力鍋”になってほしいんだ。スペクタクルな決勝戦となるだろう。僕らは歴史的な機会を手にしている

そしてチャビは、「僕らは別に誰かを黙らせたいわけじゃない」としてこう強調しました。「全員を黙らせるのは不可能だろうしね。僕らはただリーガ優勝したいだけだよ。バルセロニズモはそれに相応しいし、難しかった1年を経験した後には、選手やチーム、テクニコの全員がこういう喜びを得る価値があるんだ

チャビは今回もまた、彼が好む“ジェネレーション(世代)”という言葉を用いています。(4-0で勝利した昨季のミラン戦の時は、この世代にはまだ歴史的大逆転がない、と言っていた)「このタイトルを制することができれば最高だろうね。僕らにはこれから数年間もたくさんのことを成し遂げられる最高の世代があるけど、これは唯一の試合で、もう一度あるかどうかは分からない。僕らの世代にとって、これは完璧なチェリーになるだろう(直訳。乗せるとケーキがさらに素敵になるもの、というニュアンス)。僕らはリーガでこれ以上重要な試合を経験したことがない」

「ファンはすごく盛り上がってると思うし、僕らもそうだよ。ヘタフェ戦の後で自分たちに可能性があると言っていたら、頭がおかしいと思われていただろうね。このチャンスは活かさなければならない。失敗はできない」というインテリオールは、この1年がキャリアで最も辛かったかとの問いにはこう答えています。

僕が一番辛かったのは、チームがなんのタイトルも手に入れられず、争うことも出来なかった時だよ。今はそうじゃない。僕らは最終節までリーガのタイトルを戦っているんだ。6位になって、タイトルの可能性がなかったときは悲しかったよ。今年はいろいろあったけど、気持ちはいいんだ」

アトレティコの堅守を破るというミッション

今季はこれまでに5度対戦し、2ゴールしかあげられなかったアトレティコ・マドリー戦。シメオネチームの堅守打破は、タタバルサにとって今度こそクリアすべき課題です。「アトレティコは守備面ではヨーロッパで最高のチームだと思う。僕らが彼らにすごく苦労しているのは、彼らのプレッシャーが厳しく、連帯が強く、前線にたくさんのバリエーションがあって、セットプレーも巧みだからだよ。彼らの守りは岩のようだし、フォームもとても良いね。これまでの5試合で僕らは1つに負けて、4つに引き分けた。勝利のカギは僕らが先制ゴールを決め、彼らを前に出させることだ

バルサは今季のアトレティコ戦で、一度も先制できていません。チャンピオンズ決戦の際もチャビは先制点をカギに挙げていましたが、結局逆にやられました。「彼らにダメージを与え、チャンスを作り出すのは難しい。サイドを開いたり、ミドルシュートを打ったり、オプションは全て活用していかないとね」。後方からの飛び出しも大事。5-0クラシコの先制点のような抜け出しをチャビさんも是非!

バルデスの決断は尊重すべき

その他、チームを取り巻く様々なテーマについても、チャビは彼の見解を述べています。

アレクシス・サンチェス
「いろんなウワサ話はあるけれど、アレクシスは中央でもサイドでもプレーできて、9番もこなせる選手。僕らにとって非常に重要で基本となる選手なんだ。特に今シーズンは良いプレーをしているしね。去就?僕はフロントの人間じゃないし、アレクシスとアンドニ(スビサレッタ)が決めることだよ」

プジョルとバルデス
「彼らが居なくなるのは悲しいことだよ。僕はプジにはとても感心してるし、キャリアを共にしてきたカピタンが去るのは悲しい。彼はピッチの中でも外でも素晴らしい人だ。ビクトルも同じさ。彼はバルサ史上最高のポルテーロであり、人間的にも素晴らしい。人はそんな彼のことをよく知らないんだ。でも僕らは彼をよく知っているし、彼の最良を願うよ。プジもビクトルも僕の最高の友人たちだ」

バルデスの去り方
「僕らは彼の決断をとてもよく理解しているし、尊重しているよ。彼は今良い状況になく、デリケートな怪我を抱えている。プレー出来ない時は、グループの中で自分が重要だと感じないものなんだ。彼はドイツで回復することを望んだ。僕らからは彼のことを尊重するようお願いするよ

タタ・マルティーノ
「僕らはタタのパーソナリティをとても評価してる。チームに来た最初の瞬間から、彼はリーダーシップを示していたし、とても良い仕事をしているよ。彼は勝者であり、選手との距離が近い監督。スポーツ外の出来事やらで簡単な1年ではなかったけれど、僕らは外部の人たちより彼の仕事を評価しているんだ

ルイス・エンリケ
「ルイスと僕は好い関係にあるけど、監督の話はウワサに過ぎない。土曜日にはシーズンの懸かった試合があるんだ。僕らはミスター(マルティーノ)を尊重するべきだ

自身の今後について
「ウワサ話に花が咲く時期だけど、僕の考えは基本的に同じで、バルサ残留だ。オファーは届いたけれど、僕の考えは変わっていないよ

 

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