そろそろ招集されたくて堪らないエリック。
3月19日(火)、バルセロナから嬉しいニュースが届きました。シウター・エスポルティーバで行われたバルサBと仏2部Istresとの練習試合に、エリック・アビダルが出場したのです。アビさんがバルサでゲームに出場するのは昨年2月26日のアトレチコ・マドリー戦以来のことでして、この火曜はフィリアルの若者たちと共に、セントラルとして65分間プレー。念願であるトップチームでの公式戦復帰がいよいよ近付いていることを印象付ける知らせでありました。実際アビダルもかなり、招集を受けたくてウズウズしているようです。
約13ヶ月ぶりの試合出場
エリック・アビダルは2012年4月10日に肝移植手術を受け、程なくしてリハビリを開始。12月19日にグループ練習へと復帰し、2月21日にはついにドクターからの出場許可を手にしました。つまりはテクニコたちさえ良しと思えば、いつ試合に出てもよい状態。しかしながら、それから1ヶ月が経過した今もアビさんは招集リストに名を連ねることもなく(チームはその間に7試合をプレー)、MUNDO DEPORTIVO紙がチーム筋から仕入れたという情報によれば、彼はもうそろそろ”待機状態”に飽きがきていて、招集さえされない状況にじりじりし始めているのだそうです。
ではテクニコたちはアビダルをどう起用し、実戦のリズムに戻していくつもりなのか。MD紙によるとティトたちの考えは、リーガの優勝争いが決着してからの復帰だとかで。チーム内でのことですから、テクニコもアビさんがどれだけプレー復帰を望んでいるかは承知の上なのですが、肝移植というデリケートな手術から回復してきた彼を、急いで復帰させる考えはありません。なにより、バルサにおいて要求されるフィジカルのレベルは非常に高く、それがこのシーズンの重要局面となれば尚更。ジョルディ・アルバやダニ・アルベスのあのフォームを見れば、長期離脱した選手がピッチに戻ることの難しさは推して知れます。
ただ、プジョルが1-2ヶ月間の離脱となり、アドリアーノも1ヵ月半ほど使えない現状でありますので、少しばかりであるならば、アビダルにテスト的出番が訪れるかもしれません。数日前のSPORT紙では、ティトたちはカンプノウでのどこかの試合において、アビさんを復帰させる計画だとありました。4月以降のカサでの試合は、6日のマジョルカ戦、20/21日のレバンテ戦、27/28日のアスレチック戦、5月4/5日のベティス戦、19日のバジャドリ戦、そして最終節6月1日のマラガ戦。タイトルを争うチームの状況と、アビダルの希望をどう兼ね合わせていくか、ビラノバとロウラの運営に注目です。
(※もしバルサ、マドリー、アトレチコが全勝を続けていけば、リーガ優勝は最速で第34節のベティス戦。優勝が決まり、かつカンプノウでアビさん復帰、というのも乙なものではある)
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