こちらも独自のコメントが楽しい選手。
今週はミッドウィークに試合がないため、バルサ選手のスポンサー関係活動やら、メディア露出が増えています。地元のラジオ局RAC1の番組”Tu diràs”に出演し、現在のチーム状況その他あれこれについて語ったダニ・アルベスもそのひとりです。
まずは自身のコンディションについて、ダニはこう説明をしました。「調子はいいよ。これからフォームをベストのレベルへと仕上げていきたい。僕にとってはこの数ヶ月が、シーズンで一番難しい時期なんや。身体はまだ万全の状態にはなっていないし、筋肉の怪我とかもあったからね」
チーム全体としての出来も似たような感じでしょうが、ティトバルサは現在公式戦6連勝中と、勢いを手にしています。「チームによる仕事の成果やね。まだトップレベルのプレーには達していないけれど、僕らは結果を手にして、ゴールを決めて、良い試合をして、なによりも勝ってる。状態がベストではないときには、それが一番重要なんや。良いフットボルが出来るようになれば、もっと落ち着いて勝てることやろう」
ここ数日では定番の話題となっているメッシとビジャの”事件”については、ダニのコメントはさすがです。「彼ら(アッチ方面)にとっては、8ポイント差のことを話題にするのは都合が悪いんや。それは”有害な”テーマやからね。それにメッシとビジャがケンカをしたとなれば、売れる。この映画がどう進んで行くのかを僕らはもうよく知っているし、それへのワクチンはもう済ませてあるよ。あんなのは試合でも練習でもよくあることで、起こらないほうがおかしいやろう」
そしてレアル・マドリーの現状については、「今はまだシーズン序盤に過ぎない」としながらも、「第5節の時点でマドリーが7ポイントであることがフツウじゃない。この状況は活用しなければならない。最後の最後には、1ポイントが効いてくる」とコメント。「9月はハードな月なんや。だからこそ状態がすばらしくなくとも、勝点を積み重ねていることに大きな意味がある」と、バルサの手柄を強調しています。
バイアで引退したい
こちらの記事でチアゴが述べているように、ダニ・アルベスといえばネイマールの親友であり、クラックにバルサ入団を盛んに勧めている人物です。「”テレビ小説”が早く終わって、みんなハッピーエンドになってほしいね。ネイマールにはブラジルを出るように勧めてるんや。その方が選手としてずっと成長するやろうからね。彼やメッシのようなグランデは、ピタッとフィットすると思う。僕はふたりが一緒にプレーしているところを見たい。おそらくバルサは、世界最高の2選手を擁することになるよ」
アルベスに関しましては、この夏に少々、移籍のウワサを巡ってクラブとギクシャクしたこともありました。「クラブには、イヤな思いをしたということをすでに伝えたよ。そして今は以前のように幸せに仕事をしている。でももし僕がバルサで引退したいと言ったなら、それは偽善的やったやろう。もちろんバルサ時代は出来るかぎり長くしたいとは思うけれども、感謝の気持ちから僕は、バイア(プロデビューしたクラブ)で引退をしたいんや」
ちなみに現在バルサで自らのバックアッパーとなっているモントーヤについては、「彼は僕にとっての弱点なんや。彼はものすごく良く働くからね。バイアでキャリアを始めた頃の自分を思い出すよ。彼のことはかなりリスペクトしてる。彼はバルサの未来やし、僕らは出場時間を分け合っていく」とエールを送っています。
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