バイエルンがオランダ代表セントラルを断念か バルサは早い決断となるようデ・リフト側を促していく セルビア代表デランテロは価格が高騰し、困難となる
FCバルセロナが全力で取り組んでいるマティイス・デ・リフト獲得作戦が、完了へと向けて大きく前進したようです。最大のライバルであるバイエルン・ミュンヘンがセントラルへの関心を鈍らせ、他のアヤックス選手(Ziyech)に照準を変えたとの情報が届いたらしく。あとはもう契約へと一直線というのです。
一方で前線のルカ・ヨビッチは、価格高騰によって獲得は困難になった模様。元々、このデ・リフトだけでも厳しい予算でしたからね・・・
最大の競争相手がいなくなり
バイエルンがデ・リフト獲りから撤退した、との情報を受け、楽観論広がるバルセロナはこれから作戦完了を目指してアクセルを踏み込んでいきます。
具体的に何をするかというと、デ・リフト側に決定的な決断を急ぐように促す。
バイエルンがデ・リフト獲得競争から撤退したのであれば、それは選手代理人ミノ・ライオラからすれば、強力な交渉カードを失ったことになります。「あちらさんはもっと多額のオファーを出してはりまっせ」と粘ることが出来なくなる。
最大の競争相手もいなくなったことだし、もうこの先に大きなオファーが届くこともないだろうし、早く決断をしちゃいましょうよと突っつけるようになるバルサです。
まだ決定的ではないですが、過去の事例からすれば、ここまで至ればかなり安心はしても良さそう。デ・リフトはもうバルサ移籍に乗り気だという。あとはライオラ代理人が他クラブに最終提案を受け付け、デ・リフトの気持ちを動かすようなものがなければバルトメウ会長がアムステルダムへGO!でしょう。
アヤックスは競売を行わない
ありがたいのは、アヤックスが選手の希望を尊重し、移籍金を競売にかけない点です。
ある人気選手がいて、複数のクラブが契約を欲する場合、所属元クラブが上位金額オファーに移籍金を合わせるよう買い手に求めることはよくあります。それだとバルサのようなクラブにはきつくなりますが、アヤックスは“落札希望額”に達していれば選手の希望を聞く。すてき。
4月1日付SPORT紙によると、オランダのDE TELEGRAAF紙スポーツ部局長 Valentijn Driessen さんが同紙に対し、アヤックスはバルサにデ・リフトの移籍金で競売を行わないことを確認していると太鼓判を押したのだそうです。
バルサとアヤックス。
クラブ間の関係が非常に良好だと、いろんな利点があります。
ヨビッチ獲得は、高くなりすぎて困難に
一方で、ルイス・スアレスの後任9番としてバルサが優先的に狙っているルカ・ヨビッチは、人気銘柄らしく価格が高騰して獲得困難となっています。
こちらは野心的なヨビッチ代理人が自ら価格上昇を仕掛けているらしく、バルサとしてはそのゲームに参加するつもりはないと。バルセロナのフロントが年始にヨビッチ側と連絡を取り始めた時は、選手もアスルグラナのユニを着ることに胸をときめかせ、交渉も順調に進んでいたそうなのですが・・・
複数のビッグクラブがヨビッチに関心を持つにつれ、代理人が彼らと話をし、値段を上げている。そして当初予算6,000万ユーロでは届かない額となったことで、バルサは引く、ような状況です(SPORT)。
ということでヨビッチの件は本人がバルセロナに行きたいからオークションは止めよう、ということにならないかぎりはご縁なさそう。カンプノウでプレーしたいとの気持ちが強い選手でないと、バルサはなかなか獲れないです。
このニュースのまとめ
- ・バイエルンのデ・リフトへの関心が冷えたらしい
- ・手強い競争相手がなくなり、バルセロナは獲得へ向けアクセルを吹かす
- ・ヨビッチは価格が上がり、バルサの手の出ない領域へ
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