欠場者リストはアビダルとクエンカのみに。
バルサの2013年は、好いニュースたちと共にスタートしています。ティト・ビラノバの仕事復帰のほかにも、年末に負傷していた選手たちが、続々と戦列に戻ってきているのです。3日にはセスク・ファブレガス、アレックス・ソング、アドリアーノ・コレイアが揃ってドクターのプレー許可をもらいまして、トップチームで負傷者リストに名を連ねているのはクエンカとアビダルだけに。ティトからすればほぼ自由に先発メンバーを選べる、でも誰を選ぶか悩ましい、そんな嬉しい状況といえます。
セスク、休みなく頑張った2週間
ティト・ビラノバ率いるテクニコは今回、プリメーラの他チームよりも長い10日間のクリスマス休暇を選手たちに与えました。それはすなわち、チームとしてトレーニングを行わずとも、選手たちがケーキ太りなどすることなく、最適なコンディションで仕事へと戻ってくると確信しての決定です。
セスク・ファブレガスもまたこのクリスマス期間中は自主トレに精を出した一人で、この2週間は元旦以外は一日も休むことなくトレーニングを行ってきたそうです。目標は12月9日のベティス戦で負傷した左大腿二頭筋(全治4週間の診断)を、エスパニョール戦までに完治させること。その努力は実り、きっちりとデルビーに間に合わせたセスキーでありました。グッジョブ、フランセスク。
セスクが戦列に復帰したことで、ティト・ビラノバはセルヒオ・ブスケツ+チャビ、イニエスタ、セスクのフゴネス同時期用を復活させることが可能となります。デルビーでもさっそく、このカルテット+メッシが見られそうな予感。いずれにせよ、セスクが戻ってくることによるプラス効果が非常に大きいのは間違いありません。
ちなみにセスク、一日だけの休日を活用し、大晦日はパートナーのダニエリャ・セマーンさんとローマで年越し。永遠の都を観光して回り、ローマ法王の新年ミサにも参加しています。
バルデス「違和感はあるけど大丈夫」
少しだけ気になる選手がいるとするなら、ビクトル・バルデスでしょうか。ビクトルは左足に違和感を覚え、2日夜の親善試合、カタルーニャ選抜対ナイジェリアを大事をとって欠場しました。公式サイトの発表によれば、足底筋膜炎がその痛みの原因だとか。幸いなことに、その後の経過は順調ということで、エスパニョール戦には出場可能らしくてよかったです。
調べてみますと、足底筋膜炎は足の裏の腱やら筋膜やらに炎症が起き、朝起きてからの数歩は土踏まず周辺がとっても痛いのだそうで。そのうち痛みはなくなりますが、体重をかけて運動するとまた痛み出すのが特徴です。治療をするためには、まず第一に練習を減らして休めるのが大事。バルデスの場合は軽傷で済んだようですが、再発(あるいは重傷化)しないようにと願うばかりです。
そのバルデスは3日(木)の記者会見を担当してまして、底での説明によれば、「バジャドリー戦でかなり違和感があって、今はまたそれを感じるようになってるけど、それ以上ひどくなる様な違和感ではないし、日曜日の出場を妨げるものじゃないよ」とのこと。そのとおりでありますよう。
一方でビクトルはこの会見にて、4年連続サモラ受賞なのに消えることのない批判には驚いていますか?との質問を受け、こう答えています。「僕はいつだって疑問符を付けられてきたからね、全く驚いてはないよ。バルサのポルテーロはそういう立場になる傾向にあるんだ。僕はここでもう何年も過ごしてるし、酸いも甘いも経験してきた。僕が願うのは、チームが自分にとって最良の結果が訪れること。批判を受けたことで驚きはしないよ。ポルテーロは批判を受け易いポジションだしね」
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