スアレス獲得はバルセロニズモに夢を抱かせるものだと強調。
ルイス・スアレスを巡っては、ムンディアル決勝を生観戦すべくリオデジャネイロを訪問中のジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が、当地にて報道陣の質問に答えています。まずは英国BBCが、ウルグアイ人デランテロの移籍金は9,400万ユーロではないか、と報じている件については、きっぱりとそれは誤報であると明言したプレジデンテです。
「移籍金の額はバルセロナ筋で言われている額のほうに近く、8,500万ユーロには達していない。ただ金額についてはここで明らかにするつもりはない。選手のプレゼンテーションの際に発表となるだろう。契約期間は5年間だ」
つまり当初メディアで言われていた、8,100万ユーロは上回るようです。。では、ムンディアルでの噛み付き事件によって、彼の移籍金は安くなったのでしょうか?
「彼のイメージが移籍金を下げたかどうか、私は知らない。私たちが行ったこと、それはリバポーとの交渉だ。交渉は上手く運び、移籍金は両クラブにとって適切な額になったと思う。ただ移籍金が下がったかどうかは分からない。証明のできないテーマだよ」
リオデジャネイロ出張に同行したアンドニ・スビサレッタ同様、バルトメウ会長もまた、スアレス獲得は以前より計画されていた補強プランだったと語りました。「ムンディアルが開幕するずっと前から関心を持っていた。彼や代理人、彼のチームと話し合いは行われていたんだ。(事件で)計画が変わることはなく、私たちは前進した。彼がバルセロナのためでなく、フットボル界全般のために許しを乞うたことに私たちは感謝をしている」
処分軽減の訴え
とはいっても、スアレスが10月末までトレーニングにも参加出来ないなど、当初は思いもよらなかったでしょう。「ルイスはもちろんトレーニングをし、プレーをしたがっているが、彼にはそれが出来ない。彼は自分が間違っていたと言い、許しを求めた。そして自分が感じていることを言うという、名誉を与える行為を行ったものには、状況が変わるよう、決して同じことが繰り返されないように手助けをするべきだ」
スアレスへの処分が軽減されるよう、今後バルサは何をしていくのか。バルトメウ会長は言います。「選手からはすでにFIFAに対し処罰の軽減を求める訴えがなされており、TASへの控訴も準備されている。それがいつになるのかは知らないけれど、数日中に行われるだろう。いずれにせよ、TASの決定を私たちは尊重していくよ」
スペクタクルな能力を持ったゴレアドール
今回の記者さんたちの取材に対しても、“謝罪はスアレスに名誉を与える”とのフレーズを何度か繰り返した様子のバルトメウ会長。彼はウルグアイ人クラックの入団が、バルセロニズモに大きな希望を抱かせるものだと胸を張って語っています。「世界的レベルの選手が私たちの元でプレーすることは、大きな期待を抱かせてくれる。彼は若く、理想的な年齢でバルサにやってくる。彼には豊富な経験もあり、私たちはとても期待しているんだ。これから彼が私たちにすばらしいシーズンの数々をもたらしてくれる、そう確信している」
そして。「スアレスは希望を抱かせる補強であり、スペクタクルな資質を備えた選手。スビサレッタとルイス・エンリケが望んだゴレアドールだ。彼とリバポーを納得させた私たちは幸運だったよ。彼は私たち全員に期待させる、チームに希望を持たせる補強だ」
「私たちに一切の疑念はない。彼は信じがたい才能を持ったゴレアドール。彼が私たちのクラブへ来て、メッシやブスケツ、ピケ、イニエスタ、ネイマールと共にプレーすることは私たちの胸を弾ませてくれるね」
どこまでも前向きで楽観的なその言葉、とても力強いです・・・。わたくしたちもスアレスのカンプノウ生活が喜びに満ちたものになりますことを、心より期待することと致しませう。
コメント