冬の補強計画とサンドロ

11月のミーティングで本格決定していく。

FCバルセロナの冬の選手補強は今のところ、ノリートか別のデランテロか、大きく分けてこの二択となっているようです。夏のペドロ・ロドリゲスの退団、さらにラフィーニャの長期離脱により、バルサの前線は戦力的に少々心もとなくなっています。南米トリデンテをフル起用し続けることは不可能なので、パンチ力のあるアタッカーがもう一人必要となるわけですが、選手選びで監督とスポーツディレクターの意見が相違。これから数週間をかけ、考えをすり合わせていくことになります。

監督はノリートを、強化部は“第2のラルソン”(安価で)を希望

FIFAとかいう組織に科せられた制裁を全うし、なんの問題もなく新選手を登録できるようになる2016年冬のマーケット開店まであと3ヶ月弱。FCバルセロナの各部門はその時に向けてチーム分析や候補選手のスカウティングを進めており、このパロン(リーグ中断)を利用して、先週水曜日にはルイス・エンリケ監督とロベルト・フェルナンデス(セクレタリオ・テクニコ)がミーティングを行ったそうです。

16日付のSPORT紙によると、その会議でルイス・エンリケが伝えたのはマヌエル・アグード、通称ノリート(セルタ・デ・ビーゴ)へのこだわりでした。ノリートにはルーチョが率いたバルサBとセルタで一緒に仕事をした経歴があり、監督は彼の能力を高く評価している。ノリート自身も、もしガリシアチームを離れるのであれば、古巣で元ボスのいるバルサにのみ移籍するとの考えを明らかにしています。

しかしロベルト・フェルナンデス(と理事多数?)の考えは、“第2のラルソン” すなわちベンチを受け入れ出番となれば決定的な仕事をしてくれるベテランデランテロの獲得らしく、尚且つ移籍金が1,000万ユーロ以下で年俸も手頃な選手を求めているとされます。その“第2のラルソン”自体が10年間見付かっていないのに、そんな都合の良い選手を果たして掘り出せるのか。ベンチを受け入れている若手カンテラーノならすでにチームにいるのですが。

SPORT紙の説明では、クラブは規約によって今季中に負債を15%(約5,000万ユーロ)減らさねばならず、チーム年俸総額も増やせないとの制限もあります(詳しくはこちら)。昨日15日に29歳となったノリートは“第2のラルソン”になれそうな感じはしますが、契約解除金が1,800万ユーロなのでラインを超えてしまう。現チームメンバーの誰かを売り、移籍金が生み出されなければ、理事会にこの1,800万ユーロを出す考えはないようです。1,000万ユーロでどうにかするなら、半年間のレンタルでどうにか凌ぐ案が有力となります(ダビド・ビジャ?)。

トッテナムがサンドロに熱い視線

そこで移籍金調達要員となって、英国へとドナドナされるかもしれないのがサンドロ・ラミレスです。ここ数日、英国方面のメディアが盛んに取り上げているのが、トッテナム・ホットスパーズが冬市場でのデランテロ補強に強い意欲を燃やしている件。弱点である攻撃陣を補強するためにトッテナムは複数の選手をマーケットに出し、年俸総額を抑えようとしていると伝えられておりまして、ポテンシャルを備えながらも給料の高くない若手デランテロを求めている模様です。そこで各条件を満たすのが、マウリシオ・ポチェッティーノ監督もよく知っているというサンドロ・ラミレスになります。

サンドロに対して、トッテナムは2年前から関心を持ち、夏にはオファーも届いていたと言われます。しかしペドロがチェルシーへと去ったバルサにサンドロ(とムニール)を放出する考えはなく、ルイス・エンリケも彼らを慰留。少なくともチーム状況が変わりうる1月まではバルサで頑張るよう求めていたようです。

トッテナムはデランテロ獲得に1,000万ユーロ(+α)の予算を組んでいるらしく、その収入があれば、バルセロナとしては別のデランテロを獲得する扉が開きます。しかしながらトッテナムはバルサがサンドロに買戻しのオプションを付けることに難色を示しているそうで、仮に受け入れたとしてもかなりの高額になるとのこと(SPORT紙)。買戻しオプション付とはいえデウロフェウ(エバートン)、アダマ・トラオレ(アストンビラ)と若手デランテロを放出してきたバルサが、またもやサンドロを、しかもただの完全移籍で、となるとさすがにどうかと思います。

いずれにせよ、このドナドナ話が成立するかどうかは、サンドロ自身の意思次第となります。彼は今のところ、少なくとも今季いっぱいはバルセロナで続けようとの考えらしく(SPORT)、その点でクレは安心しても良さそうです。しかしヨーロッパリーグを戦うチームで出番を得られるのは悪くない話ですし、今後熱心な口説きが続けば、サンドロの気持ちも揺れるかもしれません。

一方、サンドロとともにタフな挑戦をしているムニール・エル・ハッダディですが、彼についてはクラブはこの冬での放出の考えはない模様です(同紙)。このモロッコ出身デランテロにはレンタルの申し出は幾つか届いているらしいのですが、収入を生み出さないレンタル移籍は冬のマーケットでは受け付けない。よって大きな現金オファーがないかぎり、ムニールは少なくとも夏までは残留となりそうです。

フェルナンデスからルーチョへの約束

いずれにせよ、冬のマーケットでどのように行動していくのかは、今後のミーティングで決定していきます。先週の話し合いでロベルト・フェルナンデスは、作成した補強候補選手リストをルーチョに手渡したそうです。監督はそのリストをこれからチェックし、二人は次のパロン(11月第2-3週)で再び話し合いを行う。これからの約1ヶ月でチーム状況が変化している可能性もありますし、例えばサンドロ(ムニール)が覚醒していれば、補強話自体がなくなっているかもしれません。クラブとしましては、それが理想的な結果です。逆のケースは、、、考えたくないので考えない^^;

現時点で監督とセクレタリオ・テクニコの意見が食い違っていると言っても、それは摩擦が生じているということではありません。SPORT紙によれば、ロベルト・フェルナンデスルイス・エンリケに対し、最終的に提示する候補者リスト3名のなかには、監督好みの選手を1人入れることを約束しているのだとか。セクレタリオ・テクニコは現在、興味ある選手たちを直接その目で見るべく、毎週各地のスタジアムへと足を伸ばしています。その甲斐あってすばらしいリストが完成しますように。

ちなみに来季のルイス・エンリケの補強希望ポイントは、セントラルを1人(アイメリク・ラポルテ、マルキーニョス、etc.)とセントロカンピスタを1人(アンドレ・ゴメス、ベラッティ、etc.)だそうです。

 

コメント

  1. レト より:

    ラフィーニャが離脱しているのですから何をおいても補強すべきポイントは駒不足の中盤だと思いますけどね。
    余裕があるなら左のCB兼SBも獲得して欲しいです。今のマテューはもはや大事な試合では召集外にして欲しいぐらいの体たらくなので。

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