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チャビ「三冠は唯ただバルサ次第」

バルセロナはレベルが一つ上だ、と元カピタン。

春は卒業・入学のシーズンですが、スポーツ開幕の季節でもあります。今週末に第一戦が行われるオートバイの世界選手権MotoGPもその一つなのですが、その舞台が中東のカタール。カタールと言えばバルサの前主将チャビ・エルナンデスが所属するアルサッドがある、ということで木曜日にカタールGPのプレイベントが催されまして、過去に9度世界王者に輝いたイタリア人ライダー バレンティーノ・ロッシが(37歳。ヤマハ所属)自らのチームを率い、チャビ擁するアスパイア・アカデミーと7人制フットボルの親善試合を行いました。結果はチャビチームが4-2で勝利を収めています。

バレンティーノ・ロッシと4年ぶりの再会

試合が行われたのはドーハにあるアスパイア・アカデミーの屋内施設です(アスパイア・ドーム)。バレンティーノ・ロッシは自らが主宰するVR46ドライバーズ・アカデミー(ライダー養成所)のイタリア人ライダーたちを引き連れての対戦。試合展開としてはアスパイア・アカデミーが早々に3-0にしてしまったので、気の利くチャビが途中からロッシ側に加わり、最後は4-2で終わった模様です。このファン垂涎の親善試合を終えた後、バレンティーノは興奮冷めやらぬ様子でこう語っています。

「大のフットボルファンとして、チャビ・エルナンデスのような偉大な選手とプレーできる機会が持てるっていうのはすごく特別なことだよ。僕は自分のチームに対し、ベストを尽くすように言ったんだけれど、彼らのようなチームが相手だと出来ることは少なかったね」

一方でチャビも、スーパーライダーとの対戦を大いに喜びました。「バレンティーノ・ロッシのようなレジェンドとこういった経験を共有するのは特別だね。彼のチームとの試合に参加できたことを誇りに思うし、彼らが勝利を目指して真剣にプレーに臨んでいたのは確かだよ。楽しく過ごすだけではなくてね」

ちなみにチャビバレンティーノは2011年のMoto第5戦カタルーニャGPの際に知り合いになったのだそうで。VIPとしてパドックを訪れたチャビの右足にロッシがキスをした、との逸話が残されています。

バルサがトリプレーテの本命

そしてチャビ・エルナンデスは遠く離れた欧州で快進撃を続ける古巣FCバルセロナについても語っています。水曜日にカンプノウで行われたアーセナル戦もテレビ観戦したとのことで、「もちろんアーセナルとの試合は二つとも観たよ。ペップバイエルンの試合も観たいから、チャンネルを変える誘惑には勝てなかったけれどね」と説明。タイトルレースの本命はバルサだと明言しています。

「バルサは今スペクタクルなレベルにあるね。全てのタイトルにおける本命チームだと僕は思う。チャンピオンズではダメな試合を一つしてしまうと敗退するから、優勝がすごく難しいのは承知の上だけれど、バルサは本命候補だよ。現時点では他のチームより一つ上のレベルにある。初のチャンピオンズ連覇を達成するのはバルサだと僕は確信している

チャビは続けます。「バルサが上手くいっているから僕はすごく幸せなんだ。彼らのレベルは本当に抜き出ているし、相手チームに攻守の両面で余地を与えないから、バルサの試合は観ていて楽しい。前線のトリデンテに、ブシやアンドレスが中盤がいる今のバルサはスペクタクルだね。全タイトルを獲得するか否かは、彼ら次第。バルサは現時点での世界最高チームさ」

さすが元カピタンだけあって、これぞバルセロニスタという贔屓目^^を持つセントロカンピスタは、ルーチョチームを次のように分析しました。「今のバルサはプレーの二つの局面を支配しているよね。以前の僕らはカウンターを仕掛けるのにもっと苦労をしていただろう。今は自陣で守りながら、前線の選手たちがとんでもないスピードで飛び出していけるからね。おそらく以前のようなポゼッションはないけれど、前線にあの3人がいれば、攻撃を作るのに30-40本のパスは不要さ。難しいだろうけれど、彼らならトリプレーテは達成可能だよ」

さてそのトリプレーテ達成への大きなカギとなるチャンピオンズ1/4ファイナル組み合わせ抽選会は、本日18日 日本時間20時よりニヨン(スイス)にて行われます。白組か、シメオネ組か、ペップチームか、イブラか… モルボ渦巻く抽選会、 バルサが当たるのはどのチームでしょうか。

 

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