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チャビ「カギは先制点」

非常に重要な一週間だとバルサの6番。

アトレチコ・マドリーとのチャンピオンズ生き残りを賭けた大一番に向け、タタチームの準備は進んでいます。地元ではこれが最終となる月曜日のトレーニング終了後、当番会見を担当した副カピタンのチャビ・エルナンデスは、「生きるか死ぬか」と考える決戦へと臨むにあたっての目標と自信をこう表しています。「アトレチコにフットボルによるダメージを与え、そして自分たちのプレーをするよう努めていくよ。自分たちがただすばらしい試合をすれば、彼らに勝てることを僕らは知っているからね」

求められるのは速く流動的なプレー

今シーズンすでに4度対戦し、そのいずれもがエンパテに終わっているシメオネチームとの戦いのカギは、「こちらが先制すること」だとセントロカンピスタは考えます。「僕らが先手を取れることを期待してるよ。彼らとの4試合ではまだ一度もリードを奪えてないから、あちらがどういうリアクションをするのか見るためにね。不利なスコアになれば、彼らはスペースを空けるかもしれない」

バルサの6番は続けます。「たしかにもうちょっと有利な結果を手にしておきたかったし、失点したことで難易度は上がりはしたけれど、僕らは勝利を目指していく。僕らはゴールを決めるためにデザインされたチームだ。その反対のこと、つまりは相手チームのプレーを壊すことを考えているハードなチームに対する時は、速いボール回しと流れるプレーが重要になるね

これは決勝戦のような試合だ。どちらか片方のチームが、敗退して帰途につかなければならない。相手が強靭で、勝者のスピリットを持ったチームなのはよく知っているよ。それによって彼らは、内容が良くない試合でも前進してきたんだ。僕らもまた、土曜日は良い試合ではないけれども勝った。アトレチコの守備が非常に堅く、スペースは残さないし、チャンスを作るのが容易ではないことは分かってる。でも全ては自分たち次第。求められるのは200%のプレーだ」

チャビはこれからの数日間を、「今シーズンにおける、最も重要な一週間」だと考えます。「カルデロンではどちらか1チームが肩を落とすことになるし、その次には厳しいグラナダでの試合が待っている。さらにその後はコパの決勝だ。チャンピオンズのこの試合の方が、リーガでのベルナベウ決戦よりも重要か?そうだね。その理由は、あの日はリーガでまだ数試合が残っていたのに対し、今回は90分、あるいは120分で決まるからだよ」。つまり、激しさMAXの戦いが期待できるわけであります。

バルデスが戦列を離れ、ピントがゴールを守るようになって以降、セントラルからのバックパスはスリリングさを増し、かつ相手チームのプレッシャーも激しくなった感があります。しかしチャビは言います。「ピントがいることで、そこで何かが変わったとは思わないバルデスがプレーをしていた時も、相手チームはかなり前線から圧力をかけてきてたよ。僕らが後方からボールをコントロールするのが好きなのを彼らは知っているから、そこで締め付けてくるんだ。そこをかいくぐれれば、僕らはゴールチャンスを生み出すことができる」

FIFAの処分は不公平

シーズンの決定的な時期に、バルサは良好な状態となって辿り着くことができたとチャビは考えます。「僕らはフレッシュな状態で臨めているし、それは良いことだね。ローテーションを上手く実施してきたことで、僕らはフィジカル的な強さを感じているんだ」。そしてメンタル的にもチームは団結していると強調する副カピタンです。「今年のバルサはスポーツ外でたくさん苦しんだね。あらゆることが起こったけど、それによってチームは団結してる。僕らは本当にすばらしい仕事をしているし、これまでに起こったことを考えれば、僕らがここまでに至るその様は称えられるだけの価値があるよ

そのいろいろ起こった最新の件が、FIFAによる処分です。ラ・マシア生え抜きの伝説チャビにとっては、今回の制裁は納得のいくものではありません。「内部の人間からすれば、FIFAの処分は全てにおいて不公平で釣り合いの取れていないものに思えるよ。ラ・マシアはきちんとした仕事をしているし、僕らの哲学でもある。処分が取り消されるよう、クラブは試みていくだろう」

「カンテラは僕らに多くを与えてきた場所だ。僕らはラ・マシアを守るために頑張っていかなければいけない。アンドレスやメッシといった選手は、カタルーニャやスペインの外から来た選手や家族が、ラ・マシアですごく大切にされていることの良い見本だよ」

 

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