後任ポルテーロ 選ばれしはシレッセン?

アヤックスに所属する27歳のオランダ代表。

クラウディオ・ブラボのマンチェスター・シティ移籍が濃厚とされるなかで、その後任選びに関する情報合戦も賑わいを見せています。当初はバレンシアのディエゴ・アルベスが有力であろうとされていましたが、この木曜日(18日)にはアヤックスのオランダ代表ジャスペル・シレッセンの名前が各メディアに登場。クラブ間の交渉は順調に進められており、ブラボの移籍交渉がまとまり次第シレッセンの獲得も発表されるだろうと一部では伝えられています。ただし、いずれにせよ事が動くのは次の週が明けてからのようです。

ルーチョはブラボに残ってほしい

クラウディオ・ブラボマルクアンドレ・テル・ステーゲン。世界トップクラスの選手を二人擁することで生じているバルセロナのポルテーロ問題は、チリ代表守護神のマンチェスター・シティ移籍で決着しそうな状況です。ブラボとしてはペップチームで正ポルテーロとして出場機会を手にでき、バルサとしてはまずまずの移籍金を得られた上で騒ぎを解決できる。テル・ステーゲンは名実ともにバルサの“背番号1”となれる。各方面にとって良い(悪くない)解決策となりそうなこのブラボのシティ移籍ですが、渋面なのはスカッドから信頼する選手が去るルイス・エンリケです。

ミスターがクラウディオ・ブラボに絶対の信頼を寄せていることはよく知られています。バルサ監督となる際にクラブにブラボ獲得を求めたのはルーチョですし、ブラボは抜群の安定感でその監督の信頼に応えてきました。ロッカールームでも大人ブラボは重要な役割を果たしているらしく、出来ることならチームを去ってほしくないのがルイス・エンリケの気持ちでしょう。しかし選手の希望やクラブとしての事情も理解はするので、納得のいく後任を確保してもらいたいというところだと思います。

アヤックスは放出に前向き

クラウディオ・ブラボの抜ける穴を埋めるべく、ロベルト・フェルナンデスを長とする強化部がまず監督に提案したのは、バレンシアのディエゴ・アルベス(31)のようです。リーガ経験が豊富で、移籍金も600万ユーロほどとお手頃価格。しかしこのブラジル人ポルテーロ案はどうやら、ルイス・エンリケを納得させるには至りませんでした。SPORT紙によると、強化部は“パコ・アルカセル交渉も容易になるから”と持ちかけたのですが、監督の意見は変わらず。クラブは別の候補を探すことになりました。

同紙曰く、ルーチョは昨季ビジャレアルにレンタルされていたPSGのアルフォンセ・アレオラ(23)の方を好んでいたそうです。しかしこちらはパリクラブの反対によって交渉は進まず。MD紙はそもそもバルサ側にアレオラへの関心はないとウワサを真っ向否定しています。いずれにせよ、こちらの線も実現の見込みは低そうです。

そして今回、有力候補として各メディアに浮上してきたのがアヤックスのオランダ代表ジャスペル・シレッセン(27)です。なんでもアヤックス新監督に就任したペテル・ボスさんはポルテーロの変更を計画しているらしく、シレッセンの放出に前向きなんだそうで。クラブ間交渉は順調に進んでおり、移籍金1,000万~1,200万ユーロあたりで近々話はまとまるだろうというのが各方面の見解です。SPORT紙もMD紙もシレッセンが有力と見てますから、可能性は高いでしょう。

ただしオペレーションがこの週末に完了することはなく、来週までお預けになるとされています。

足元に優れたポルテーロ

契約目前まで来ていたディエゴ・アルベス獲得にルイス・エンリケが難色を示したのが事実であるなら、ジャスペル・シレッセンで決まる場合は、それはルーチョが彼の資質に完全ではないにせよ納得したからといえます。MD紙によりますとこのオランダ人ポルテーロは足元の技術が非常にしっかりしていて、バルサの門番に求められる第一条件を満たしているのだとか。アヤックス学校出身ですから、そのあたりは信頼が置けます。

MD紙情報では、シレッセンはまた堅実で粘りのあるポルテーロだとも紹介されています。派手ではないけれど安定していて、ここぞというところポカを犯さない。一方でペナルティキックを止められない守護神としても有名で、2014年ムンディアルでは1/4ファイナルのコスタリカ戦において延長後半アディショナルタイムにバンガールによって交代させられたという逸話を持っています。

全てを高次元で兼ね備えるポルテーロは数少なく、クラウディオ・ブラボがいかに貴重な存在であるかが改めて実感させられます。ならばバルサ生え抜きのジョルディ・マシップで良いじゃないかと外野として思うところですが、ルイス・エンリケはポルテーロ3人体制の支持者ですから、ブラボが去るなら後任は獲得しなければならない(バルサBに人がいない)。良い選択がなされることを期待しましょう。

 

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