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再びデンベレを獲りに行く?

夢の必要なクレに、夢をくれそうなデランテロ。

カーディフにてクレが一番見たくなかった結末が訪れ、あちらこちらで白いお祭りが目に入るこの6月、チーム強化を進めるFCバルセロナに必要とされるのは的確でかつ夢の見られる補強です。マルコ・ベラッティが獲れれば大半のバルセロニスタが歓喜でしょうし、申し分ないのですが、いかんせん条件的には超高難度。無理でも仕方ないですし、代わりに来るのがバルサ愛を隠さないセリ(ニース)だとしても、それはそれで良いでしょう。むしろ彼は積極的に狙ってほしいです。

しかし夢を見るには不十分なので、エクトル・ベジェリンに行くと思うのですが、MD紙が前々からこだわっているウスマン・デンベレはなかなかに面白そうな存在です。まだ20歳と若く、パフォーマンスにムラがあるとはいえ、才能のほとばしりは凄まじい選手。規格外なスケール感が実にいいです。

加えて、バルサをお気に入りらしい点も嬉しいポイント。去年の3月、デンベレはBeIN Sportsの取材に対し、「バルセロナでプレーするのは夢」「ネイマールメッシにインスパイアされてる。どちらもすごい選手だよ。彼らの試合を見て、トレーニングで再現しようとしているんだ」とコメントしています。

恩師が去ったことの影響は

昨年夏、第4のデランテロを探すバルサの誘いを断り、フランスのレンヌからドルトムント移籍を決意した背景には、「出来るだけ多くの試合に出たかったこと」と、「トマス・トゥチェル監督の存在」がありました(4月10日付 仏L’EQUIPE紙)。しかし5月末には、デンベレがドイツ行きを選ぶうえで重要な役割を果たしたトゥチェル監督がドルトムントを退任。世話になったオーバメヤンもまた移籍が濃厚といわれる状況につき、デンベレをBVBに引き留める理由は薄くなっているかもしれません。

そして、ジェラール・デウロフェウはカンプノウ復帰を迷っているようだし、ならばデンベレを獲得できそうな黄金のチャンスにバルサは賭けようとしているというのがこの5日付のMD紙です。もし彼自身にトリデンテと一緒にやってみようとする気持ちがあるなら、挑戦してほしいと思う選手。しかしプレー時間を重視するなら、今年はまだ難しそうでしょうか。

 

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