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ベラッティとバルサ、最初の面談

選手と代理人がクラブ理事とレストランで会ったという。

夏の補強に関するすったもんだを、あちらではテレビドラマに見立てて“クレブロン culebrón”とよく言いますが、マルコ・ベラッティを巡るクレブロンは最初の盛り上がりに入ってきたような印象です。好き合っている者たちの最初の密会。現在、イビサ島にてバケーションを満喫中のイタリア代表セントロカンピスタが水曜夜、代理人とともにFCバルセロナのハビエル・ボルダス理事と会ったとされていまして、ベラッティ側からはバルサへと移籍したいとの思いが伝えられたそうです。

退団のためにクラブに圧力をかける

その少し前、メディアにはレオ・メッシマルコ・ベラッティが島内の有名なレストラン LIO で一緒に食事を取った、との情報が流れていました。発信者はイビサ・プレス社のパパラッチ、セルヒオ・ガリードで、彼はラジオ局COPEの番組 El Partidazo にて“ハビエル・パストーレが中心となってメッシベラッティが飯を食った”と発言。しかし実際はそのような事実はなく、ベラッティが会ったのは友人たちと代理人、そしてバルサのハビエル・ボルダス理事だというわけです。

ちなみにガリードさんが言うには、パパラッチした写真はメッシよりもクリスティアノのほうが高く売れるそうであります。これは負けても全然悔しくない。

ベラッティ×ボルダス会談をスクープしたSPORTによりますと、話し合いはくだけた雰囲気で行われました。以前から顔見知りだったという両者は意気投合し、選手はこの夏バルサとの契約書にサインすることに意欲を示したらしく。その目標を達成するためには、PSGを可能なかぎり圧迫していくつもりだとベラッティドナト・ディ・カンプリ代理人はボルダス理事に約束したそうです。

PSGを説得する難作業

しかしクレブロンには障害がつきもの。二人の恋路を妨害する壁が高いほど、物語は盛り上がっていきます。このベラッティ移籍交渉でいえば、その壁は言うまでもなくパリ・サンジェルマン。彼らは売る側のクラブではない上、このイタリア代表セントロカンピスタを移籍不可選手に分類していますから、話し合いの席についてもらうことがまず非常に困難です。「お父さん、バルサさんと会って」的なマルコの説得、もしくは圧力は実を結ぶか。話を前に進ませるには、ここの扉を開けねばなりません。

そして交渉の扉が開いたとしても、次に待ち構える移籍金の壁。スタート値が1億ユーロであれば、バルサにとっては無理ゲーです。交渉相手は歯ごたえがありすぎて、噛めばアゴが外れそうなアルケライフィ会長。我らののび太バルトメウ会長で太刀打ちできますでしょうか。

どうにもならなくなった時の最終手段は、ベラッティにトレーニング参加拒否など反乱を起こしてもらうことですが・・・そこまでしてしまうと後味が良くない。あの手この手の交渉術で、PSGを説得せねばなりません。

覚悟を決めている

ベラッティは滞在先のイビサ島でMD紙の取材に応じ、16日の同紙では自分が表紙の新聞(見出しはベラッティ会議)を持って堂々とポーズを取る写真の掲載を許すなど、退団への覚悟を決めているのが伝わってきます。これがイタリア方面ではかなり反響を呼んでいる模様。リスク承知でこういう意思表示をする選手は少ないですし、なにがなんでもカンプノウを我が家にしたいという気持ちも見えてきて、クレ印象も良いです。単純な者としては、情が湧いてくるんですよね。

交渉成立を支持する、そのための理由を探し始めている自分がいるのを感じています。

もし話が上手くまとまるとして、あとはどのくらいのお支払いとなるか・・・。クレブロンの顛末を楽しみに、ニュースを追っていくことといたしましょう。まだ先は長いです。

 

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