移籍のウワサには、改めてバルサで幸せと強調した背番号6番
ユベントスとの熱戦を終え、チームトレーニングが休みとなった11月23日(木)。バルセロナ市内で行われたガン撲滅のためのマラソン大会告知イベントに、デニス・スアレスが参加しました。いわゆる公式サポーターとなっているデニスはメディアの取材に対し、現在のチーム状況や週末のバレンシア戦、移籍のウワサなどについてコメントをしています。
ガンと闘うマラソン大会
デニスが参加したのは、英語に訳せば「ラン・アゲインスト・キャンサー」とでもいいましょうか。ガンの研究団体(AECC)がスペイン各地で行っているマラソン大会 Carrera Contra el Cáncer の告知イベントで、バルセロナでは来週12月3日(日)に開催されます。バルセロナでは今回が初開催のようです。部門は10kmと4km。出場したいなぁ。
このプレゼンテーションにはデニス・スアレスの他、シンクロナイズドスイミング選手で2012年ロンドン五輪銀メダリストのオナ・カルボネイと、エスパニョールのジェラール・モレノが参加。デニスはU-21で一緒だったイェライ・アルバレスが精巣ガンの治療・リハビリ中ですから、思うところもあるでしょう。
一番怖いのはバレンシア
■チーム状況について:「僕らはリーガでは2位に4ポイント差を付けた首位で、チャンピオンズではグループステージを突破して、国王杯も勝ち抜けへむけて順調だ。すごく良いシーズン序盤になってるよ」
■バルサのフットボルが退屈との批判:「リーガでは首位、チャンピオンズではグループ1位で1/8決勝進出しているバルサが退屈で、これだけゴールを決めて失点の少ないチームが退屈なら・・・ 僕はなにを言えばいいのか分からないよ」
■リーガのライバル:「一番怖いのはバレンシアだね。僕らの次の対戦相手だ。でも先は長いからね、メスタージャでなにが起ころうとも、リーガはそのまま進まないさ」
■個人的な状況:「僕はバルサで幸せだよ。選手だからもっと試合に出場したいけれど、プレーをした時の自分のパフォーマンスには満足してる」
■冬の補強:「たくさんの名前が出ているよね。もしもウワサされている選手が全員やってきたなら、スカッドは60人編成になるだろう。来る選手は歓迎するけど、今のスカッドもとても良いんだ」
■トリノ控えになったメッシ:「レオがプレーしないと世界中が驚くけど、昨日の僕らは彼抜きでも良い前半だった。彼の契約延長に関しては、僕らと一緒にここに長くいるだろうと思う。明日はトレーニングをして、日曜日は試合に出るだろう。バルサはレオの人生のクラブだからね、落ち着いてるよ」
先日の実益を重視したユベントス戦後、バルサ系メディアではちらほらと「退屈なフットボルへの批判」という言葉を見かけるようになってきています。
退屈という言葉がなんならば、渋すぎるとでも言うか。バルベルデのチーム運営には文句はないものの、もうちょっと“バルサらしい”フットボルの頻度を増やしてほしくなってきているバルセロニスタです。パウリーニョもいいんですが、このデニスの出番が増えると不満もちょっと減るかもしれませんね。
コメント
ユベントス戦は手堅く終えられたことは評価できるのですが、
それ以上にメッシ不在だと全く点の匂いがしないのが気になります。
今のバルサはリーグ優勝に求められる「安定感」は抜群ですが、CL優勝に求められる「怖さ」は足りないですね(シティやPSGの怖さは別格ですから)。
デウロフェウやデニスはまだまだ力不足でメッシやイニエスタの負担軽減を求められるレベルではないと思います(ロベルトがそうだったようにデニスもあと1年はかかるのではないでしょうか)。
誰が獲れるかはわかりませんが、やはり前線か2列目に攻撃の牽引役が1人は欲しいです。
補強の成否次第では今季のCLはこれまで以上にクジ運任せになるのではないかと。