ベルナベウを陥落させ、優勝争いから脱落させたい
今回のベルナベウ・クラシコのポイントは、バルセロナがリーガで首位を快走し、4位マドリーに11もの勝点差(暫定)を付けていることです。昨季のベルナベウ対決とは逆に、リーガ優勝戦線に止まるために勝利を義務づけられているのは白組さん。もしバルサが勝てば、優勝争いのライバルを1つ減らせましょう。クレへの最高のクリスマスプレゼントを大いに期待です。
危険なライバルを早く消すに越したことはない
レアル・マドリーの立場からみれば、土曜日のバルサ戦はもう土俵際です。引き分けでは不満足で、勝つことが必須。負ければ早くも終戦ムードが漂うでしょう。
ではバルサはどうかといえば引き分けでは物足りず、やはり勝ちたい。相手がマドリーだからというのはもちろんのこと、勝つことによって得られるものがかなり大きいのがこのクラシコ。勝ちと引き分けでは大違いです。
バルサが勝って得られるもの、それは2位アトレティコとの差を6ポイントのまま保つ勝点3と、リーガ優勝争いのライバルが2つ(アトレティコとバレンシア)に減った状況です。残り試合が半分以上あるので決定打にはならないにせよ、KO寸前までマドリーの足をふらつかせられる。ステキです。うっとりします。
いつもしぶといマドリーをレースから脱落させられる好機ですから、バルサ選手としても逃す術はありません。危険なヤツらは、早めに倒しておくに越したことはない。繰り返しますが、これはかなりの好機です。
予想先発イレブン
さて、そのレアル・マドリーに暫定14ポイント差を付けるための決戦でどんな先発イレブンを送り出すかですが、参考になるのは“今季のベスト前半”と評される、メスタージャでバレンシアを圧倒したメンバーと戦術プランでしょう。
あの第13節バレンシア戦の先発イレブンは、テル・ステーゲン、セメド、ウンティティ、ベルマーレン、ジョルディ・アルバ、ブスケツ、ラキティッチ、パウリーニョ、イニエスタ、メッシ、スアレス。
ウンティティが負傷中なのでピケに替わり、あの試合で負傷中だったセルジ・ロベルトを入れれば、ベルナベウ攻略作戦の先発11人が出来上がりそうです。ロベルトが入るのは、右ラテラルか中盤か。パウリーニョもラキティッチも使いそうなので、マルセロやベイルが怖い右ラテラルですかね。
しかしパコ・アルカセルがいないことで、控えメンバーに怖さがなくなる。前半はポゼッションでマドリーを焦らし、オープンになりそうな後半にパウパウでも面白いように思います。バルベルデがセメドをどれくらい信頼しているか。
アルバは問題なし、CR7は個別調整が続く
前日のトレーニングでグループとは別メニューで調整していたジョルディ・アルバは、木曜日のセッションで通常メニューを問題なくこなしています。重要な選手なので、これはクレにとって朗報です。
他方、アルバと同じく個別調整をしていたクリスティアノ・ロナウド(クラブW杯でふくらはぎにダメージ)は昨日もグループに加わっていません。クラシコには万全の状態で臨む(MARCA)という報道もあれば、用心のために軽めにしている(AS)という情報もあり、要するに外野にはよく分からん状況です。
このニュースのまとめ
- ・なんだかんだで危険なマドリーは早く脱落させたい
- ・そのため、バルサにとっても引き分けは物足りない
- ・パウリーニョは先発?
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