選手側との交渉成立を目指し、まず最初の動き。
FCバルセロナの2018年夏のセントラル補強候補として、SPORT紙が連日報じているのがセビージャのフランス人 クレマン・ラングレです。週末にセビージャとのコパ決勝があることも一つの理由でしょうが、どうやら実際の話も着実に進行中のようで。夏に向けて、ホットなひとりとなるでしょう。
補強ポイントであるセントラル
この夏のバルサにとって、セントラル(CB)は引き続き補強ポイントの一つとなっています。
今年の1月に契約更新をしたジェラール・ピケの残留は確定しているものの、彼もすでに三十路を迎え。
もう一人の柱サムエル・ウンティティは契約更新でクラブと交渉中(最終的には残留と予想)。
トーマス・ベルマーレンの残留/移籍は半々?
ジェリー・ミナはEU外選手枠の関係で、期限付き移籍かもしれません。
四人体制を維持するためには、一人の補強が必要になりそう。
そこで有力視されているのがセビージャのクレマン・ラングレ(22)です。
契約解除金3,000万ユーロ
ラングレがバルサの強化技術部の優先する補強候補だ、との記事をSPORTが最初に大きく扱ったのは、2017年11月7日だったと思います。
同じ日にMD紙は「選ばれたのはデ・リフト」と報じていて、以降両紙はそれぞれの主張を続けているのですが、現時点の印象として実現しそうなのはラングレなのかな、と。
その理由は
●ラングレの契約解除金が3,000万ユーロであること
●デ・リフトはアヤックスがこの夏の放出を望んでないこと
MDがこだわっているデ・リフトは、アヤックスがあと1年はチームに残したいと望んでいるようで、強引に引き抜こうとすると非常に高い。くわえて選手自身もプレーできることが第一だと繰り返しています。
ラングレもプレー時間重視ですが、本人の合意があれば3,000万ユーロでオペレーションが完了する。強化技術部とバルベルデは彼に賭けることで意見を一致させてるらしいので、あとは選手側との条件交渉だけです。
(やっぱりクエンカに賭ける度胸はないか・・・)
バルセロナ市内で面談
そのラングレの代理人とFCバルセロナの面談が今週、バルセロナ市内某所で行われたと報じるのは4月19日付のSPORT紙です。
身長186cm。バルサのセントラルにとって必須条件である正確なパス出し能力を備えた左利き。高い戦術理解力。左ラテラルもこなせる。22歳と若い。モンチ銘柄。イケメン。人柄も良い。
SPORTが今週月曜日に伝えた記事では、ラングレを獲得する上での難関は選手がプレー時間を希望していることでしたが、本日19日の記事では〈話し合い終了後のバルサは「契約は可能だ」と強い自信を抱いた〉そうです。
ウンティティの契約更新は、また別
記事を書いたアルベルト・ルジェ記者は自身のツイッターで「ラングレ作戦はウンティティの契約更新とは関係なく、バルサは彼をどうしても欲しがっている。クラブはウンティティとの契約更新と、競争を受け入れるラングレの獲得を試みていくだろう」と述べています。
「ピケ、ウンティティ、ラングレで2つのポジションを競い合い、ベルマーレンが第4セントラルとして残留するだろう、ジェリー・ミナは出場して自信を付けて戻ってくるためにレンタルされる」というのがルジェさんの考え。
そして1年後、デ・リフトを狙う計画でしょうか。ホルヘ・クエンカに上がってきてほしいけど。
バルサとセビージャとの接触はまだ行われておらず、土曜日のコパ決勝終了後に対話を始めていく模様です。
※このSPORTに対し、MDはバルサがラングレを獲りに行くのはウンティティとの契約更新で合意しない場合で、ピケとウンティティの控えになるためにラングレがバルサに来ることはないだろう、と反論しています。
このニュースのまとめ
- ・バルサは今夏、セントラルを1人獲得したい
- ・セビージャのラングレ(22)がその有力候補
- ・今週、バルセロナ市内で選手代理人とクラブが面談
- ・感触は良かったようだ
コメント
今季は置きに行った結果にせよ、個人的にバルベルデ監督の育成の手腕は信用していません。
レンタルなら確実とはいきませんが、ミナにとっては残留するより伸びる可能性があると思います。
来季の他の控えの状況も怪しいですね。
クエンカ一択で。
どうせ賭けるならカンテラーノ、というのがこのクラブなはずです。